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闇祓 の商品レビュー

4.1

95件のお客様レビュー

  1. 5つ

    32

  2. 4つ

    43

  3. 3つ

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2024/06/27

全てが繋がっていてとても面白かった。 正に口は災いの元。少し意味は違うかもだけど。 言霊というかなんというか、、、言葉は強いな

Posted byブクログ

2024/06/26

ヒトコワ的な感じかな…?と読んでたら、急なファンタジーホラーで1章が終わり、2章はまた舞台が移っていてヒトコワ的にはじまって… という感じで最初は何か得体のしれない感じがあったけど、読み進めるにつれて点と点が繋がってきて、最終章とエピローグで全て回収してるのが見事だった。 しか...

ヒトコワ的な感じかな…?と読んでたら、急なファンタジーホラーで1章が終わり、2章はまた舞台が移っていてヒトコワ的にはじまって… という感じで最初は何か得体のしれない感じがあったけど、読み進めるにつれて点と点が繋がってきて、最終章とエピローグで全て回収してるのが見事だった。 しかも読了感も、ヒトコワ的薄寒さは残しつつ、ファンタジーホラー的にはきちんとオチをつけて後味の悪さとかは残してない(むしろ爽やかな)ところが、なかなか他で味わえない感覚で面白かった。 私も解説同様、2章推し。

Posted byブクログ

2024/06/26

個人的・夏のホラー特集。”冷たい校舎”とか、結構ホラーチックだったりするので、初のホラー長編と言われても、『そうなの?』みたいな感じ。当然、違和感なんて全くなく、いつもの辻村節。丁寧に掘り下げないとスルーされがちな、ちょっとした人間の業みたいな部分を、上手く物語化してくれている。...

個人的・夏のホラー特集。”冷たい校舎”とか、結構ホラーチックだったりするので、初のホラー長編と言われても、『そうなの?』みたいな感じ。当然、違和感なんて全くなく、いつもの辻村節。丁寧に掘り下げないとスルーされがちな、ちょっとした人間の業みたいな部分を、上手く物語化してくれている。正しさの強要とか、ちょっとしたマウントとか、注意しないと『そういうものかな…?』で流れていってしまいそうなあれやこれやを、なんとも見事に言語化してくれてます。

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2024/06/25

人と人との交流を、いくつかの視点で見て、それぞれの解釈を進めていくと、まったく違う世界になってゆく。怖いけど日常にあり得るお話しです。

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2024/06/24

傲慢な感情の押し付け、闇ハラスメント 大小問わず、集団になると発生する闇ハラ 著者コメント 身近なあの名前のない悪意や善意 あの距離感や関係性に名前を付けました 「転校生」で読む、傲慢な親戚 「隣人」で読む、主婦達のギリギリの攻防 これなんか思い当たる事がありすぎる 「同僚」で...

傲慢な感情の押し付け、闇ハラスメント 大小問わず、集団になると発生する闇ハラ 著者コメント 身近なあの名前のない悪意や善意 あの距離感や関係性に名前を付けました 「転校生」で読む、傲慢な親戚 「隣人」で読む、主婦達のギリギリの攻防 これなんか思い当たる事がありすぎる 「同僚」で読む、会社でのパワハラ 10匹の蟻の法則を思い出した 誰しも中間でいたいけど 誰しも元凶となり得る闇ハラ そこから、闇を祓う者と元凶家族達との戦いとなる ホラーの皮を被っていただかないと怖すぎる 現実的な闇の表現は、経験者も多いのでは そして、祓ってくれる人はいない 現実の方がホラー

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2024/06/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

長編ホラー小説。 5部構成になっており短編かなと思いきや最後に全ての物語が繋がる。 人間の持つ本来の不気味な闇と超常現象的(オバケ的)な闇が違和感なく描かれている。 とても読みやすく面白かったです!

Posted byブクログ

2024/06/23

【闇ハラ】闇ハラスメント…ネガティブな事情や気持ちを一方的に相手に押し付け、不快にさせる言動と行為。 あるある、こんな人に出会ったこと。 この作品は、誰でも自分の中にもっている闇の部分を操り、支配し、挙げ句の果てにとり憑く人たちの物語だ。 自分の中のネガティブな感情を人にばら...

【闇ハラ】闇ハラスメント…ネガティブな事情や気持ちを一方的に相手に押し付け、不快にさせる言動と行為。 あるある、こんな人に出会ったこと。 この作品は、誰でも自分の中にもっている闇の部分を操り、支配し、挙げ句の果てにとり憑く人たちの物語だ。 自分の中のネガティブな感情を人にばら撒いてなかったか⁈ 闇ハラを感じたら⁈ 短篇集のようで長編ホラーミステリー。 ナゾの転校生:白石要、彼に目をつけられる原野澪の加害者と被害者の単純な話ではない。 第二章『隣人』がリアリティで怖かった。 プロットさすが!

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2024/06/23

目を惹くタイトル、「闇祓」。 まるで小野不由美 著 「魔性の子」を思わせる、山田章博氏の挿画。帯に踊る「本格ホラーミステリー長編」の文字!もうとにかく即買いでした。 満足。本との出会いはそれだけで楽しい さて、本題 昨今様々な「ハラスメント」と対峙している世の中だけども「闇ハラ...

目を惹くタイトル、「闇祓」。 まるで小野不由美 著 「魔性の子」を思わせる、山田章博氏の挿画。帯に踊る「本格ホラーミステリー長編」の文字!もうとにかく即買いでした。 満足。本との出会いはそれだけで楽しい さて、本題 昨今様々な「ハラスメント」と対峙している世の中だけども「闇ハラ」は言い得て妙だなぁ、と。 表題に感心したのも束の間、作者が何を闇ハラと捉えているのかがゆっくりと開陳されていくと、その恐ろしさにぞっとする。 決して突飛な世界じゃない。 どこまでも自分たちの日常と地続きなのだ、と。 己の経験や感覚と照らし合わせた時、自分もこんな言いようの無い衝動に襲われた事は無かったか、と。直接的な恐怖描写よりも、肌をうっすらと撫ぜるような恐怖が流石の辻村作品です。 辻村さんのホラー作品は短編集「ふちなしのかがみ」の「踊り場の花子」が特に好きなのだけど、今作の「闇祓」もオススメです!

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2024/06/23

知らぬ間に自分の心理が操られてしまう恐怖が描かれていて読んでいて恐ろしくなりました。 特に『隣人』が怖かった。 相手との会話の距離感を誤った応対が与える違和感が恐怖に変わるところが凄かったです。

Posted byブクログ

2024/06/22

うわぁ…凄かった… ホラーなんだけど、普通に日常にあるあるな出来事で鳥肌。 闇ハラはいつでも自分の近くに潜んでる…こわ! 辻村深月さんの"噛みあわない会話と、ある過去について"に次いでゾッとする1冊だった。

Posted byブクログ