叡智の図書館と十の謎 の商品レビュー
30ページ程度の10の短編をまとめてひとつの物語にし、そこに仕掛けまで施されていて感心。 未来への願いがこもった物語だと思う。
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タイトルからは想像もできない物語の展開に目が離せなかった。 一つ一つの短編がとても濃くて、引き込まれて、それぞれもっと詳しく読んでみたいと思ったほどでした。 最後の方よりかは最初の5問題あたりが好きだったかな。 分かったような分からないような…。まだまだ読み込めるんじゃないかと思...
タイトルからは想像もできない物語の展開に目が離せなかった。 一つ一つの短編がとても濃くて、引き込まれて、それぞれもっと詳しく読んでみたいと思ったほどでした。 最後の方よりかは最初の5問題あたりが好きだったかな。 分かったような分からないような…。まだまだ読み込めるんじゃないかと思ってます。 エピローグ、私には全然ピンと来なかったけどなにかの作品のシーンなのかな? お話の設定が新鮮で、石板が鍵となる物語を再生してくれるのだけど、毎度全く異なる世界、時代、場所になるのでその導入を読むだけでわくわくした。 人間の醜さ、優しさ、不完全さ、でもとても尊い存在であることを教えてくれました。 あとがきも著者の読書好きが伺えて、なんだか身近に感じました。 もっと他の作品も読みたいなー。
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連作短編ではなくテーマにそわせて並べた短編集だと思う。ずっと楽しめるが小粒感。器用な印象。あと出だしのあたり、無くても伝わるのに何故か入る重複擬音描写が多い文体で少し読みにくかったが、いつしか消えた。何だったんだろ。
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中公文庫から2019年に刊行されたものに、pro[log]ueとepi[log]ueを書き下ろしを足したもの。 叡知の図書館を求め旅するローグはしゃべる石板と共にある。目的の物っぽい塔の縛(いましめ)を解くために塔を守っている彫像の乙女に10話のエピソードを求める答えとして見せて...
中公文庫から2019年に刊行されたものに、pro[log]ueとepi[log]ueを書き下ろしを足したもの。 叡知の図書館を求め旅するローグはしゃべる石板と共にある。目的の物っぽい塔の縛(いましめ)を解くために塔を守っている彫像の乙女に10話のエピソードを求める答えとして見せていくのが珠玉の短編となっていた。どれも不思議な世界観を呈し、面白かった。ちょっとした空き時間に読める。 全体の作りが見えにくく、石板が英語で話すのが読みにくかった(フリガナが日本語)。 お話を読みなれているなら、中学生から。基本は高校生以上。
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連作短編が好きなので、新装版になって発売されて嬉しい。 書き下ろしのプロローグには「もしかして、あの作品のキャラかな?」となる遊び有り。 多崎氏の作品を読んでみたいけれど、ファンタジー系かSF系か…どれから手を付ければ良いか迷っている人にお勧め。好きな系統の短編が見つかれば、次は...
連作短編が好きなので、新装版になって発売されて嬉しい。 書き下ろしのプロローグには「もしかして、あの作品のキャラかな?」となる遊び有り。 多崎氏の作品を読んでみたいけれど、ファンタジー系かSF系か…どれから手を付ければ良いか迷っている人にお勧め。好きな系統の短編が見つかれば、次は同系統の長編を読んでみて欲しい。
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10通りの世界を旅出来る連作短編集。 塔を守る10本の鎖を解き、叡智の図書館にたどり着くため、旅人は魔法の石版の力を得て、守人の質問に答えていく。 そのヒントになる物語を、石版が検索して見せてくれるのだけど、場所も時代も違うそれらがすごく面白くて、読んでいてわくわくしちゃった。...
10通りの世界を旅出来る連作短編集。 塔を守る10本の鎖を解き、叡智の図書館にたどり着くため、旅人は魔法の石版の力を得て、守人の質問に答えていく。 そのヒントになる物語を、石版が検索して見せてくれるのだけど、場所も時代も違うそれらがすごく面白くて、読んでいてわくわくしちゃった。 短編だから1編15分くらいで読めるし、寝物語としてもすごくよかった。 ファンタジーがお好きな方はぜひ。
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初読みの著者で、『レーエンデ国物語』が気になりつつの取っ掛かりとして読んでみた。 叡智の図書館へのアクセスのために守り人の十の謎に正答しなければならない。 問いに対してタブレットが検索・表示するそれぞれの物語と、そこから導かれる答え。 問いと答えに関する短編で解く守り人の正体。 ...
初読みの著者で、『レーエンデ国物語』が気になりつつの取っ掛かりとして読んでみた。 叡智の図書館へのアクセスのために守り人の十の謎に正答しなければならない。 問いに対してタブレットが検索・表示するそれぞれの物語と、そこから導かれる答え。 問いと答えに関する短編で解く守り人の正体。 知的興奮や感動の期待からは、ややハズレと感じた。 24-18
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伝説の図書館にたどり着いた旅人に守人は謎をかける。十の物語を鍵に全知全能の扉は開くのか。本格ファンタジーの新旗手の意欲作!
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面白すぎた。 問答のひとつひとつも面白いんだけど、純粋にひとつひとつの物語が面白すぎた。 多崎先生の本はレーエンデ国物語から入ったわたしにとって、この本の第七問の日本が舞台の物語を読むまでは、多崎先生って日本が舞台の話って書かないのかな? と思うくらいになっていたので、日本が...
面白すぎた。 問答のひとつひとつも面白いんだけど、純粋にひとつひとつの物語が面白すぎた。 多崎先生の本はレーエンデ国物語から入ったわたしにとって、この本の第七問の日本が舞台の物語を読むまでは、多崎先生って日本が舞台の話って書かないのかな? と思うくらいになっていたので、日本が舞台の話がこんなに面白とは!!! と感動して感銘を受けた。 え、妖狐ってそんな感覚なの?人間と妖怪ってそんなに常識と感覚が違うんだね?みたいな。笑 つまりそんな視点をよく思いつくな、とものすごく唸ったというか感動したというか知らない角度から来る物語を読んで歓喜したというか。 なのでこんな感じで日本を舞台にした長編ファンタジーも読んでみたい!と強く思った。 第九問のマシン主体の話も、その視点かーーー!となった。あとマシン視点からしても、猫は圧倒的にかわいかった。 てか、これだけ熱量のこもった完成された短編を十遍もよく思いついて書けるなぁと感動して、多崎先生のすごさを改めて知りました。 そして全体を通して、話はバラバラであっても物語としては大きくひとつになっている構成が、レーエンデ国物語が最初から5巻までの構想があったという、壮大なテーマから逆算して物語を書いて行くのかな?と想像させる多崎先生らしさを感じたし、それがすごいな、と感動。要するにひたすら感動した。 この本はしばらくして読み返すと、また新しい気付きがありそうだな、と思う。 あと、後書きでプロローグに何かを仕込んでたらしいことが書いてあったのだけど、わたしにはそれが、こういうこと?という感じにしかわからなくて、んーでもなぁ、と思うので、誰か答えをください!! とものすごく思っています。笑
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世界観キャッチアップできたのが2問目終わったあたり。いろんな設定の物語を書ける方なのはよくわかった。 ただsf系はあまり特技ではないので、最後の方ちょっと?が増えてしまった。 2024.8.15 123
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