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神の悪手 の商品レビュー

3.6

42件のお客様レビュー

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2026/04/15

読み易かった。 将棋のルールは何となく分かるけど、文字に起こしたらさっぱり分からなくなった、けど内容は面白かった。特に「ミイラ」の話が面白かったな。

Posted byブクログ

2026/04/05

将棋の話がある短編集と思ったら5編とも将棋の話で驚き。面白いのがまた凄い。 テーマが寄りすぎててちょっとダウン。頭で棋譜が並べられる人が読むとめっちゃおもろいと思います。

Posted byブクログ

2026/03/28
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※このレビューにはネタバレを含みます

将棋を題材にしたミステリ短編集。 将棋界だからこそのミステリ展開だったけど、そこから普遍的な考え方みたいなものが感じられた。『弱い者』、『ミイラ』では対局、詰め将棋の中で感じられる違和感に真剣に向き合って真相に至る。表題の『神の悪手』では、棋譜の通りに打てばアリバイが証明できるという、まさに神が用意したかのような筋書きに逆らって、棋士として無意識に棋譜から逸れる最善手を打ってしまう。なにが正しいのかは分からないが、神が用意した筋書きは人としては悪手を連ねた筋書きで、表題を見事に表しているように思った。 また『恩返し』では、自作の駒が選ばれなかったことが「結果」ではなく、「手段」だと表現されている。選ばれなかったという結果を受け止めて、なぜなのかということを突き詰めることで、さらに自身を高めていく手段にすることができる。

Posted byブクログ

2026/03/04

将棋にしかないどんでん返しな展開と芦沢さんの心理描写の緊張感が素晴らしかった。将棋の面白さを再認識できる作品。

Posted byブクログ

2025/12/20

将棋好きには 堪らない短編サスペンス 被災地で天才少年と出会う? 三段リーグでの戦い 詰将棋作成で謎の少年 事故に遭って後遺症の残る青年 駒師としての戦い 見る将棋、詰将棋、タイトル戦前日の検分 将棋の様にその先を長考したくなる展開は圧巻

Posted byブクログ

2025/12/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

タイトルになっている神の悪手がいちばんつまらなかった。棋譜で死亡推定日時が1日覆るわけ無いだろと冷めてしまった。彼が何を伝えたかったのか風呂敷を広げたままで放り出されるのは釈然としない。 ミイラがいちばん面白かった。

Posted byブクログ

2025/12/04

2025.12.3 読了 将棋を題材にしたミステリ短編集 芦沢央作品にしては後味が悪くない(笑) どのお話もそこまで将棋に詳しくなくても楽しめると思う。 私は前半3作はミステリとして面白く読めたけど後半2作はいまいち乗り切れなかった。 将棋を知ってたら楽しめたか?というとそうで...

2025.12.3 読了 将棋を題材にしたミステリ短編集 芦沢央作品にしては後味が悪くない(笑) どのお話もそこまで将棋に詳しくなくても楽しめると思う。 私は前半3作はミステリとして面白く読めたけど後半2作はいまいち乗り切れなかった。 将棋を知ってたら楽しめたか?というとそうでもなくて好みの問題だと思う。

Posted byブクログ

2025/12/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

5つの物語からなる短編集 どれも将棋がテーマでありながら一つ一つ違うストーリー どれも奥が深く、短編集にするのがもったいないくらい 1話め 弱い者 大震災後の避難所が舞台 被災者を元気づけるための復興支援で将棋を指していた北山八段は、おぼつかない手つきながら時折鋭い手を指してくる少年に惹きつけられる。ところが強いはずの少年が詰めを誤り悪手を打つ。それも二度も。 試合後の表彰式で少年へ「奨励会に入らないか」と提案する北山。さらに「内弟子にならないか」とも。 そこではじめて少年だと思っていたその子が、実は女の子であったことを知る… 避難所で起きていた犯罪。見知らぬ人が夜中に布団に入ってきていた事実。あまりの恐怖に、自ら髪を切り「男の子」になり切って自分の身を守るしかなかった彼女。 悪手を放っていたのは、試合を終わらせないため(彼女につきまとうボランティアが帰るのを待つため)だったことが判明する。 大震災の後の復興には莫大なお金と時間がかかる。地震直後には命が助かった喜びしかないが、長期化するにつれて様々な問題が出てくる。 無いに等しいプライバシー、避難所に持ち込む荷物の差、女性なら月のものも来るし、いびきで寝られないこともある。赤ん坊なら泣かずにいられないし、ミルクやオムツも足らなくなる。持病の薬が足らなくなる人、コンタクトレンズがなくなって目が見えない人… 何日もお風呂に入れず、トイレは汚物で溢れかえり衛生状態は日に日に悪くなる。そんな中で起こる犯罪… これは本当に起こり得る話で、実際起きていた話も聞いたことがある。女性だから男性だから、では済まない話。物語は帰りの空港に向かっていた北山が、迎えの車を断るつもりで口を開くシーンで終わる。その後どうなったのか、は読者に委ねられる。避難所に戻って少女と話をし、内弟子にしたのだろうか。この続きを読みたかった。 2話め 神の悪手 奨励会の三段リーグ。満26歳の誕生日を含むリーグ終了までにプロになれなければ退会を余儀なくされる。その最終日の前日に、啓一の部屋を訪ねてきた村尾は、まさに最後のリーグであり、現在第二位タイ。村尾は、明日の最終戦で啓一が戦う、現在トップの宮内への攻略戦を教え、宮内に勝ってくれと頼む。明日の最終日に啓一が戦うのは、トップの宮内と村尾の2人。 啓一が宮内に勝ち、村尾に負ければ、村尾はリーグ優勝となりプロになれるのだ。 あまりの理不尽な話に、部屋を後にしようとする啓一だったが、村尾に引き止められた腕を振り解いたとき、村尾は大事なトロフィーが宙に舞うのを受け止めようとバランスを崩して転倒し動かなくなってしまう。怖くなってそのまま部屋を立ち去ってしまった啓一。翌日、リーグ開始時間になっても現れない村尾。そして村尾が教えた手の通りに進める啓一。棋譜の通り寸分違わず進んでいく対局。この対局をアリバイに変えるアイデアが浮かび、すがるように棋譜通りに打つ啓一。神が味方している、と思うほどに… 人間の「自分だけが助かれば」という浅はかな願いに、読んでいて胸が締め付けられるような気がした。そして最後。村尾の作った棋譜ではなく、自分の読んだ手を打つ啓一。果たして勝負はどうなったのか… 村尾はどうなったのかも含めて、結末を想像して悶絶する自分がいた。 5話目の恩返しは、将棋の駒を作る駒師の話。タイトル棋将戦で戦うのは、国芳棋将と弟子の生田。使う駒を選ぶ前検分で、兼春の作った駒と師匠の駒が出され、ここでも師弟戦に。一度は兼春の駒が選ばれながら、「もう一度選びたい」と言われ最終的に選ばれたのは師匠の駒であった。一度選ばれ歓喜しながら、最終的に落とされた兼春は、駒を作ることができなくなってしまう。駒師の話は、前に読んだ「盤上の向日葵」でも出てきたが、将棋の駒を作る駒師の凄さがよくわかる話であった。 他の2編も複雑でよくできた話で、全部が良かった。本当に全て長編で読んでみたい作品だった。

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2025/10/25

明日、藤井NHK杯王者vs羽生九段があります で再読 去年も同対戦ありましたが、千日手による再戦という震えるような展開で。 もう少年ジャンプかよと突っ込みたくなる、僕のようなへぼ趣味打ちにすら刺さる泥酔対局でした 将棋の知識がなくてもさらりと読めてしまう将棋がテーマの5篇、短編...

明日、藤井NHK杯王者vs羽生九段があります で再読 去年も同対戦ありましたが、千日手による再戦という震えるような展開で。 もう少年ジャンプかよと突っ込みたくなる、僕のようなへぼ趣味打ちにすら刺さる泥酔対局でした 将棋の知識がなくてもさらりと読めてしまう将棋がテーマの5篇、短編集 卓上遊戯の読み物としては圧倒的に僕は宮内悠介の「盤上の夜」を推したいのですが。 この神の悪手は将棋という遊戯に入り込んでいるわけではなく、将棋を通して思考回路やゲーム性をあくまでライトに物語表現として使用しています 雑誌等読むに芦沢さんもそこそこ打てるようなのですが踏み込まない そこがダメな人もいると思うのですが、僕は実に芦沢さんらしく好印象です 最初に「弱い者」という作品を配置してることもそんな配慮と思う 勝ち負けの競技ゆえ両方必ず生まれるゲームですが、主人公が被災地で復興支援として子供達と将棋を指します この導入から実に「人間味」のある話に展開しタイトルに集結させる これをいい話だな、と思う人もいるだろうし 卓上遊戯の必要すらないのではと思う僕もいるし でも、他の作品と同じく一貫して人間を描くために土台を見つけてる作家なんだと思う もう少し踏み外し(分かりづらくし)てと感じちゃうの僕はやっぱり所謂変な物語のが好きなのだろう これも充分楽しみましたけどね

Posted byブクログ

2025/09/11

芦沢央さんの短編集。この本の短編は、全て将棋をテーマに扱っています。”将棋の短編でミステリーが成立するのか?”と思いましたが、読んでみたら見事に著者の作り出す世界にハマってしまいました。 アマチュア大会優勝者の小学生がプロ棋士とのイベント対局であと一手での詰みをことごとく外す手...

芦沢央さんの短編集。この本の短編は、全て将棋をテーマに扱っています。”将棋の短編でミステリーが成立するのか?”と思いましたが、読んでみたら見事に著者の作り出す世界にハマってしまいました。 アマチュア大会優勝者の小学生がプロ棋士とのイベント対局であと一手での詰みをことごとく外す手を選択する。優勝するほどの棋力がありながら、なぜそのような指し手を選択していたのか。読み間違いではなく”対局を敢えて終了させない”ための選択の裏側には盤面以外での悲しい戦いが絡んでいた…「弱い者」 三段リーグ最終戦前日に訪問してきた友人棋士。ところが、ふとした不注意と悪い偶然から主人公である棋士は、彼の死に関わってしまう。訪問時に彼から示された対局の展開を予測した棋譜通りに対局を進めれば、自らのアリバイが成立する。プロ棋士へ最後のチャンスである対局において、アリバイを成立させる保身と、棋士として自らの判断で指し手を選択する矜持のはざまの葛藤の末に主人公が選択した手は…「神の悪手」 他短編3編とも、将棋の知識が無くても十分楽しめる内容でした。芦沢央さんにちょっとハマっていますが、本書も期待を裏切らない完成度でした。

Posted byブクログ