町なか番外地 の商品レビュー
同じアパートの住人それぞれの短編4つ。名前の件はもういいかなという気もしたけれど、これもまた小野寺さんだなという感じ。何でもない誰かの日々の暮らしだけれど、みんなそれぞれ何かを抱えて生きている。そんな話。温かな気持ちになった。
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最近、不動産作家と化している小野寺さんの新作はやはり、江戸川沿いに建つ小さなアパートの住人を主人公とした連作短篇集だった。 ベルジュ江戸川は1DKと2DKの部屋が1階と2階にそれぞれ1つある。ベルジュとはフランス語で“土手”の意味だそうだ。入居者は単身の女性2人、男性1人、それに...
最近、不動産作家と化している小野寺さんの新作はやはり、江戸川沿いに建つ小さなアパートの住人を主人公とした連作短篇集だった。 ベルジュ江戸川は1DKと2DKの部屋が1階と2階にそれぞれ1つある。ベルジュとはフランス語で“土手”の意味だそうだ。入居者は単身の女性2人、男性1人、それに3人家族だ。それぞれに暮らしがあり、その中でぼんやりと悩みや不満があるのはいつもと同じ。なんとなくコミカルで、なんとなく共感できる。そんな作品だ。 4篇の中では唯一シリアスな(とはいえ他人事ではあるのだが)青井千草さんの話が好きだな。
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なぜか心が揺れる日は、あの番外地へいってみたく なる…。平凡な暮らしが揺れ始め、岐路に立つ 4人が紡ぐ、行き違い重なりあう日々が新しく 輝き出す物語。
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