マリリン・トールド・ミー の商品レビュー
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フェミニストとは。 現代の問題とマリリンが立ち向かっていた問題がリンクして、とても面白かった。 コロナ禍の葛藤や寂しさ、窮屈さを抱えてながら誰しもあの頃を過ごしていたな。。。と改めて思い出させてくれた。 強い女性は素敵だと思えた希望ある本
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とても読みやすい文章でした。 フェミニズムの本。 マリリンモンローについても興味が湧いてくる。 こんなに立派な文章が書ける大学生と自分の文章力のなさを比べてちょっと凹みました笑 大学生って皆こんな感じなんですか?強いですね。
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コロナ禍で大学生活を送る事になった杏奈が主人公。男性優位の社会の不条理や生き辛さをマリリンの言葉を借りて紡いで行く。 フェミニズムを声高には言わないが当時のマリリンの状態を表す事により、胸に迫るものがあった。
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コロナ禍に入学した大学生杏奈の話。 ファンタジーかと思っていたらだんだん現実に。 何か大きな出来事があるわけではない。だからこそ日常の誰かの発言とか態度が異常に気になってしまう。どうしていいかわからないながらも手探りで少しずつ進んでいく様子がいい。 ちょっとしたきっかけでマリリン...
コロナ禍に入学した大学生杏奈の話。 ファンタジーかと思っていたらだんだん現実に。 何か大きな出来事があるわけではない。だからこそ日常の誰かの発言とか態度が異常に気になってしまう。どうしていいかわからないながらも手探りで少しずつ進んでいく様子がいい。 ちょっとしたきっかけでマリリンモンローに興味をもつ。いろいろ方面から調べる。思った以上に深い。昔の話で済まされることではないのだ。
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読んで良かった…。 コロナ禍。時代も国も越えて、あのマリリン・モンローと電話で語り合う大学生の杏奈。セックス・シンボルにもなっているマリリンの本当の姿は? ジェンダー社会論のゼミに所属する杏奈の日々を描きながら、マリリン・モンローという女性を通してフェミニズムについて描かれてい...
読んで良かった…。 コロナ禍。時代も国も越えて、あのマリリン・モンローと電話で語り合う大学生の杏奈。セックス・シンボルにもなっているマリリンの本当の姿は? ジェンダー社会論のゼミに所属する杏奈の日々を描きながら、マリリン・モンローという女性を通してフェミニズムについて描かれています。 物語を通して、男性優位社会での女性を取り巻く問題が浮き彫りになっていく。 ゼミでの議論シーンや杏奈の思考に、共感が止まらない! コロナ禍の入学と学校生活、修論、就活。 不器用ながらも一歩一歩ゆっくり成長していく杏奈と、一緒にいるような感覚。 マリリン・モンローについて描写は、新鮮な気持ちで驚きとともに読みました。 女性には共感性が高く刺さる作品だと思う。 これは多くの女性に読んでみてほしい。 『 Don't worry, you'll be fine !! 』 元気と勇気をもらえるストーリーでした。 『「減るもんじゃないし」という言葉で、女性は反論を封じられてしまう。だけどそれは減るのだ。男性たちの想像が及ばないレベルで。致命傷になるほど女性たちを損なうこともある、暴力なのだ。』 『ああ、日本にいると何気ない会話でも、女子はこうやって小さくバカにされて、このたびに笑顔を見せながら、謝ったり遠慮したり譲ったり、させられるものなんだ。(中略)女の子たちはおとなしくなっていく。飼い殺されていく。自信なんて持てるはずがない。』
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友達なし、恋人なし、お金なし。上京直後にコロナ禍に見舞われた大学生・瀬戸杏奈。孤独を募らせる彼女のもとに、ある夜、伝説の大女優から電話がかかってきて――。運命突破系青春小説! 私はコロナ禍が始まったときすでに学生は卒業していたが、ある意味若くて仕事にプライベートに満喫したい場面...
友達なし、恋人なし、お金なし。上京直後にコロナ禍に見舞われた大学生・瀬戸杏奈。孤独を募らせる彼女のもとに、ある夜、伝説の大女優から電話がかかってきて――。運命突破系青春小説! 私はコロナ禍が始まったときすでに学生は卒業していたが、ある意味若くて仕事にプライベートに満喫したい場面で職業柄最も我慢を強いられたし緊張の連続でストレスはすごかった。だから杏奈の閉塞感は痛いほど分かるし、ましてや一人暮らしの学生ならなおつらかっただろう。マリリンからの電話というファンタジーから始まるものの、後半は学術論文に着地するので結構硬派だ。もう少し二人の会話を楽しみたかった気持ちもある。フェミニズムに対してどんな立ち位置で論じるべきなのか、私自身は迷いがあるが、過去の有名人を色眼鏡で見てしまうことは彼らを二次的に貶めている可能性があるという指摘にははっとした。
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「マリリン・トールド・ミー」を読んでいたらやっぱりマリリン・モンロー出演映画が見たくなった。 コロナ渦の話で進むのかと思ったら、立派なフェミニズム本でした! 読んでいて泣きそうになる場面もあり、よくぞここまで著者は描いたなと思います。 本の中でいくつかマリリン・モンロー出演作品が紹介されています。 再見したくなったもの、未見のもの、また特定のシーンしかしらない作品もあります。Amazonプライムで何本か配信が始まっていました。 その中で、ひょんなところから男性が女装することになり、そこで日々どれだけ女性がセクハラに合っているか体験する作品があるので紹介します。 「お熱いのがお好き」 残念ながら、この本の主題であるフェミニズム映画でなく、世間のイメージであるセクシーなマリリン・モンローを代表する映画です。 ですが、 この映画の最後の最後のセリフが最高なのです。 「完璧な人などいない」 。最後に男であることをオズグッド3世に明かした際に、彼が言うセリフ「完璧な人などいない(Well, nobody's perfect.)」
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主人公の大学生、瀬戸杏奈が コロナ渦に大学生になって上京し、 一人暮らしの部屋に置いていた 電話からなぜかマリリンモンローから 電話がかかってきた。 そこからマリリンモンローに興味が沸き、 論文のテーマにマリリンモンローを起用する話。 フェミニズムとか、いろんなテーマが盛り込まれていて 個人的には少し根本的なストーリー展開が 見えなかった印象。 マリリンモンローは本来は世間に知られているような セクシー路線?を希望していなかったとのことで わずか36歳で亡くなっていたんだということも 知らなかった。 芸能人や有名人って、本来の自分の姿をは異なる 偽りの姿を世間に見せているものなんだと思う。 なかなか闇だな。
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コロナ禍の大学生の姿とか、仕事で女性らしくと言われることを嫌がりながらも好きな人の前では女らしさを存分に発揮する人とか、わかるわかると思うところがたくさんあった。 マリリンモンローにスポットを当てているところもおもしろかった。
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