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パレスチナ/イスラエルの〈いま〉を知るための24章 の商品レビュー

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4件のお客様レビュー

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2024/12/30

やっぱりガザともなると、いろんな日本人がいろんな形で関わっているんだ。アフリカとか中南米とかも同じなんだろうな。 そのガサに関わっている日本人の多くが、「イスラエルには何を言ってもダメなことは分かっている。それでも」という気持ちなんかな?

Posted byブクログ

2024/12/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

いまのことはもちろんであるが、バルフォア宣言の時からの説明を行っている。パレスチナの手工芸品などの説明があった。LGBTQのパレスチナへびイスラエルの宣伝については、日本ではほとんど報道されない。日本の支援についての説明もめずかしかった。  2024年現在の状況を説明しているので、パレスチナを知りたい人必読である。

Posted byブクログ

2024/11/08

2023.10.7. ガザ地区からパレスチナ人の武装戦闘員3000人近くがイスラエルに越境し、攻撃を行った イスラエル市民およそ800人を含む1200人が殺害された 人質240人近くがガザ地区に連れ去られた イスラエルによるガザ地区への攻撃は苛烈を極めた ガザ住民の死者は7...

2023.10.7. ガザ地区からパレスチナ人の武装戦闘員3000人近くがイスラエルに越境し、攻撃を行った イスラエル市民およそ800人を含む1200人が殺害された 人質240人近くがガザ地区に連れ去られた イスラエルによるガザ地区への攻撃は苛烈を極めた ガザ住民の死者は7000人を超えた イスラエル政府は 2024.1.末に、UNRWAの職員12人が攻撃に関与した疑いがあると主張した 2024.10.8. レバノンのヒズブッラーがイスラエルに向けて迫撃砲を発射 070 ハマースが登場したのは PLOがイスラエルを承認し、武装闘争を放棄して和平交渉に専念していく時期と重なっていた ハマースには、PLOに対するオルタナティヴの期待があった 歴史的パレスチナの大部分を放棄するオスロ合意は、受け入れがたい譲歩だった 1993-2000 イスラエルとPLOの間でオスロ合意に基づく和平交渉が続けられた 074 ハマースは選挙での勝利とファタハとの内戦を経てガザ地区を実効支配する統治機構としての役割を担うようになった 078 パレスチナ問題は「宗教紛争」ではない 187 LGBTQにフレンドリーなイスラエル LGBTQに抑圧的なパレスチナ という、単純化された構図では語り得ない 214 UNRWAの活動と日本 UNRWAは、国連組織のなかでも非常に特殊な機関 パレスチナ難民というひとつの難民グループのみを支援対象としている 590万人のパレスチナ難民がUNRWAに登録され、支援を受けている

Posted byブクログ

2024/08/22

「ガザとは何か」に続いての関連本。 24章は、歴史・生活・国際社会・政治等の切り口で、大学教授、国連職員、中東やユダヤの研究者、NPO職員、国境なき医師団、外務省出身の方々からの投稿をまとめたもの。 パレスチナ人の扱われ方を知ると、胸が張り裂けそうになる。 イスラエルの国是は...

「ガザとは何か」に続いての関連本。 24章は、歴史・生活・国際社会・政治等の切り口で、大学教授、国連職員、中東やユダヤの研究者、NPO職員、国境なき医師団、外務省出身の方々からの投稿をまとめたもの。 パレスチナ人の扱われ方を知ると、胸が張り裂けそうになる。 イスラエルの国是は、純粋なイスラエルの国家を作ること。パレスチナ人との共存などありはしない。 1948年、パレスチナに「ユダヤ人国家」の建設を目指したシオニストの武装組織は、先住していたパレスチナ人を虐殺して恐怖を煽りながら、75万人(人口の約半分)ものパレスチナ人を同地から追放していった。イスラエル人歴史家のイラン・パペによれば、この戦争が終わった時、彼らの531の村落が破壊され、11の都市部が無人にされたという事実からも伺い知れる。 彼らにとって、パレスチナ人は虫けらであり奴隷なのだろう。 2019年6月、1人のパレスチナ人男性が、イスラエル兵士に向かって花火を打ち上げたとしてイスラエル兵士に射殺され、その集団罰として7ヶ月間で600人以上の恣意的な逮捕・拘禁が行われた。逮捕された中には、4歳の子どもも含まれていたという。 その後射殺されたパレスチナ人男性の遺体の返還をイスラエル側に求めたところ、遺体返還費用の請求がされたこと、そして今後デモをしないことや武器を手放すことを約束させられたという。さらに事件後、パレスチナ人男性が家族と居住していた家に、イスラエル当局が深夜に踏み入り、家族への尋問が頻繁に行われており、父親も一時拘禁された。このように、罰が連座的に、家族やコミュニティにまで波及し、まさに「見せしめ」としての機能を果たしていることがわかる。 ガザにおいて、2007年からイスラエルが人や物資の出入りを制限する封鎖政策をはじめ、住民は水・食料・薬・電気・燃料などを得られず、人道危機が起きた。人びとは2018年3月から1年9ヶ月間、毎週金曜日に封鎖の解除と故郷への帰還を訴えて、封鎖用フェンスをち破るため、「帰還の大行進」と呼ばれる非武装デモを行ったが、フェンスの外で待ちかまえるイスラエル兵にことごとく銃撃され、多くの死傷者が出た。そして2023年10月7日、八マースらガザ武装抵抗組織が、封鎖用フェンスを壊してイスラエル領内で軍事作戦を行ったというのが、現在の紛争の起こりだ。 国連のグテーレス事務総長が、ハマースの攻撃には理由があると述べ、イスラエルは激怒したと言うが、そんなことを言う資格があるのだろうか。 2023年2月、南アフリカ政府がジェノサイド停止を求め、国際司法裁判所にイスラエルを提訴。翌年1月、国際司法裁判所はイスラエル政府に対し、ジェノサイドを防止するあらゆる措置を講じ、ジェノサイド実行を呼びかける者を罰するように暫定的に命じた。 これは、一般の考えに通じるものではないか。 現在も続くジェノサイド。 死者はすでに4万人を超え、その75%が女性と子供だと言う。 殺す武器の多くはアメリカからの援助だ。 アメリカでは金持ちのユダヤ系の政治的バックアップが、大統領選をも左右する。 それに対し、多くの学生が反対の声をあげていることにも納得する。 アメリカにも良心を持つ人がいるのだ。

Posted byブクログ