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ウクライナにいたら戦争が始まった の商品レビュー

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6件のお客様レビュー

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2024/09/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

怖い…物語序盤は不穏な空気が流れつつも、母親のダル絡みが気になる程度だったが、中盤から急展開。主人公の琉唯一家は東日本大震災を福島県で経験しているが、命の危険に晒された状態で冷静な判断力を持つなんて事はできる筈もなく。最初は琉唯の印象が素っ気ない感じで某兄妹の次女に雰囲気がそっくりなんて思っていたけど、今回はどこにでもいそうな女の子だった。銃弾が飛び交い、血飛沫を浴び、人間だったものを乗り越えてなんとか隣国ポーランドへ避難する事ができた。忘れてはならないのは、この蛮行が現在進行形で行われているということ。

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2024/08/13

怖かった!どこまでが実話なのだろう!最後の終わり方もとてもモヤったけれど、このあたりは事実なのだろうなぁ。。 角川さんはこのようにときどきとてもいい本を出す出版社だと思う。

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2024/08/06

世界中がコロナ禍の中、何ヶ月も前から戦争が始まると確実視されているウクライナへ、高校と中学の子供を連れて旦那との離婚協議のために出国するいい歳をした女と、ウクライナで"放射能はお友達"と広報活動に勤しむテロ企業東京電力で社員として甘い汁を吸い続ける呑気な男にイ...

世界中がコロナ禍の中、何ヶ月も前から戦争が始まると確実視されているウクライナへ、高校と中学の子供を連れて旦那との離婚協議のために出国するいい歳をした女と、ウクライナで"放射能はお友達"と広報活動に勤しむテロ企業東京電力で社員として甘い汁を吸い続ける呑気な男にイライラさせられるだけの、不愉快で最低な本でした。ミサイルや砲弾が飛び交い、戦車が街を蹂躙し、機関銃が民間人に向けて乱射される大混乱の戦場第一線を、言葉も全く分からない日本の女子高生と女子中学生が2人だけで逃げ延びられると思いますか?国民の生命など気にもせず責任逃れと隠蔽ばかりの外務省や政府、能天気な報道機関はそのとおりでした。このまま自民党に良い思いをさせ続けると日本もこうなりますよ。

Posted byブクログ

2024/08/02

勢いをもって読み終わりました。戦争と日常、戦争の生々しいほどの怖さ、そういうのが、余計な装飾のない言葉で綴られてるのが良かった。これは、フィクションだけどきっと本当の入り口の話。読めて良かった。

Posted byブクログ

2024/07/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

地震で被害の後に、ウクライナへ。 戦争が始まりそうで帰国しようとしたらコロナ感染で帰れず、戦争が始まってしまう。 絶望的な状況になったところで、生き残る行動を重ねていく。 生き残るには幸運や偶然もあったかもしれない。 『生き残る判断、生き残れない行動』という本を読んだことがあるが、戦争では当てはまらないかもしれない。 これは他人事ではない、いつか自分の身や家族に起こりうる可能性がある。 後半は現実世界と小説の世界とを想像しながら、一気に読み進めてしまいました。

Posted byブクログ

2024/06/03

言葉が出ない... 2年前に戦争が始まって、テレビでその光景を観た時は恐怖でしか無かった。 今でも北朝鮮が弾道ミサイルを発射する度、TV速報やニュースアプリの通知が届くと恐怖心は芽生えるけれど「今更、何ができるんだろう」と他人事のように思っている自分もいる。 これが日本で起こ...

言葉が出ない... 2年前に戦争が始まって、テレビでその光景を観た時は恐怖でしか無かった。 今でも北朝鮮が弾道ミサイルを発射する度、TV速報やニュースアプリの通知が届くと恐怖心は芽生えるけれど「今更、何ができるんだろう」と他人事のように思っている自分もいる。 これが日本で起こったら... 琉唯たちのように生きるために逃げ惑うことが出来るんだろうか? 恐怖心だけは芽生えるけれど、じゃあどうすればいいのか?全く検討が付かない。 完全に平和ボケだ... でも大好きな作家さんが作品として取り上げてくれたことに感謝したい。日本の女子高生目線で描かれたことで印象に強く残り、まだまだ戦争は続いていること、自分ならどうするかを考えさせられる1冊になった。

Posted byブクログ