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魂の退社 会社を辞めるということ。 の商品レビュー

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8件のお客様レビュー

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2024/08/28

仕事を旅にたとえる筆者の言葉を借りるなら、私はまだまだ旅の序盤だと思うけれど、これまで何度も辞めたいと思って来たし実際に途中でドロップアウトしたこともある。今回も、勤めている会社を辞めたいと思っていた時にこの作品に偶然出会った。 辞める、ということに対する周りの反応や辞めた後のメ...

仕事を旅にたとえる筆者の言葉を借りるなら、私はまだまだ旅の序盤だと思うけれど、これまで何度も辞めたいと思って来たし実際に途中でドロップアウトしたこともある。今回も、勤めている会社を辞めたいと思っていた時にこの作品に偶然出会った。 辞める、ということに対する周りの反応や辞めた後のメリットデメリット、会社を辞めることを冷静に考えさせてくれた。分かったのは、会社を辞めることは怖いことではないということ。今の自分にそれができるのかは別だけれど、一つの選択肢としてとっておくのもいいなと思った。もっと年齢を重ねた時に読み返したい。

Posted byブクログ

2024/08/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

とても憧れる、辞めた後何でも出来るじゃん! 大工もしたいし賄い作りたいし燗番したいって所、分かりますわ 色々やってみたいよね ただ色々やるということは積み重ねが無いから、食ってはいけないという事なんだろうけど、まぁ最低限貰えるならそれでも良いのではないかと思ってしまう 人生が2回あれば、一回はそっちを選べるけどね リゾートバイトを季節ごとにするとか、本当はしたいけど、まぁあまり現実的ではないよな でもやってないだけで本当は勇気さえあればできるのではないか? どうせ人間は終わりを迎えるから会社とか就職とかあまり関係ないよなと改めて思ったし、その域に行けたのは羨ましいとも思った やはりそこに行くのはまだ不安が勝るよね でも魂の退社はしたいなー と思わせてくれた

Posted byブクログ

2024/07/27

気になっていた著者の本を初めて読みました。電気を使わない暮らしをしているとか、伝説のような話しが伝わる著者だったけど、実際はマジ面白かった。  私も、もうすぐ会社人間からの卒業を視野に入れないとならない年齢になって、自ら便利な会社から独立した著者の生き方には、非常に学ぶ所が大き...

気になっていた著者の本を初めて読みました。電気を使わない暮らしをしているとか、伝説のような話しが伝わる著者だったけど、実際はマジ面白かった。  私も、もうすぐ会社人間からの卒業を視野に入れないとならない年齢になって、自ら便利な会社から独立した著者の生き方には、非常に学ぶ所が大きい。  会社とは、かけがえのない「人生の学校」本当に素晴らしいもの。だけど、「いつかは会社を卒業していける自分を作りあげる」ことと私も思います。

Posted byブクログ

2024/07/23

アフロにしたことと会社を辞めたことは関係ありますか プロローグ 会社を辞めるということ その1 それは安易な発言から始まった その2 「飛ばされる」という財産 その3 「真っ白な灰」になったら卒業 その4 日本ってば「会社社会」だった! その5 ブラック社員が作るニッポン その6...

アフロにしたことと会社を辞めたことは関係ありますか プロローグ 会社を辞めるということ その1 それは安易な発言から始まった その2 「飛ばされる」という財産 その3 「真っ白な灰」になったら卒業 その4 日本ってば「会社社会」だった! その5 ブラック社員が作るニッポン その6 そして今 エピローグ 無職とモテについて考察する

Posted byブクログ

2024/07/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「老後とピアノ」が良かったので、稲垣えみ子さんの代表作を検索して、こちらを読みました。実に面白かったです!!! 稲垣さんは私より10歳年上。この本を執筆したとき50歳を過ぎたところで、50歳で新聞社を退職することを決めた。会社を辞めてどうなったかというエッセイだ。 今、読んでいる私は49歳で、もうすぐ50歳で、稲垣さんと同じく新卒で堅い組織に就職して25年以上その組織の庇護のもとに働き続けているので、とても共感できるところが多かった。 まず、50手前まで男性と対等に働いてきて、このまま組織に居続けてどうなるのかという不安。組織内の競争原理。出世したいわけではないけれど、出世しないということは、同期と比べてあなたは能力が劣っています、という烙印を押されているのと同じこと。その状況を受け入れながら、同期や後輩が上司になった職場で、平然として働き続けられるのか、ということ。 私も一応、そのような悩みを抱えたことはある。子どもを2人産んで、数年間の育児休業を経て仕事復帰したときの、あの感じ。ゼロからまたやり直さなければならない不安と葛藤。若い人たちよりよほど仕事ができていない自分を受け入れ、もう一度頑張りなおさなければならなかった。このまま定年まで仕事を続けるのか、どうすれば良いのか葛藤した。 私は悩み悩んで、今のポジションでできる限り続けていくことを、今のところ選んだ。稲垣さんは、魂の退社を選んだわけだ。 さて、会社員をやめてどうなったか。厚生年金が国民年金になり、次の会社を探すわけではないから失業手当ももらえず、あてにしていた退職金の一部は税金としてもっていかれた。家賃の安いところに引っ越そうとしても、会社員じゃないので簡単には部屋を借りられない。稲垣さんは、日本の社会がいかに、正社員を優遇しているかを知る。 このあたりの記述は、そうそう、ほんとに日本社会は間違っているよね、とは思ったのだが、仮にも大手新聞社の記者だった人が、そんなことも知らなかったのかとあきれる。私、学生の時から知ってたよ?国民年金や国民健康保険の仕組みだって大学の時にちゃんと自分で調べたし。アルバイトで年金納めてたから、仕組みを知らないといけないと思ったので。 私は稲垣さんより10歳若いので、稲垣さんはバブル時代に朝日新聞に入社したらしいけど、私のときはすでに就職氷河期。世の中の厳しさは、就職する前から気づかざるを得なかった。 あと、田舎暮らしをして初めて、大根が寒くならないと市場に出回らなないことに気づいた、とかそういうエピソードも、バカなの?って思った(笑)。そんなことも知らない人が大手新聞社で偉そうに社説とか書いている世の中が間違ってるよね。 すごく共感することが多かったけど、やっぱり私はずっと組織の一員として働き続けるだろうと思う。 稲垣さんは、お金をもらっても、もらわなくても「仕事をすることは喜び」というようなことを最後に書かれていて、私も本当にその通りだと思うけど、私にできる仕事は今の組織にいなければできない仕事だからだ。いや、フリーになってもできるかもしれないけど、今の組織にいた方が、私の力を最大限生かせると思うからだ。不自由なことや、余計な仕事も多いけど、体力の続く限り、許される限り、今の組織の中で仕事をしようと思う。 あ、あと、スマホの契約がわかりにくすぎる話もめっちゃ共感した。あれはもう、詐欺ですな。

Posted byブクログ

2024/07/13

うちは朝日新聞を購読しているので、著者の稲垣さんが写真付きで執筆されていたコラムを読んでいた。アフロの人、という強烈な印象もあり、ずっと面白く読んでいた。私からしたら、めっちゃストイックな節約生活についての話もあったように思うけど、面白かった事は覚えていても細かい内容は忘れてしま...

うちは朝日新聞を購読しているので、著者の稲垣さんが写真付きで執筆されていたコラムを読んでいた。アフロの人、という強烈な印象もあり、ずっと面白く読んでいた。私からしたら、めっちゃストイックな節約生活についての話もあったように思うけど、面白かった事は覚えていても細かい内容は忘れてしまった。ただ、終わると知った時は残念だったし、朝日新聞を辞めるというのもびっくりした覚えがある。 ずっと、この人の本を読んでみたいと思いつつ機会がなく、やっと1冊目である。朝日新聞を辞める前後の話はやっぱり面白くて興味深かった。様々な不利益な事を知らずにいたのは意外だったけど、長年大手企業に属しているとこんな感じなのかな?とも思う。ご実家のご両親が今どんな状況なのかはわからないけど、独り身の強さと弱さのうち、この人は強さの割合が多いのだろう。 30年弱の朝日新聞勤務という実績もあったわけだし、マネはできないけど、羨ましい生き方だ。 いろいろな価値観や考え方に、ちゃんとした軸を持っているのが伝わってきて、稲垣さんという人に好感が持てる。

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2024/06/15

会社とは働くとはなんだろう?新聞社で働いていた稲垣さんは自由を求めて50歳で会社を辞めた。人生には価値観ががらっと変わる瞬間があるんだなぁ〜、香川県の影響力絶大!でも、私は会社に属する安心感を手放せない...(将来不安すぎ)

Posted byブクログ

2024/05/19

2024.05.18 タイトルが仕事のことで悩んでいる今の自分にハマりすぎて、私には珍しく本屋で衝動的に買った本。 現在私は39歳。今の職場ではだいたい50歳で管理職になる傾向があり、自分には管理職なんて絶対に向いてないと思っているけどウッカリ管理職にされると困るので49歳で辞...

2024.05.18 タイトルが仕事のことで悩んでいる今の自分にハマりすぎて、私には珍しく本屋で衝動的に買った本。 現在私は39歳。今の職場ではだいたい50歳で管理職になる傾向があり、自分には管理職なんて絶対に向いてないと思っているけどウッカリ管理職にされると困るので49歳で辞めようと思っていて、今から10年後を見据えて準備をぼちぼち始めようと思っているところに飛び込んできた本。 稲垣さんは50歳で退社したということでまさに私の求めていた本でした。 しかも稲垣さんの元職場は安定と信頼の大手新聞社。硬い仕事で何も不祥事がなければ定年まで勤め上げられる仕事というところも一緒で、私もアラフォーになり、だんだんと同い年の人たちと差をつけられつつあり、出世なんて望んで無いのにそんなことでモヤモヤする自分に嫌気がさしたりと揺れ動く気持ちも共感しまくりで貪るように読みました。 退社を後ろ向きではなくこの職場にずっといる方がもったいないと思えるくらいまで前向きに退職したいなあと思えました。 まだ10年あるので、ゆっくり自分なりの退職への道筋を作っていかなければ…。まずは経済的自立を目指して、億り人になることが目標です。1億円あればこの先なんとか老後までやっていける気がする。 しばらくこの本は手元に置いて、折に触れて読み返したいと思います。

Posted byブクログ