学校に行かない僕の学校 の商品レビュー
舞台は、森と川の近くにあるフリースクール。 主人公、14歳夏、薫がフリースクールに来てから15歳冬までの出来事。それぞれの理由でここに来た子ども達と、それぞれの理由でここに関わる大人達。 少しずつ、お互いが自身のことを話せるようになる。そんな自分たちの関係は友人でもなく家族でも...
舞台は、森と川の近くにあるフリースクール。 主人公、14歳夏、薫がフリースクールに来てから15歳冬までの出来事。それぞれの理由でここに来た子ども達と、それぞれの理由でここに関わる大人達。 少しずつ、お互いが自身のことを話せるようになる。そんな自分たちの関係は友人でもなく家族でもないが、なんだか心地よく感じる薫。 友人の死、親の再婚、ネグレクト、重そうなワードが並ぶ。森の中の風景描写に癒される。 現実こんなに甘くない、理想すぎるのかもしれない。それでも良いと思う、本なのだから。 学校は好きだったが、こんな場所が当時あれば生活したかったなあ。
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親友兼弟分のセアの死に責任を感じる薫。 離婚した母と再婚者と2人の間に生まれた弟との関係に行き詰まりを感じたイズミ。 育児放棄され養父母の元可愛がられて育った銀河。 森の中のフリースクールに通う子どもたちの話。 「話すっていうのは離すって意味にもなるんだって。だから嫌なことは話し...
親友兼弟分のセアの死に責任を感じる薫。 離婚した母と再婚者と2人の間に生まれた弟との関係に行き詰まりを感じたイズミ。 育児放棄され養父母の元可愛がられて育った銀河。 森の中のフリースクールに通う子どもたちの話。 「話すっていうのは離すって意味にもなるんだって。だから嫌なことは話した方がいいって」が印象に残った。
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児童書 あることで学校に行けなくなり、寮付きのフリースクールへ行くことになった薫。そこで出会った同じように悩みを抱えフリースクールの仲間と過ごすかけがえのない時間。 Stand by you. 友達の言った、どんな時も、何があってもあなたの味方。 という言葉がすごくかっこよか...
児童書 あることで学校に行けなくなり、寮付きのフリースクールへ行くことになった薫。そこで出会った同じように悩みを抱えフリースクールの仲間と過ごすかけがえのない時間。 Stand by you. 友達の言った、どんな時も、何があってもあなたの味方。 という言葉がすごくかっこよかった。こう言える人に、言ってもらえる人になりたい。
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こんなフリースクールがあったらいいなぁ。 でもきっと、家や学校から遠く離れた場所に一人で飛び込むのは相当な勇気がいるだろう。 そうまでして主人公薫が選んだのは森にある寮付きのフリースクール。 何を学ぶかは自分次第。 これまでの生活や勉強との違いに戸惑うが、やがて自分なりのペース...
こんなフリースクールがあったらいいなぁ。 でもきっと、家や学校から遠く離れた場所に一人で飛び込むのは相当な勇気がいるだろう。 そうまでして主人公薫が選んだのは森にある寮付きのフリースクール。 何を学ぶかは自分次第。 これまでの生活や勉強との違いに戸惑うが、やがて自分なりのペースを掴み、同い年の仲間とも友情以上のものを築いていく。 そしてここに来ることになった、自分の心の中の傷にもゆっくりと向き合えるようになっていく... そう、今の時代は何でも速すぎるのだ。 流れ作業のように短期間で課題の答えを出さなければならない。 でも人生はそう簡単に答えが見つかることばかりではない。 本当はちょっと立ち止まったり、遠回りしてもいいんだよ...物語を通してそんな風に励ましてくれているような気がする。 2024.6
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森の近くの全寮制フリースクール。そこで過ごした日々。 中2の薫を中心に、そこにいる子どもらの想いや願いや変化が丁寧に描かれる。 学校に行かない理由。親元を離れる理由。乗り越えるというよりは、自分の気持ちに向き合う。そんな余地が森にはある。
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中学。中二の薫は、ある出来事から学校に行けなくなる。家から離れるため寮付きのフリースクールに行き、同年代の子どもたちと生活しながら、自分と向き合う時間を過ごす。 主人公の僕の悩みに向き合う場面の終わりからが、他の友人達の悩みに寄り添ったり、出会った人との別れがあったりと、大人っぽ...
中学。中二の薫は、ある出来事から学校に行けなくなる。家から離れるため寮付きのフリースクールに行き、同年代の子どもたちと生活しながら、自分と向き合う時間を過ごす。 主人公の僕の悩みに向き合う場面の終わりからが、他の友人達の悩みに寄り添ったり、出会った人との別れがあったりと、大人っぽい落ち着いた読後感が味わえる。
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だれにも言えなくて、自分で抱え込んで苦しんでしまうこと。そこまでではなくても、言いづらいな、とか、もし自分の言葉でだれかが傷ついてしまったら…とか、ふと考えてしまうことは結構あると思う。 そんな時、斉藤さんの言葉を思い出したい。 「話すことは、離すこと。嫌なことは話したほうがい...
だれにも言えなくて、自分で抱え込んで苦しんでしまうこと。そこまでではなくても、言いづらいな、とか、もし自分の言葉でだれかが傷ついてしまったら…とか、ふと考えてしまうことは結構あると思う。 そんな時、斉藤さんの言葉を思い出したい。 「話すことは、離すこと。嫌なことは話したほうがいい」 時には逃げたっていい。 相手がどう思っているかなんて分からないから、自分が思うようにしたらいい。 自分にはどうにもできなくて、でも何とかしなきゃいけない、と思っている人を励ましてくれる本。
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