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釣って食べて調べる 深海魚 の商品レビュー

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2024/06/07

「たくさんのふしぎ」2021年7月号の単行本化。月刊誌で持っているけれど、ちょっと加筆が入ったと聞いて単行本も買ってしまった。 深海魚というとあまり身近ではなく感じるかもしれないけれど、日本列島周辺は世界の中でも有数の深海魚天国で、実は食卓にのぼっている魚も少なくはないと今さらな...

「たくさんのふしぎ」2021年7月号の単行本化。月刊誌で持っているけれど、ちょっと加筆が入ったと聞いて単行本も買ってしまった。 深海魚というとあまり身近ではなく感じるかもしれないけれど、日本列島周辺は世界の中でも有数の深海魚天国で、実は食卓にのぼっている魚も少なくはないと今さらながら知る。とはいえそれはごく一部にすぎず、めったに釣りあげられないめずらしい種類も、他に例がなく「新種かも?」と調査中のものもあり、名前がついているものとて、その生態には謎もまだまだ多い。 この本はタイトルの通り、釣ってよく観察してその異形の理由を探り、さばいて料理するなかでさらに観察したり味わいながら考えたりして(「食べるのに向いてない」とわかるためには食べて失敗や後悔をするという経験も多々あったであろう)、深海という未知の世界へ分け入っていく。ページをめくるたびにおどろかされることばかりで、この本にであった子どもの中からきっと未来の深海魚専門家が生まれるに違いないと思える。 加筆は最後の場面、月刊誌がでたあとの2023年に釣りあげた新種の魚の情報が加わっていてめでたい!

Posted byブクログ