生かさず、殺さず の商品レビュー
ちょっと不完全燃焼な感じだったなあ 結局坂崎は何がしたかったんだよ? 介護に携わる私には認知症の介護の大変さはよくわかる 現場の悲惨さを知るものとしては あ~ こんな家族いるわ 厄介だよなあ という目線でどうしても見てしまう 認知症病棟での勤務の過酷さは非常に伝わってきた 生かさ...
ちょっと不完全燃焼な感じだったなあ 結局坂崎は何がしたかったんだよ? 介護に携わる私には認知症の介護の大変さはよくわかる 現場の悲惨さを知るものとしては あ~ こんな家族いるわ 厄介だよなあ という目線でどうしても見てしまう 認知症病棟での勤務の過酷さは非常に伝わってきた 生かさず殺さずとは的を得ている ただミステリーというジャンルとしては ちょっと… 私には好みではない としか言えない
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事実は小説よりキリがない認知症患者さんの治療、ただただ認知症になりたくないと強く感じた。多幸症であれ、愛おしい子どもを忘れてしまうなんて・・・切ない。 自分の人生に満足して泰然たる態度でいたい、私は忖度なしの事実を知りたい。 誠実で善意のある医師が理不尽な事態に巻き込まれることが...
事実は小説よりキリがない認知症患者さんの治療、ただただ認知症になりたくないと強く感じた。多幸症であれ、愛おしい子どもを忘れてしまうなんて・・・切ない。 自分の人生に満足して泰然たる態度でいたい、私は忖度なしの事実を知りたい。 誠実で善意のある医師が理不尽な事態に巻き込まれることが現実にあるであろう苛立ちと不穏さがしんどかった。 過去にこだわっている余裕などない、常に何かが起こるかもしれない医師って難儀。 小説家の坂崎の存在がうっとうしかったが、病棟の話は現実的で引き込まれた。
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医療従事者と介護者と認知症の本人 あんなこともこんなことも有り 感じ方も考え方もそれぞれ ご本人の認知の力はどのくらい? 子供?赤ん坊? それとも……
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認知症専門病棟の医師・三杉のもとに、元同僚で鳴かず飛ばずの小説家・坂崎が現われ、三杉の過去をモデルに「認知症小説」の問題作を書こうと迫ってくる。(e-honより)
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誰もが直面する現実。だからこそたくさんの人に読んでほしい作品だと思いました。 認知症病棟で働く人は本当に大変で、人の親のために、こんなにも一生懸命働いていてくれることに感謝と尊敬しかないです。 簡単にネットで調べられるようになった医学の知識が、本当に正しいのか、その選択で合ってい...
誰もが直面する現実。だからこそたくさんの人に読んでほしい作品だと思いました。 認知症病棟で働く人は本当に大変で、人の親のために、こんなにも一生懸命働いていてくれることに感謝と尊敬しかないです。 簡単にネットで調べられるようになった医学の知識が、本当に正しいのか、その選択で合っているのかを家族はよく考えないと行けないとも思いました。 ただただ暗くなるようなこの病棟の話を、サスペンスも含めて描かれているこの作品は読みやすく、勉強にもなりました。
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そういう終わり方ー!?意外ー!という1冊だった。 認知症専門病棟で働く医師の三杉が、元同僚でいまは売れない小説家の坂崎から、小説の取材を頼まれるところかは始まる。しかし徐々に坂崎の話は不穏な方向に向かい…という話。 そのサスペンスらしい展開とあわせて、認知症の患者の病気(認知症で...
そういう終わり方ー!?意外ー!という1冊だった。 認知症専門病棟で働く医師の三杉が、元同僚でいまは売れない小説家の坂崎から、小説の取材を頼まれるところかは始まる。しかし徐々に坂崎の話は不穏な方向に向かい…という話。 そのサスペンスらしい展開とあわせて、認知症の患者の病気(認知症ではない)を治療することの大変さが描かれるのだが…きっつい。身の回りに認知症×別の病になった人がいないので、実際の大変さはわからない。わからないが、支える自信がない。 そして三杉の元上司の医師たちの話とか読むと、お医者さんたちのメンタル保つの大変やなと思った。
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息もつかせぬストーリー展開で、認知症専門病棟の医師と看護師、家族の壮絶で笑うに笑えない本音を、現役の医師が描いた医療サスペンスの傑作。認知症の患者も、がんや糖尿病などさまざまな病気を患う。彼らをどのように治療すべきか。一般の患者なら、検査や治療に協力も得られるが、認知症の患者はス...
息もつかせぬストーリー展開で、認知症専門病棟の医師と看護師、家族の壮絶で笑うに笑えない本音を、現役の医師が描いた医療サスペンスの傑作。認知症の患者も、がんや糖尿病などさまざまな病気を患う。彼らをどのように治療すべきか。一般の患者なら、検査や治療に協力も得られるが、認知症の患者はスムーズにはいかない。認知症患者専門病棟「にんにん病棟」では、主人公の医長の三杉や看護師たちが、日々認知症相手ならではの奮闘を続けている。とりわけ看護師たちの苦労は並大抵ではない。治療が認知症患者に必要以上の苦痛をもたらすとき、いったい医師は、どのような治療を選択すればよいのか。そこにある葛藤と逡巡。在宅医療を知る医師でもある著者の既刊『老乱』『老父よ、帰れ』につぐ「認知症小説」の決定版。
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