春のとなり の商品レビュー
無念の夫の死を晴らすため奔走する菜緒と義父。二人の関係性もほのぼのと書かれていました。 途中から菜緒の心の変化にハラハラ??でしたが 何とか春が来そうな気配となり良かったです。
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堀川町にある「丸散丹膏生薬」 薬屋なのだが 腕のいい医者がいると聞いた患者が押し寄せる。 売弘所(うりひろめどころ)は 義父と、息子の嫁とで営む。 なぜ2人なのか。 江戸へ出てきた理由は? 薬を必要とする市井の人たちを巻き込みながら 話は進んでいく。 藩のゴタゴタもしつこく無い...
堀川町にある「丸散丹膏生薬」 薬屋なのだが 腕のいい医者がいると聞いた患者が押し寄せる。 売弘所(うりひろめどころ)は 義父と、息子の嫁とで営む。 なぜ2人なのか。 江戸へ出てきた理由は? 薬を必要とする市井の人たちを巻き込みながら 話は進んでいく。 藩のゴタゴタもしつこく無い程度に収められ 2人の胸の内など展開が早く 飽きることなく読み進めることができた。 時代小説が好きで読み続けている。 インタビューで高瀬乃一さんは 「修行だと思って、いただいた依頼はすべて受けています」と話す。 この先も楽しみに待ちたい。
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夫の仇を討つため信州を出奔し江戸の深川にやって来た菜緒と舅で医者の文二郎。目の不自由な文二郎が営む薬屋を手伝いながら、夫が死んだ真相を探っていく。5話収録の連作短編。時代小説をほとんど読まないが、江戸の市井で暮らす人達の物語が目に浮かぶような描写でとてもわかり易く面白かった。歴史...
夫の仇を討つため信州を出奔し江戸の深川にやって来た菜緒と舅で医者の文二郎。目の不自由な文二郎が営む薬屋を手伝いながら、夫が死んだ真相を探っていく。5話収録の連作短編。時代小説をほとんど読まないが、江戸の市井で暮らす人達の物語が目に浮かぶような描写でとてもわかり易く面白かった。歴史上の人物も登場し、重要な役どころとなっていたのもエンタメ感を覚える。著者はデビュー作の『貸本屋おせん』が良いらしい。今度はそちらを読んでみようかな。
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