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グリフィスの傷 の商品レビュー

3.8

149件のお客様レビュー

  1. 5つ

    33

  2. 4つ

    56

  3. 3つ

    43

  4. 2つ

    7

  5. 1つ

    1

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2026/03/28

やっぱり千早さん好きだなぁ すべて傷にまつわる話の短編集で、静かなのに何故か色を感じる。 千早茜ワールド。

Posted byブクログ

2026/03/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

傷をテーマにした短編集 いじめによる心の傷 動物、レイプによる傷 リスカによる傷 刺青、整形による傷 様々な傷があるが、美しい女性が本当の自分になるために、あえて一般的に醜くなるような整形を受けるという話は興味深かった 確かに美の価値観は人それぞれ違う この主人公は美しいが故にあらゆる男性から舐めるようにみられることを嫌い、自分の顔が嫌でたまらなかった そして行った整形は刺青と同じようなものだと言う 確かにそうなのかもしれない

Posted byブクログ

2026/03/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

色んな傷があって、もちろん外傷的なものも、心理的なものもあって、その傷に対する思いも人それぞれにあって、考えさせられるものがありました。でも、題材は重い感じがするのに千早さんが書くとなんでか洗練された美しい言葉になって、ストンと落ちる感じがして、読むのがキツくなったり、気持ちが落ちたりするようなこともなく、ただ綺麗な話しを読んだ感じになりました。 物語の中で「傷つけられた本人は忘れている。傷つけた方は覚えていて、見る度にその体に残る傷跡を探してしまう。どんなに薄くなっても、後悔の味はそのたびに蘇ってくるのだろう。」っていう文章があって、私がよく目にしたり聞くのは逆で、だいたい傷つけた方が忘れてるイメージが強かったから、そうゆう事もあるよなぁ、としみじみ思った。 個人的には竜舌蘭、からたちの、慈雨、あおたん、が好きでした。

Posted byブクログ

2026/03/01

ヤンジュさんのレビューを読んで面白そうと思ったので読んでみた。 傷には、軽重はあれ、必ずそれが出来るに至ったストーリーがある。自分の身体にも無数の傷がある。それは無数のストーリーがあるということ。まさにヒストリーだ。そして、傷は身体だけでなく心にも。つけたりつけられたり。それら...

ヤンジュさんのレビューを読んで面白そうと思ったので読んでみた。 傷には、軽重はあれ、必ずそれが出来るに至ったストーリーがある。自分の身体にも無数の傷がある。それは無数のストーリーがあるということ。まさにヒストリーだ。そして、傷は身体だけでなく心にも。つけたりつけられたり。それらのストーリーをヒストリーにしていくことが「生きる」ことなのかも知れない。そんなことを考えさせられた。 十の短編から成っているが、個人的に一番良かったのは「慈雨」。自分の不注意で子どもに傷をつけてしまった経験が、親なら誰でもあるのではないかな。それを悔やんでいる人ならきっと心にしみる話だと思う。(傷つけた相手が兄弟や友人でも。自分の場合は妹につけた傷を思い出さずにはいられなかった。) 素敵な読書時間を持つことごできた。星5つ!

Posted byブクログ

2026/02/07

傷を題材とした短編集。 傷と言っても様々な傷の形があり、そしてストーリーがあるということを改めて感じた。 グリフィスの傷、からたちの、慈雨の3つが特に印象深かった。 その中でも本のタイトルにもなっているグリフィスの傷。 目に見えない傷のことをグリフィスの傷ということを初めて知った...

傷を題材とした短編集。 傷と言っても様々な傷の形があり、そしてストーリーがあるということを改めて感じた。 グリフィスの傷、からたちの、慈雨の3つが特に印象深かった。 その中でも本のタイトルにもなっているグリフィスの傷。 目に見えない傷のことをグリフィスの傷ということを初めて知った。 "その見えない傷が、いつの日かよみがえってあなたを壊してしまわないよう、わたしはずっと祈り続けます。"っという一文が 涙が溢れてしまいそうになるくらい心に触れて、刺さった。

Posted byブクログ

2026/01/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

見えない傷と見える傷がある 見えない傷は他人からは知られずずっとぐじゅぐじゅに膿んでたりする 見える傷は関わった大切に思ってくれる人がいつまでも忘れられない原因になる 案外本人は気にしてないこともあって ただその人にも気にしてほしくないから隠す場合もある 見えない傷を無視されたくなくて見えるようにした 見える傷ができてやっと傷ついていたことに気づかれた 傷、をテーマにしてこんなに物語が広がるものなのかって驚いた 「私が描きたいのは生き延びたあかしだから。死体の傷口というのはひらいたままだ。血が乾き、腐敗し、蛆がわくことはあっても、ふさがることはない。傷痕になることはないんだ。だから、これらは生者の勲章だ。」 私は今幸せ 私の見えない部分についてた傷は もう塞がった傷跡になったから 私が必死に生き延びた証 たまに、ここに傷があったんだよなって思い出す 思い出して切なくなるときがあっても もう痛くて動けない日は多分来ない それを誇らしく思ってる

Posted byブクログ

2025/12/27

傷をめぐる10の物語。 1 竜舌蘭 2 結露 3 この世のすべて 4 林檎のしるし 5 指の記憶 6 グリフィスの傷 7 からたちの 8 慈雨 9 あおたん 10 まぶたの光 脳内配役は 1、10は上白石萌歌 2、3、4、6、7は宇垣美里 6の表題グリフィスの傷には、あの、も...

傷をめぐる10の物語。 1 竜舌蘭 2 結露 3 この世のすべて 4 林檎のしるし 5 指の記憶 6 グリフィスの傷 7 からたちの 8 慈雨 9 あおたん 10 まぶたの光 脳内配役は 1、10は上白石萌歌 2、3、4、6、7は宇垣美里 6の表題グリフィスの傷には、あの、も出演してもらいました。 どれも千早茜作品らしい、静かで、生々しい情緒が描かれていて、その上こんなに同じ人に出てもらっていたのに、被ることなく違う物語の景色があり“傷”がありました。 . . . . . 『傷痕が消えますように。もう傷を負いませんように。雨音の中、そう祈っていたのだろうか。 傷なくして生きていくことが不可能だとわかっていても、祈ってしまう気持ちを私は知っている。』(p.154) 自分にも、相当数の“傷”があり、憶えているようで忘れていたり癒えてるようで時折り疼く。それを抱えているからこそ、大切な人がこれ以上“傷”を負ってしまわぬよう祈らずにはいられない。

Posted byブクログ

2025/12/21

その人の身体にある傷って確かにその人の人生のストーリーがあるよなって。 良いストーリーか悪いストーリーかは分からないけども。 この世のすべてのって物語があるのですが、これが一番背筋が凍りつきました。

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2025/11/04

表題を含む、【傷】をテーマにした短編集。千早さんの書く感情、情景がより好きになった1冊。最後の『まぶたの光』が1番印象に残った。ストーリー全体がキラキラしていて、瑞々しくどこか切なくてよかった。

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2025/10/29

傷をめぐる短編集。体の傷だったり心の傷だったり。 幼い頃の額の傷にまつわる『慈雨』がとても良かった。気づいたら涙が出ていた。 千早茜さんの本で、主人公が最初から母親って今まで読んだ中ではほぼなくて新鮮な感じがした。 『あおたん』の刺青の話では『桜の首飾り』を思い出した。 千早さん...

傷をめぐる短編集。体の傷だったり心の傷だったり。 幼い頃の額の傷にまつわる『慈雨』がとても良かった。気づいたら涙が出ていた。 千早茜さんの本で、主人公が最初から母親って今まで読んだ中ではほぼなくて新鮮な感じがした。 『あおたん』の刺青の話では『桜の首飾り』を思い出した。 千早さんの本全部読みたいキャンペーン中なのでこれからもどんどん読む。

Posted byブクログ