他者の靴を履く の商品レビュー
ぼくはイエローで〜を読んだときはカジュアルな印象だったけれど、これはより大人向き?それでもとても読みやすく、考えさせられるような内容で、おすすめ度は高いです。
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「他者の靴を履く」という表現が使われるエンパシーについて、色々な視点から考察した1冊。アカデミックなようで、かつ著者のお子さんの話など、身近な事例も織り交ぜられていて、面白かった。 エンパシーとシンパシーの違いは、「気持ち」の問題なのか、あとから会得できる能力なのかであること。...
「他者の靴を履く」という表現が使われるエンパシーについて、色々な視点から考察した1冊。アカデミックなようで、かつ著者のお子さんの話など、身近な事例も織り交ぜられていて、面白かった。 エンパシーとシンパシーの違いは、「気持ち」の問題なのか、あとから会得できる能力なのかであること。 エンパシーは他者の立場に立って物事を考えることだが、それが行き過ぎると他者に自分を明け渡すことになる。だからこそ、アナキズムに言われるような、自分が自分である自由を追求する姿勢と共存する必要がある。 エンパシーの身につけ方は、幼児期までに遡り、色々な人や本の中の登場人物の気持ちを、「この人はどういう考えで、こういう行動したのか」を考える癖をつけることから始められるという。 そして、エンパシーには、感情に寄り添うことを指すケースや、相手の立場を理解することなど様々な種類のエンパシーがあって、それらに対してそれぞれ議論が起こっていることも知った。 私はもし将来子供ができたら想像力のある子になってほしいと思い続けていたけれども、他者の靴を履く能力が高すぎることにも弊害が現れることや、それを悪用することもできるという見方は目に鱗だった。それでもエンパシー能力がある人が増えることで、結果的には皆より自由で幸せな世の中にはなるのではないだろうか。 個人的には仕事について、人のケアをする職(看護師、介護士、教師など)とブルシット・ジョブ(別になくても特にこまらない職)の2種類があり、大半はブルシット・ジョブをしている、という記述が耳に痛かった。今から介護職にはなれないものの、そういった人のケアをする職の人を支えること、あるいはいつかケアをする側の人間になることにも興味がわいてきた。
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https://paz-library.opac.jp/opac/Holding_list?rgtn=00060968
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エンパシーとシンパシーの違いは理解出来たと思う テーマがあっちこっちと変わるので何の話だっけとなる事があった エンパシーのデメリットの話が面白かった 他人の立場に立ち過ぎると自分の考えがなくなるというのは鋭い指摘 エンパシーを全ての人間に対して適用して良いのかという線引きは難...
エンパシーとシンパシーの違いは理解出来たと思う テーマがあっちこっちと変わるので何の話だっけとなる事があった エンパシーのデメリットの話が面白かった 他人の立場に立ち過ぎると自分の考えがなくなるというのは鋭い指摘 エンパシーを全ての人間に対して適用して良いのかという線引きは難しい 論理がなく異常な思考の持ち主とかの立場に立っても疲弊するだけだろうし また凶悪犯に対してもどこまで入り込んで良いのかも考えもの
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話がいろんな方向に向いているのでなかなか読みにくい本だった。 他者の靴を履いてみる経験は 怒られている時ではなく 赤ちゃんの周りみたいな 安心できる場所でこそ教えられる 保育園のときから 感情に名前をつけてあげる 自分を基点として エンパシーを働かせられる人間になる 意外...
話がいろんな方向に向いているのでなかなか読みにくい本だった。 他者の靴を履いてみる経験は 怒られている時ではなく 赤ちゃんの周りみたいな 安心できる場所でこそ教えられる 保育園のときから 感情に名前をつけてあげる 自分を基点として エンパシーを働かせられる人間になる 意外に難しいことなのかもしれないと思った
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
コロナ後の世界で、あらためて“エンパシーとは?”を考えてみた書。 “エンパシー”という言葉は、本書で初めて聞きました。日本語では“共感”と訳されることが多いそうですが、“共感”には“シンパシー”もあります。その二つは違うのは勿論ですが、一般に“エンパシー”の定義が揺らいでいる様です。というのも、“エンパシー”という言葉が出来たのは、ほんの100年ほど前の事であり、元々はドイツ語であったそうです。 そんな事から、“エンパシーとは”という事が語られていくのですが、“アナーキズム”という言葉も多用されている事には驚きました。“アナーキズム”と言うと、テロと結びつくイメージですが、どうも、ただ“アナーキズム”と言った場合は“=テロ”では無いようですね。もっとも、アナーキズムに関連して出てくる歴史上の人物の名前が、テロリストとして記憶されている人物なので、どうしてもテロのイメージはぬぐえないんですけどね。 それと、“エンパシー”がコロナ禍の頃の話で語られていたのですが、その話は分かりやすかったですね。平時では見向きもされていない人たちが、急にエッセンシャルワーカーとか言われて脚光を浴び、称賛されていく流れは頷くばかりでした。
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『他者の靴を履く アナーキック・エンパシーのすすめ』は、英国在住の著者ブレイディみかこ氏が「エンパシー(他者の感情や経験を理解する能力)」について深く考察した書籍です。この本では、エンパシーの重要性やその限界、そして社会における役割について、多角的な視点から論じられています。 ...
『他者の靴を履く アナーキック・エンパシーのすすめ』は、英国在住の著者ブレイディみかこ氏が「エンパシー(他者の感情や経験を理解する能力)」について深く考察した書籍です。この本では、エンパシーの重要性やその限界、そして社会における役割について、多角的な視点から論じられています。 主な内容とポイント: エンパシーとシンパシーの違い: エンパシー:意見や背景が異なる他者の立場に立ち、その感情や経験を理解しようとする知的能力。 シンパシー:他者に対する同情や共感といった感情的な反応。 著者は、エンパシーは訓練によって身につけることができるスキルであり、シンパシーとは異なると述べています。 朝日新聞デジタルブック エンパシーの光と影: ポジティブな側面:他者の立場を理解することで、社会的な対立を和らげ、協力関係を築く基盤となる。 ネガティブな側面:過度なエンパシーは自己喪失を招く可能性があり、相手に感情移入しすぎることで自分自身の価値観や立場を見失う危険性がある。 ノート アナーキック・エンパシーの提唱: アナーキー(無政府主義):権威や支配から自由であること、自らを統治することを意味する。 アナーキック・エンパシー:他者を理解しつつも、自分自身の価値観や立場をしっかりと持ち、相互理解と自己統治を両立させる姿勢。 Q-B 著者は、エンパシーとアナーキーは相互補完的であり、他者を理解しつつも自分を見失わないバランスが重要であると述べています。 エンパシーの社会的意義: エンパシーは民主主義社会の基盤であり、多様な意見や背景を持つ人々が共存するために不可欠な能力である。 教育現場でのエンパシー育成の重要性が指摘されており、英国では幼少期から他者の感情を理解する訓練が行われている。 朝日新聞デジタルブック 本書は、他者を理解することの大切さと、その際に自分自身を見失わないための指針を示しています。多様性が求められる現代社会において、エンパシーと自己のバランスを保つことの重要性を再認識させてくれる一冊です。
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私たちはエンパシーを使っているのか使われているのか。人のために使うのか自分のために使うのか。 エンパシーって何?状態から読み始めたが、ブレイディみかこさんと豊富な文献を旅しながら、社会や自己に思いを巡らせることができる。
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意見の異なる相手を理解する能力の「エンパシー」について様々な角度で考えるこの1冊、自分の関心ど真ん中ですごく興味深かった。 ただ、「他者の顔色を窺う」ことになり、抑圧的にはならないよう、自分は自分、と「他者とは決して混ざらない」ことを意識し、「その上で他者が何を考えているかを想像...
意見の異なる相手を理解する能力の「エンパシー」について様々な角度で考えるこの1冊、自分の関心ど真ん中ですごく興味深かった。 ただ、「他者の顔色を窺う」ことになり、抑圧的にはならないよう、自分は自分、と「他者とは決して混ざらない」ことを意識し、「その上で他者が何を考えているかを想像・理解しようとする」ことが大事と、アナキズムの思想も同時に持つことを説いているのが、海外からの視点という感じで新鮮。 これからの時代は、自分も他人も楽しく、というのがキーワードになっていきそう。 あらゆる哲学書、時には小説も引用され、実際の歴史や事例もたくさん盛り込まれていて情報量が多いので、読みやすいのだけど一度読むだけでは内容がまだしっかり血肉になっていないように思う。 2回目も読み直して、自分の言葉でアナーキック・エンパシーを語れるようにしたい。
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●2024年5月18日、東大【第97回】五月祭。東京大学・書籍部にあった。 ●2025年6月13日、猫丸さんからいいねがついて、この本を思い出した。というか登録した記憶すらない。すごくレビュー増えてて、かつレビューにいいねも多いので注目されてるようす。
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