他者の靴を履く の商品レビュー
『ぼくはイエロー〜』や対談本を先に読んだので、それらに比べると難しかった。エンパシーについて様々な識者の方々の意見を紹介しておられるが、どの主張も揚げ足取りというか、それだけ人によって定義が異なる言葉であると実感。目先の利益に惑わされて行動しても結果として自分の利益を損なってい...
『ぼくはイエロー〜』や対談本を先に読んだので、それらに比べると難しかった。エンパシーについて様々な識者の方々の意見を紹介しておられるが、どの主張も揚げ足取りというか、それだけ人によって定義が異なる言葉であると実感。目先の利益に惑わされて行動しても結果として自分の利益を損なっている、との記述にハッとした。利己的=悪ではない。バランスが大事。身近なところから始める民主主義は是非実践したい。自分が楽だからトップダウンにしがちだが、それでは子どもの自主性は育たない。
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面白いテーマだし興味深く読んだけど、そもそも小難しいので理解が追いつかなくて何度も読み返しつつ読了。 人間とはおかしな生き物だなと、、、
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毒と愛のある軽快でリズムの良いブレディみかこさんの新刊を楽しみにしていましたが、今回はエンパシーの深掘りがテーマで、自分が期待している内容では無かった。時間を置いてもう一度読んでみたい。
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日本語では「共感」と一括りにされて、意味を誤解されやすいけれど、この先多様性と持続可能性を意識した社会を全人類が作り上げていかなければならない中で、みかこさんが本の中で書いているエンパシーというスキルを身につけておくことがとても重要に思える。 最後の教育的取組はとても興味深かった...
日本語では「共感」と一括りにされて、意味を誤解されやすいけれど、この先多様性と持続可能性を意識した社会を全人類が作り上げていかなければならない中で、みかこさんが本の中で書いているエンパシーというスキルを身につけておくことがとても重要に思える。 最後の教育的取組はとても興味深かった。 緑色のマットを広げて、民主主義を実現する。 他人を慮るのではなく、自分と他者の意見をすり合わせ理解し、調和する努力をすることが皆が安心して暮らせる社会を実現させるのではないかと感じた。
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文学者というより学術者からの意見で、一回読んで心に残ったのは人間はそもそもカオスという文。それだけでも価値はあるけど、横文字が多いことを覚悟の上で読まないと途中で挫折する。
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僕はイエローで。。を読んでからの、この本だったので、あまりのギャップに、、、めっちゃ頭に入ってこなかった。。
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面白かったけれど、テーマのややこしさからか結局何について話していたんだっけとはなってしまうような内容だった
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正直言って、難しかったです。でも凄く大切な事。 まずは、自分自身の本当の気持ちや意見を判り言葉にできるのかというところ。 昭和世代は特にそうかもしれませんが、自分で考える事に慣れていない人が多いと思います。自分の意見を表現できるようにして、他の人達の意見も理解できるようになるのが...
正直言って、難しかったです。でも凄く大切な事。 まずは、自分自身の本当の気持ちや意見を判り言葉にできるのかというところ。 昭和世代は特にそうかもしれませんが、自分で考える事に慣れていない人が多いと思います。自分の意見を表現できるようにして、他の人達の意見も理解できるようになるのが理想的ですね。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
他者の靴を履くこと=「エンパシー」 エンパシーという言葉の意味をよく知らずに読みましたが、「きっとどの人にとっても何かしら思い当たる節があるだろう」というような事例が取り上げられていて、腑に落ちるものが多かったです。攻撃的な上司、政府のあり方、行き過ぎた自己責任論、差別・・・日々の生活で感じるモヤモヤの正体が少し明らかになったように思います。 同時に、今までエンパシー搾取によって自己を喪失してしまっていたことが何度あっただろうかと振り返らずにはいられませんでした。 ↓ゾッとした文章の引用です。 『エンパシーを搾取されきった状態になると、人は政権に従順になり、その決定に抗う人々が他者への思いやりのない「邪悪な人」に見えてくる。それがエスカレートすると自警団のようなやり方で「邪悪な人」たちを攻撃さえするようになるのかもしれない。彼らはもはや自己を喪失し、政権を握る人々を映す鏡となっているのだ。』 ー246ページ
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