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神聖ローマ帝国 の商品レビュー

3.4

13件のお客様レビュー

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2026/01/18

西洋史が苦手な自分には少々難しかった。もう少し言葉の解説が欲しかったところ。ただ、苦手な理由は同じ名前が何回も出てくること。2世や3世となっていても王家が変わるとまた同じ名前が出てくるし。これは克服しがたい。 でも神聖ローマ帝国や皇帝とハプスブルク家との関係などはなんとなく分かっ...

西洋史が苦手な自分には少々難しかった。もう少し言葉の解説が欲しかったところ。ただ、苦手な理由は同じ名前が何回も出てくること。2世や3世となっていても王家が変わるとまた同じ名前が出てくるし。これは克服しがたい。 でも神聖ローマ帝国や皇帝とハプスブルク家との関係などはなんとなく分かったので概ね満足。世襲が当たり前の日本の歴史とは違って選挙で選ぶとか自由都市とか選帝候とか頭の中では理解できてもしっくりこない感じは残っている。そこに教皇との関係や宗教改革も関わりがあるとなるとノートをとりながら勉強し直さないとしっかり理解は出来ないだろうな。

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2026/01/17

中世のヨーロッパの歴史を知りたいと思い、まずは神聖ローマ帝国から行くかと手に取った。 正直言ってかなり難しかった。 皇帝、諸侯、教皇と色々な立場の人間が立ちかわり入れ替わり闘争をしている。近代以降の国家枠組みで物事を考えていると本当に分からなくなる。 特にこの本は後書きでも書いて...

中世のヨーロッパの歴史を知りたいと思い、まずは神聖ローマ帝国から行くかと手に取った。 正直言ってかなり難しかった。 皇帝、諸侯、教皇と色々な立場の人間が立ちかわり入れ替わり闘争をしている。近代以降の国家枠組みで物事を考えていると本当に分からなくなる。 特にこの本は後書きでも書いてあるとおり、ハプスブルク家などの分かりやすい切り口で語ることを意識的に避けているので、初心者が読むにはかなり複雑だ。 個人的一番面白いと思ったのは、教皇による皇帝戴冠がなくなったときから「神聖」と名乗り始めたという所だ。

Posted byブクログ

2025/11/07

様々な革命や反革命を経験してそのたびに歴史の画期があり現在にいたるイギリスやフランスに比べ、ドイツの歴史はわかりにくい。 皇帝と諸侯、教皇の複雑な関係が絶え間ない争いをうみ、諸々の家柄や所領の絡み合いを条約や法によってなんとか纏まり維持してきたかにみえる神聖ローマ帝国の歴史は本書...

様々な革命や反革命を経験してそのたびに歴史の画期があり現在にいたるイギリスやフランスに比べ、ドイツの歴史はわかりにくい。 皇帝と諸侯、教皇の複雑な関係が絶え間ない争いをうみ、諸々の家柄や所領の絡み合いを条約や法によってなんとか纏まり維持してきたかにみえる神聖ローマ帝国の歴史は本書を通読してもなおなかなかに飲み込みづらい。 とは言え、そんな歴史の霧の中にも、現在のドイツにいたる核心のようなものもおぼろげながら見えてくる。それは地域ごとのまとまりである帝国クライスだったり、何事も決まらないながらも存続した帝国議会だったりするのではないか。 苦言をあげると、版図と系図が少ない。主なところは載せてあるけど、文書を理解するためにはこの3倍くらいは載せてもらわないと。

Posted byブクログ

2025/10/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ヴォルテール曰く「神聖でもなく、ローマ的でもなく、そもそも帝国でもな」と言われてしまう不思議な帝国・神聖ローマ帝国の実像。850年もの長い歴史には色々ある。叙任権闘争や三十年戦争、七年戦争など興味ある事件も多い。

Posted byブクログ

2025/06/22

神聖ローマ帝国について何も知らんので知りたく思い読む。結論、先にドイツ史を読んどくべきだった。 西ローマ帝国の滅亡により庇護者を失ったローマ教会がゲルマン人の国フランク王国に、ぶいぶい言わせてるカール大帝に教皇が戴冠を行うという形で、歩み寄ったことからことは始まる。 その後フ...

神聖ローマ帝国について何も知らんので知りたく思い読む。結論、先にドイツ史を読んどくべきだった。 西ローマ帝国の滅亡により庇護者を失ったローマ教会がゲルマン人の国フランク王国に、ぶいぶい言わせてるカール大帝に教皇が戴冠を行うという形で、歩み寄ったことからことは始まる。 その後フランク王国が仏独伊みたいな形で分裂したりして形を変えながら、いわゆるドイツのあたりがそれと定まる。 10世紀頃イタリアではアルプス以北のゲルマン人を「ドイツ人」と呼んでいた。 10世紀末、ハンガリーを版図におさめ、オットー一世の時代に帝国となる。 古代部族社会を形成していたゲルマン人の慣習として王は選挙により選ばれるので帝国の前に国があり、まずドイツ国王を選出し、その後皇帝として承認されたりされなかったりする。 皇帝選挙の選挙権がある諸侯は選帝侯という特権的地位をもち、中世以降は選帝侯が力を持って領邦国家を形成し、その中からイギリス王になったりポーランド王になったりするものも出たりしている。 帝国初期になんだかすでに教会側との距離が開いて、聖界諸侯の叙任権をめぐる叙任権闘争が起こる。 この論争の中で教会の権利が宗教的権利と世俗的権利に分けられる。16世紀宗教革命のフラグである。 叙任権闘争は11世紀初頭に教会側の勝利で決着し、そこで神性を剥がされた帝国側が開き直って神性は教会から与えられるものではないと自ら「神聖ローマ帝国」を名乗り始める。 けど神聖ローマとか言ってる割に教会に対して権力も及ばなくなったんで封建的支配に移行。その後近世の帝国崩壊に至るまで実質はどうあれかたちとしては封建制が続く。 13世紀前半、皇帝と教皇の対立の果てに双方の権力が弱り始め、議会主義が生まれる。 1453年コンスタンティノープル陥落。キリスト教世界に激震が走る。 このあたりから戦争に火器が使われるようになり、騎士もねえよなということで中央集権寄りに。なったのは領邦か。 15世紀末になるとハプスブルク家の皇帝位独占状態になり、帝国からイタリアが外れてくる。このへんからもうどのへんがローマなのかわからない感じ。 ハプスブルク家は知られてる通り婚姻により領地を拡大していき、帝国の外にも所領を持つようになる。 このころ帝国の方は帝国クライスの概念を発明し、領邦と帝国の中間にクライスが置かれる。近世では軍もクライス単位になっていたようだ。 帝国等族の保護を受けたルターをきっかけに宗教革命がはじまる。そしてフランスとオスマンが攻めてきてる。大炎上。 宗教革命を経て宗派が政治問題に巻き取られ馴染みのある形に。 中世はずっとフランスやオスマンやスウェーデンの侵攻や領邦国家の成長でぐだぐだしてる感じだ。 そんな中でマリア・テレジアがフランスに子供を嫁がせたのはフランスと融和するためだったんすね。 マリア・テレジアはハプスブルク家の相続人になったけどサリカ法(ゲルマン人の法とか典らしい)で皇帝にはなれないので神聖ローマ皇帝は夫息子とか。 近世に移る頃には帝国外でプロイセン王国が誕生し、じわじわ領土を食ってきてて、でもそのころ帝国ってオーストリアなの?状態で、ポーランドは消滅して、フランス革命が起こって王様殺されてナポレオンが登場したりして、なんだかんだで神聖ローマ帝国は滅亡。 この本読んでみてフランスとドイツが仲悪いのがよくわかったけど、トルコはどうなんだろうね。オスマン帝国超怖くない?

Posted byブクログ

2025/02/13

中世〜ナポレオン時代までドイツに存在した帝国の概説本。「皇帝と教皇」「開かれた(=制度が確立していない、と読んだけどOK?)国制」の二つの観点で850年の歴史を紹介している。帝国主義時代にドイツが出遅れた原因は神聖ローマ帝国が続いたことにある、と思っていたが、現代のEUという連合...

中世〜ナポレオン時代までドイツに存在した帝国の概説本。「皇帝と教皇」「開かれた(=制度が確立していない、と読んだけどOK?)国制」の二つの観点で850年の歴史を紹介している。帝国主義時代にドイツが出遅れた原因は神聖ローマ帝国が続いたことにある、と思っていたが、現代のEUという連合体につながる(意訳)、と言われるとそうかもしれないとも思う。ただ、21世紀が4分の1経過した時点で見る限り、神聖ローマ帝国存続による中央集権体制への出遅れ(同じタイミングで統一された日本、イタリアも同様だけど)は、ドイツの不幸な一時代を産んだように思う。あらためてハインリヒ6世の早逝がなかったら、と思わずにいられない。 本書では触れられていないけれど、21世紀になってもドイツ連邦はその名の通り、バイエルンやブランデンブルク、ハノーファーなどかつての領邦の集合体でしかないのではないか、と感じた。バイエルン人やハノーファー人、ザクセン(これも定義が分かりにくい)人などに他の地域に対してどう思っているのか、機会があれば聞いてみたい。

Posted byブクログ

2025/01/10

EUの統合。異なる国民国家を統合させるため、共通の歴史的経験が求められた。それが神聖ローマだった。多くの民族がいて、中央集権ではないが紛争解決能力をもつ連邦的な政治組織体だった。

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2024/10/08

皇帝がいたから帝国ではあるけど、中央集権的ではなく絶対王政時代の帝国とはだいぶ趣が異なる。そこが中世ドイツの特色にもなっているけど、けっこう不思議な帝国だよね。 皇帝は選挙で選ばれるわけだし、周辺の国の王家とは姻戚関係にある。現代から見ると連邦制みたいな体制で、まるでユーロの先取...

皇帝がいたから帝国ではあるけど、中央集権的ではなく絶対王政時代の帝国とはだいぶ趣が異なる。そこが中世ドイツの特色にもなっているけど、けっこう不思議な帝国だよね。 皇帝は選挙で選ばれるわけだし、周辺の国の王家とは姻戚関係にある。現代から見ると連邦制みたいな体制で、まるでユーロの先取りみたいに評価する向きもあるみたいだけど、それは違うだろう。あくまでもドイツの特異性によるものと考えるべきでは。

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2024/10/04

神聖ローマ帝国はやっぱり複雑怪奇……。ヨーロッパの中世から近世にかけて存在した不可思議な帝国をその起源から終焉まで概説する一冊です。   <こんな方にオススメ> (1)ドイツの歴史に興味がある (2)中世ヨーロッパが好き (3)世界史に触れたことはあるけど「神聖ローマ帝国て何だよ...

神聖ローマ帝国はやっぱり複雑怪奇……。ヨーロッパの中世から近世にかけて存在した不可思議な帝国をその起源から終焉まで概説する一冊です。   <こんな方にオススメ> (1)ドイツの歴史に興味がある (2)中世ヨーロッパが好き (3)世界史に触れたことはあるけど「神聖ローマ帝国て何だよ?」という疑問をお持ちだった方   <概要> ヨーロッパの中世から近世にかけて中欧(とくに現在のドイツを中心とする地域)において統一的な政治共同体として800年あまり存在を続けた”神聖ローマ帝国”の通史の解説本という印象です。 本章は序章と終章を含めて八章で構成されており、おおまかに3つに分かれると思われます。 第1に、序章から第2章までで神聖ローマ帝国の全体像を包括するとともにその前半期までの政治面での体制が解説されています。 第2に、第3章から第5章までが後半期の体制の解説となり、とくに皇帝の地位をほぼ独占することになったハプスブルク家の歴史とともに語られています。 第3に、第6章から終章において帝国末期、すでに弛緩していた帝国の体制がナポレオンの登場により崩壊するまでが述べられています。   そのほか詳細等は別途、note『読書感想:歴史』に掲載しております。よかったら併せてご覧ください。   https://note.com/rekishi_info/n/n2589faabc235   (2024/10/04 上町嵩広)

Posted byブクログ

2024/08/29

ドイツを中心として領域を広げた神聖ローマ帝国。弱体と見られがちなこの国が長く存続したのはなぜか。捉えにくい大国の実像に迫る。

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