〈学知史〉から近現代を問い直す の商品レビュー

田中聡(編者),斎藤英喜(編者),山下久夫(編者),星優也(編者)

2024/03/07

奥付は2024年３月30日です。「英雄時代論による文学と歴史～西郷信綱と石母田正～」という論文を書きました。今もって「学知」という概念をとらえきれていないのですが、戦後の人文研究の始まりの時に生じた、「英雄時代論」あるいは「英雄叙事詩論」を取りあげています。英雄時代論争というと真っ先に石母田正の名が挙がるのですが、もっとも真摯に向き合っていたのは西郷信綱なのだということを文学研究のがわから主張しています。語りとか歴史以前とか古事記とかに興味がありましたら、ぜひ。