佐渡絢爛 の商品レビュー
初めての赤神諒。こんなミステリーもあるんだ。 何も知らなかった佐渡の金山のことがリアルに感じられ、個性豊かな登場人物たちにも楽しませてもらった。読んで得した感じ。
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事件の真相が分かっておしまいかと思ったらそうではなく、まだ大問題が残っていて…と実に重層的で壮大な物語 ただ序盤の吉太夫を無能と思わせようとする記述が執拗すぎたり、肝心の惣水貫の解決策がいまいち分かりにくかったり、ちょっと残念なところもあったけど、それを差し引いても素晴らしい作...
事件の真相が分かっておしまいかと思ったらそうではなく、まだ大問題が残っていて…と実に重層的で壮大な物語 ただ序盤の吉太夫を無能と思わせようとする記述が執拗すぎたり、肝心の惣水貫の解決策がいまいち分かりにくかったり、ちょっと残念なところもあったけど、それを差し引いても素晴らしい作品だと思う。
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相関図や図面などあり構えてしまうが、鉱山用語は読み飛ばしで。読みではあるが、現実味が感じられない真相だった。あだ名は読みにくくしている。しかし、この時代に、経済って使わんだろ。しかも話し言葉。
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江戸時代の佐渡金銀山のお話。これは最高に面白い!石見銀山しかり、採鉱の仕事の話に興味がある。佐渡は湧いてくる水との闘いなのだな。水替というひたすら水を組む辛い労働があることを知った。 後半少し説明っぽくてまどろっこしく感じたところはあったけど、ストーリーの骨がしっかりしていたので...
江戸時代の佐渡金銀山のお話。これは最高に面白い!石見銀山しかり、採鉱の仕事の話に興味がある。佐渡は湧いてくる水との闘いなのだな。水替というひたすら水を組む辛い労働があることを知った。 後半少し説明っぽくてまどろっこしく感じたところはあったけど、ストーリーの骨がしっかりしていたので堪能できた。映像化してほしいなぁ…。吉大夫さんの結城での活躍も読みたい。
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満足な人生を送るためには、どうしたら良いか そこには腹を括ってやらなければならないこともあるだろうし、捨てなければならないものもあるだろう それでも、人生を賭けて、自分にしか出来ないことを、成し遂げたいと思う
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“佐渡”といえば、貴人の配流先、ニッポニアニッポンつまりトキ、そして金銀山。 その佐渡島を舞台にした時代ミステリ。 元禄、金や銀を生み出す島が、その産出量の激減に悩む。いかにして島を存続させるか。 そんな佐渡で連続する「事件」。遺された大癋見(おおべしみ)の面。誰が、なんのために。 新しく送り込まれてきた佐渡奉行荻原彦次郎。広間役のぐうたら侍間瀬吉太夫と見習い生真面目な振矩師(ふりがねし)静野与右衛門のデコボココンビが真相を追う。というミステリ。 佐渡、という特殊な島ならではの背景と舞台装置を存分にちりばめ、そこに吉太夫という謎の素浪人をぶっこんだ設定。時代小説になじみのない読者にも読みやすい展開。これはもっと読まれていい一冊。
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時は元禄、佐渡の金銀山が水との闘いに敗れ衰退していく中、振矩師の静野与右衛門(よえもん)は、江戸から来た奉行に広間役の間瀬吉大夫(ませきちだゆう)の助手として、能面男の起こしたとされる怪事件の真相解明にあたることになる。生真面目な与右衛門はグウタラ侍の吉大夫が実は切れ者という事に納得せず、吉大夫のやる事の意味を理解できない。振矩師として佐渡を救うには水抜きをするしかない、と振矩師の師匠と決意するも、師弟は別々の仕事を割り当てられ大忙しで、与右衛門は奉行に会うことも許されない。地道な捜査で吉大夫が真相に近づくにつれ、吉大夫に魔の手が及ぶ。 佐渡の金銀山をめぐる陰謀の謎を解く時代ミステリー。あくまでもフィクションだが、吉大夫と彦次郎がなかなか良い感じで主人公の与右衛門を振り回し、成長を促す。見守る父や師匠に幼なじみとの恋など、ラストまで安定の時代劇。一気読み必至。血みどろの能面は出てくるし、殺人も出てくるが、それほどドロドロしていなくて、読みやすかった。極悪人が出てこないのよね。 能に詳しければもっと楽しめたな。あと最初に出てくる地図はいちいち見た方が理解が深まったと思う。人間関係は理解したけど、地図音痴の私は読むだけでは位置が把握出来なくて、それをこの地図が埋めてくれる。という事に読後気づいて悶絶(*^^*)
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面白かった。江戸ミステリ。 序盤、佐渡の地理感はそこそこあるが、なんせ鉱山用語やら、その辺がわからずに、ちくいち参照しながら読んだので、テンポがつかめずにもたくさじれた。 時代は元禄綱吉の代で、佐渡金銀山が斜陽になってきているころ。 佐渡奉行は腐敗している。そこに連続殺人事件が起きる。 犯人は大癋見の面をつけている。 小癋見とちがって天狗的なイメージが強い大癋見。 そこらへん、最初からなんか正義のヒーロー的なんでは、、と 天狗贔屓の私からするといい方であれ、と願ってしまいながら読んだ。 ともかく、腐敗した政治と経済、傾いた金銀鉱山を立て直すのに 中央から焼き剃刀と凍て剃刀が派遣される。 中盤は江戸時代の佐渡にも慣れてきて、さくさくと読み進み 後半、カリオストロの城「とんでもないものを発見してしまったぁ」(とっつぁんで)風味の赤穂浪士か!!と突っ込みながら読んだら、 結びで、、。 まあ、そやろかい的な。 勧善懲悪すっきりさわやかないい感じの時代小説でござった。
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