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切断島の殺戮理論 の商品レビュー

3.7

7件のお客様レビュー

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2024/08/24

メフィスト賞〜!!!!(違う) 回りくどくて読みにくいって人もいるんだろうけどこういうのからしか得られない栄養があるんです

Posted byブクログ

2024/08/10

初読みの作家さん。地図にも記載されていない孤島「鳥喰島」。江戸時代、囚人の流刑地とされていたその島で延々と継がれている奇習。島の実態と文化などを調査すべく訪れた大学の面々。そして大量殺戮が始まっていく。真犯人はなんとなく想像つくんだけれどそこまでに導かれるまでの展開は二転三転して...

初読みの作家さん。地図にも記載されていない孤島「鳥喰島」。江戸時代、囚人の流刑地とされていたその島で延々と継がれている奇習。島の実態と文化などを調査すべく訪れた大学の面々。そして大量殺戮が始まっていく。真犯人はなんとなく想像つくんだけれどそこまでに導かれるまでの展開は二転三転していく。面白かった。

Posted byブクログ

2024/08/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

帝旺大学人文学部文化人類学科の最強頭脳集団・桐村研がフィールドワークに訪れたのは、国家に隠匿された島・鳥喰島。 江戸時代に流刑地とされたその島では、体を切除する成人儀式を始めとする奇習が存在していた。 ”欠落を美と見做す”孤島で起こる連続殺人事件。その真実とは……。 「メフィスト賞っぽい」と随所で話題? のミステリ。 メフィスト賞っぽいと言われる作品というと、突飛・奇想天外なストーリーというイメージがありますが、確かにこちらもそんな感じ。 ロジカルに真相を導くというよりは、認知能力に関わる問題やファンタジー・SF要素もあったりと、本格的なミステリを求めている方にはあまり向かないかもしれません。でもまあ、個人的には面白ければなんでもOKです。 連続殺人事件が起こっている不安定な状況の中でも軽妙でユーモラスな主人公の軽口は、好みは別れそうですが癖になる。 ”欠落を美とする”身体切除の風習がある隠匿された孤島、という舞台も、それだけで雰囲気があって良いですよね。 何となく、別の話に続きそうな雰囲気があるので、もし続くようならそちらも読んでみたいかな。

Posted byブクログ

2024/07/27

 身体の欠損を美徳とする鷲族と鴉族の二つの部族が住む鳥喰島に主人公をはじめとする文化人類学の研究チームが訪れ、そこで行われる鏖殺ともいうべき連続殺人に巻き込まれていくストーリーで、クローズドサークル、連続殺人、文化人類学、SFという様々なジャンルがてんこ盛りのミステリーでグロテス...

 身体の欠損を美徳とする鷲族と鴉族の二つの部族が住む鳥喰島に主人公をはじめとする文化人類学の研究チームが訪れ、そこで行われる鏖殺ともいうべき連続殺人に巻き込まれていくストーリーで、クローズドサークル、連続殺人、文化人類学、SFという様々なジャンルがてんこ盛りのミステリーでグロテスクながらもどこか論理的な展開と衝撃のラストに驚かされた。

Posted byブクログ

2024/07/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

S-Fマガジン2024 2月号で森晶麿先生の『死人島の命題』を読み、とても面白かったのでこちらを読むことにした。 タイトルや装幀からお硬いミステリーを想像していたが、文化人類学+クセの強い最強頭脳集団+閉鎖空間などなど、、、という面白くない訳が無い要素がもモリモリの超・特殊設定ミステリといった感じの作品であった。 調査対象である「鳥喰島」には「欠落を美とみなす」といって身体を切断する奇習があり、そんな島で起こる殺人事件に巻き込まれ真相を追っていく。 事件、奇習の真実を楽しんでいただきたい。

Posted byブクログ

2024/05/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

大学のエリート集団・桐村研がフィールドワークに訪れた国家に隠匿された地図にない島・鳥喰島。江戸時代に囚人の流刑地とされていたこの島には、独特の儀式を存続させた『鷲族』『鴉族』が今尚存在していた。 クローズドサークルで行われる連続殺人。それに巻き込まれた岩井戸は事件の真相に迫っていく… 非現実的なホラー要素と、カニバリズムがちょっと私には合わなかったです。 ラストも驚愕で、呆然でした。方向性がいきなりSFっぽくなったのが、何とも言えなかったです。

Posted byブクログ

2024/05/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

民俗学的なミステリは大好物なんですが、今回はいまいちだったかな。 序盤からいちいちセリフが大仰で、こういうのは時々ちらっと挟まるのが粋だと思ってるんですが、毎回毎回だと作者の「うまいこと言ってやるぜ」感がすごくてなんだか食傷気味。 トリックというか真相もなんだか・・・羽が生えてましたーとかアンフェアとまでは言わないけど興ざめではあった。そもそも独自の美的感覚でもって成り立っていた島ではあるけど、顔で個人が認識できない相貌失認かどうかはまた別の話なんじゃないのかな?AIに意識を奪われるみたいなのも、無理やりというかなんというか・・ただただキレがない。 なんとなくホラーっぽい感じとSFっぽい感じのミステリっぽいなにか、という一冊。

Posted byブクログ