スナック キズツキ コミックエッセイ の商品レビュー

益田ミリ(著者)

2024/06/15

傷ついて、でも傷つけてもいて、癒されて。
しっかり泣きそうだったんだけど途中の亡くなったお父さんに電話をかけるところで涙腺が。
最後の母娘のお話でどこか晴れたような気分で終わることができました。
益田ミリさん節が大好きです。

2024/06/10

どうしたら人を傷つけずに、それでも自分を大事にしながら生きていけるのだろう。
他人か自分かどちらを真ん中に置いたらいいのだろう。わからなくてお酒を飲んでしまう夜が増えた。
けれどそんな夜はたまにはお酒ではなくて、あたたかいココアを飲んで立ち止まる。未来の正解を選ぶよりも、目の前にいる人のささやかな心に気づいていく。傷つき傷つけられながらも気づいていく。

2024/06/02

酒を出さずに生演奏のカラオケやダンスで心にモヤモヤを抱えた人々を癒すスナックの話。登場人物達が繋がっているのが面白い。益田先生のシンプルな絵柄と誰もが共感できる人との距離感の描き方は心にスッと入る。破天荒でも客に納得させちゃう接客が凄いが自分だけのオリジナルポイントカードとか毎回飾らない対応が良いんだろうなぁと思う。

2024/05/19

想像以上に良くて、流石ミリさんだなと、、

誰もがきずついて、きずつけて、生きている。
本の帯を見てハッとしたけれど、全部しっかり読んでみると、それぞれにいろんな背景があってみんな頑張っているんだなと感じた。あんなスナック本当にあったらなぁ〜＾＾

自分がきずついたことは気付けると思うけれど、知らぬ間に誰かをきずつけていることもあるんだって忘れないようにしたい。

2024/05/08

アルコールの提供がないスナック、とても良かったです。登場人物が少しずつ繋がっていて面白かったです！日々過ごしていて気になってしまうこと、つい言ってしまうこと、に私もつい発言、行動してしまっていそう、と共感しました。
近くにこんなスナックがあったら毎日通って悩みを晴らして欲しい、そう思いました。

2024/05/06

単行本がそのままミニサイズになったようでかわいい。雨が青い線になっているページがあるけど、単行本だと、ミラーボールで踊るシーンは赤い線だったような。また、雨のシーンが続いているのに、あるページから雨が黒い線に戻っているのが気になった。
読むたびに同じところにグッときてると思うけど、しりとりの話の、「こんやあんたは世界一おいしいココアを飲む」ってところが好き。傷ついてる人だって、他の人を傷つけている、ってことをちゃんと描いているところも好き。

2024/05/02

あるのよ、こういう小さなモヤモヤ。
誰かを呼び出してまで愚痴るほどじゃない。
けど、なんか私だけ損してる？みたいな。
そして、そう思っちゃう自分も、なんかちっちゃな人間な気がして、またモヤモヤする……

こっちの人生の脇役が、あっちの人生では主役。
それぞれみんな、モヤモヤを抱えて生きている。
スナックって、行ったことないけど、こんなスナックなら一人で行ってみたい(一人で、じゃないと意味なさそう・笑)。
でも、わたしも誰かのスナックになれたら、もっといい。

2024/04/28

みんな何かに疲れて何かに傷ついて生きてる。
わたしもそう。楽そうだな、とか充実してそうだな、とかそう思うのもみんな一緒か。
だったら人のことを考えすぎず自分を大事にしたいなと思った。

このイラストの無表情な感じから、勝手にこちらで気持ちを想像できるのがとても良かった。そして、背景がないのも、晴れなのか雨なのか、ごちゃごちゃの街の中なのか、それも全て想像できる。色も。

まずは村上春樹のノルウェイの森を再読しよう。

2024/04/11

文庫本になり、再読。書き下ろし漫画の最後の一言になぜか込み上げてくるものがあった。疲れた時、疲れたことをちゃんと分かる自分でいたいと思った。そして、そのがんばった自分におつかれさんって言ってあたたかな飲み物をいれてあげよう。

2024/04/10

読んでいて疲れずすーっと読めてしまった。でも最後の方に出てくる女の子の話でぴたっと手が止まり、ふんわりと包んでくれるような言葉に鳥肌が立ってやさしい気持ちになれました。