人間は料理をする生きものだ の商品レビュー
人間は料理をする生きものだという視点から、さまざまな料理法が紹介される。 大人が読んでも勉強になる。いい写真絵本だなぁ。食卓に並んだものが、いつもとは違って見えてくる。
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○料理のすごさ ○国も地域も関係なく、みんなで料理を分けあって食べられる世の中になればよいのにな ○人は料理をする生きものなのだ ○あとがきも良かった、ラオスの食事の風景 ヒヒはパイナップルを皮ごと食べられる体をもっています ライオンは生の肉を皮や骨ごと食べられる体をもっています 牛は人間には食べられない牧草を食べられます 人間は食べものを、そのまま食べられる体を持っていません 人間は、たいへんな手間をかけることで、食べられるものにかえてきました それが料理です ・とってくる ・育てる ・買ってくる ・屠る ・切る ・擦る ・潰す ・挽く ※道具のいろいろ ・焼く ・煮る ・茹でる ・蒸す ・燻す ・揚げる ・干す ・発酵 地球上にはいろいろな地域があり、いろいろな食べものがあります わたしたちは、家族や仲間と分けあって「いっしょに食べる」生きものなのだ
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人間は料理をする生きものだ。まさにそう。 料理をするから人間だ、と言えるのかもしれない。 人間にはパイナップルを丸ごと食べたり、生の肉を骨ごと食べたりする力はないが、食べにくいものを食べられるように工夫する力がある。 そういうことを事例をあげて説く本。 子ども向けの本だと思うが大...
人間は料理をする生きものだ。まさにそう。 料理をするから人間だ、と言えるのかもしれない。 人間にはパイナップルを丸ごと食べたり、生の肉を骨ごと食べたりする力はないが、食べにくいものを食べられるように工夫する力がある。 そういうことを事例をあげて説く本。 子ども向けの本だと思うが大人にも良い。そして子どもがこれで、料理をすることに関心をもっと持ってくれたらより良い。
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タイトルそのまんま。世界中の食の現場を訪ねて、ひとが食べるということについていろいろな角度からまとめた写真絵本を出してきた著者の今回のテーマは「料理」。「とってくる」「育てる」「」買ってくる」から始まって、「切る」「擦る」「潰す」…とさまざまな加工法が順に紹介されていく。 人間は...
タイトルそのまんま。世界中の食の現場を訪ねて、ひとが食べるということについていろいろな角度からまとめた写真絵本を出してきた著者の今回のテーマは「料理」。「とってくる」「育てる」「」買ってくる」から始まって、「切る」「擦る」「潰す」…とさまざまな加工法が順に紹介されていく。 人間は他の動物のように生の肉や繊維質の植物をそのまま食べるようなまねはできない。それに耐える牙や消化機能がないから。加工しなければのみこんだり消化したりできないのは、あるいはお金がなければ食べものが手に入れられないのは退化あるいは弱点ではないか? …とつい思ってしまうが、この本にはそれを補って余りある「料理」の恩恵、よさがたくさんつめこまれているので、地域によって材料や方法に違いはあっても、たしかに人はあまねく「料理をして食べられるものを増やす」という方向に進化を遂げてきており、料理ができるってすごいことなんだな、と最後には思えた。
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