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本が紡いだ五つの奇跡 の商品レビュー

4.4

30件のお客様レビュー

  1. 5つ

    15

  2. 4つ

    8

  3. 3つ

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2024/05/26

心が温かくなる、そんな話だった。読みやすくて、一気に読了。本を通じて、人と人が繋がっていく。幸せになっていく。いい話でした。

Posted byブクログ

2024/05/22

登場人物が皆『さよならドグマ』を読み「ひとりではないんだ」と思えたように、読後ホッとしてしまうような、そんなやさしいお話でした。 自分でも不思議なんですが、「どうしてこんなところで?」と思うところで何度もジーンとしてしまいました。このお話は自分にとってまさに『時分』だったのかも...

登場人物が皆『さよならドグマ』を読み「ひとりではないんだ」と思えたように、読後ホッとしてしまうような、そんなやさしいお話でした。 自分でも不思議なんですが、「どうしてこんなところで?」と思うところで何度もジーンとしてしまいました。このお話は自分にとってまさに『時分』だったのかもしれません。

Posted byブクログ

2024/05/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

本が紡ぐ物語ってどういうこと?と思ったけど、 編集者、小説家、ブックデザイナー、書店員、読者の5名の物語が繋がっていくお話だった。 お話が進むごとに時間も経過していて、それぞれの関係性が変化して行く様も面白かったし、ひとつのお話を軸にしてこんなにも交錯していくものなんだなぁ、と本の持つ力を感じた。すごいなぁ。 それだけ一冊の本には、作者さんや編集者さんの想いが込められているんだなぁと思った。 このさよならドグマはちゃんと真衣ちゃんに届いたかな?人1人の人生を動かす本を書ける作家さん。すごい職業だ! さよならドグマもいつか読んでみたいなぁ。 森沢明夫さんの本はエミリの小さな包丁以来2冊目。 エミリのおじいちゃんの風鈴が出てきたり、鉄夫さんが出てきたりと前の作品との繋がりもあってうふふ。と嬉しく読んだ。 色を取り入れた細かく美しい描写が本当に素敵で、読んでいて想像力を掻き立てられるところがすごいところ。本当に美しい文章。絵とか学ばれていたのかなぁ。 手元に置いておきたいと思う本でした。

Posted byブクログ

2024/05/19

最初は、一冊の本を作る過程と言いまか…なんと言うか三浦しをんさんの舟を編む的な話かと思いきや。 本そのものを物語の題材に捉え、編集者、作者、製版、題紙、読者って一つひとつの思いが繋がって完結してる。 こういう流れが絡む作品って面白いし、感動したなぁ

Posted byブクログ

2024/05/15

『夏美のホタル』、『エミリの小さな包丁』、『キッチン風見鶏』に続く4作目の森沢作品。一冊の本に纏わるそれぞれの立場から描かれた連作小説。 生きていくことは、楽しいことばかりではなく誰しも一つや二つ、大きかったり小さかったりする蟠りを抱えていると思うけれども、その蟠りを取っ払って...

『夏美のホタル』、『エミリの小さな包丁』、『キッチン風見鶏』に続く4作目の森沢作品。一冊の本に纏わるそれぞれの立場から描かれた連作小説。 生きていくことは、楽しいことばかりではなく誰しも一つや二つ、大きかったり小さかったりする蟠りを抱えていると思うけれども、その蟠りを取っ払って、前向きに歩んで行こうと思える、優しくて温かい素敵な作品でした❗ 特に印象的話しは、『第三章 ブックデザイナー 青山哲也』で、涙なしには読めません。 読後は、有川ひろさんではないけれども、この作品に登場する本もいつか出版されたらいいなぁと思いました❗ まだ未だに読んでいない『虹の岬の喫茶店』を早く読んでみたいです。

Posted byブクログ

2024/05/12

森沢さんの作品は好きなので何冊も読んでいます。 今回も心が温まり、心が弱ったりした人に寄り添った物語で、 素敵な言葉が沢山散りばめられた作品でした。 仕事に行き詰った編集者と鳴かず飛ばずの作家から生まれた作品を 通してはじまっていく奇跡の五つの物語。 編集者と作家という...

森沢さんの作品は好きなので何冊も読んでいます。 今回も心が温まり、心が弱ったりした人に寄り添った物語で、 素敵な言葉が沢山散りばめられた作品でした。 仕事に行き詰った編集者と鳴かず飛ばずの作家から生まれた作品を 通してはじまっていく奇跡の五つの物語。 編集者と作家という関係での物語は今までに色々とあったので 読んだことがありますが、ブックデザイナーや書店員や読者まで 巻き込んだ物語は今までには無かったので 新鮮な気持ちで読めました。 それぞれの境遇での苦悩もよく理解出来て、 何か打開策が無いかと思いながら読み進めていきますが、 その中でも一番心を打つ物語はブックデザイナーの青山哲也の章でした。 命を懸けて作っている本のデザインを読んでみたくなる 気持ちになると同時に、しーちゃんとのこれから残り時間の 少ない人生を送っていく二人を見守りながら応援をしたくなる気分になりました。 この作品に出てくる「さよならドグマ」の内容は登場人物の会話の 中で何となく把握が出来きてきますが、それでもはっきりとした 作品は分からないので読んでみたいなという気持ちになりました。 この作品の中でも一つの本から 様々な人との繋がりが出来るというのがよく分かるので、 本当に本というのは人を繋げられるものだと改めて思いました。 最後までハッピーエンドに繋がって良かったですが、 それまでに登場していた人達のその後が気になってしまったので、 あとがきでも何でも良いので、 後日談として何か描かれていると良いなと思ってしまいました。 ミステリー小説やサスペンスなどのドキドキ、ワクワクするのも良いですが、 こうやって人の心に寄り沿いながら読める作品は 安心して読めて読了後は心が穏やかになれるので、 森沢さんの作品は私の読書生活の中では欠かせない作家さんです。 今回の作品の中で心に留めておきたい素敵な言葉は 「過去を大切にすることも大事だけれど、  いまと未来を大切にしないと、  いつかその過去まで否定することになるよ。」 「わたしの人生は、雨宿りをする場所じゃない。  土砂降りの中に飛び込んで、  ずぶ濡れを楽しみながら、思い切り遊ぶ場所なんだよ。」 また素敵な作品に出会えて良かったです。 新たな出会いのために読書をこのまま続けていこうと思います。

Posted byブクログ

2024/05/11

編集者から読者まで素敵な話のリレー。今回も、“凛”といういい鈴の音が聞けました。“さよならドグマ”いつか読んでみたい。

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2024/05/09

しっかり読んだ。津山さんの回からじんわり来ていて、涼元は文章でも嫌な感じだったけど本音があって見直せたから結果全員良い人って事。津山母と健太郎父と繋がってたのもいいし、親子って良いものなんだなあーって自分には全く無いもので正直羨ましいんです。ラストの荻原浩とごっちゃになって間違え...

しっかり読んだ。津山さんの回からじんわり来ていて、涼元は文章でも嫌な感じだったけど本音があって見直せたから結果全員良い人って事。津山母と健太郎父と繋がってたのもいいし、親子って良いものなんだなあーって自分には全く無いもので正直羨ましいんです。ラストの荻原浩とごっちゃになって間違えていて、あー昔の作品を読み直す作業が大事だとフンドシ締めた。涼元作品から物語が歩き出す〜もっと出来たのでは、いや絞ってなんかなぁと変な所にこだわる

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2024/05/08

『編集者、作家、装丁家、書店員、そして…。』 一冊の小説に関わる人々を描いた5話の連作短編。「これぞ森沢明夫」と呼ぶにふさわしい森沢作品の良さがふんだんに詰め込まれた優しくて心温まる物語である。 読み進めるにつれて物語の中で時間の経過を感じることができ、五つの奇跡が繋がってい...

『編集者、作家、装丁家、書店員、そして…。』 一冊の小説に関わる人々を描いた5話の連作短編。「これぞ森沢明夫」と呼ぶにふさわしい森沢作品の良さがふんだんに詰め込まれた優しくて心温まる物語である。 読み進めるにつれて物語の中で時間の経過を感じることができ、五つの奇跡が繋がっていく構成が面白い。特に最終話は意外なところで繋がりを発見でき読後感も良かった。森沢作品ファンには嬉しい作品を超えた繋がりも。凛… 一冊の「本」を軸に、仕事・親子・夫婦・恋人といった普遍的なテーマを絡めて物語が展開されるため、読み手を選ばず多くの方が共感できるだろう。ストーリーもわかりやすく、非常に読みやすい文体。且つ5つの短編でありながら読み応えもあるため、普段から小説を読みなれていない方にも手に取りやすい作品だ。大切な人への贈り物にも最適な「人におすすめしたくなる一冊」である。

Posted byブクログ

2024/05/06

優しく温かい作品。 森沢さんの作品読むの初めてだけど、言葉が素直に入ってくる。あっという間に読み終えた。 人に勧めたくなる一冊。

Posted byブクログ