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「指示通り」ができない人たち の商品レビュー

3.2

29件のお客様レビュー

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2024/05/17

読了。職場にいるなかなか仕事が出来ない人達。複数指示が通らない、融通が気がするコミュニケーションが取れないなど、この本では発達障害という言葉は全く出てこなかったですが、明らかに発達障害ですよね…。働く上でこういうことが困るよなぁと改めて実感です。

Posted byブクログ

2024/05/10

【概略】  「指示をしてもその通りにやってくれない」という言葉の裏には、様々な要因が含まれている。本書では、悩める指導役である上司から著者が事情を聞き取り、分類をし、その対策を示すものである。 2024年05月09日 読了 【書評】  このタイミングでこの本を読むことができてよ...

【概略】  「指示をしてもその通りにやってくれない」という言葉の裏には、様々な要因が含まれている。本書では、悩める指導役である上司から著者が事情を聞き取り、分類をし、その対策を示すものである。 2024年05月09日 読了 【書評】  このタイミングでこの本を読むことができてよかった。上司や先輩といった指導・アドバイスをする側だけでなく、指導される側にとっても読んでおくとよいと思ったね。そして同時に(言葉を選ばずに言うと)「こんなひどい人達ばかりなのか。大丈夫なのか日本は」なんて思ってしまったよ。まぁ、本に挙げられる事例というのは、尖ってないと選ばれないのは理解しているけれども。  自分の中に言語化されていない箇所、そこを補完してくれたような気がする。メタ認知・非認知といったもの。今までの自分は、知識を積み上げていく過程で抽象的な要素(本質ともいう)を抽出し、他事への応用することができるはず・・・という感じで理解していて。でもその知識を積み上げるための能力の改善や、知識を受け入れる器の部分を育てる点(メタ認知や非認知の部分)について思いを馳せることが不足していたね。  笑ったのが「『指示通りしか動かない』なんて、贅沢ですよ。指示したことを理解すらしてくれない」なんて感じのくだり。読解力というか理解力というか、そんなレベルなのか?!採用されている事例の子達って大卒とかじゃないの?!なんて感じなのよね。その背景にあるのは、読書不足(本そのものを読むことというよりも、文章を読むことということ)にあるそうな。確かに相手の言ってることを全く理解できていない人が多かったりもする。こちらの質問に対して全く見当違いな返答をしている姿を見たこともある。そういうものの背景には、読む量が圧倒的に不足しているのだね。学校で学ぶコトって、やっぱり意味があるのだよねぇ。  メタ認知・非認知という点、非常に興味深い。メタ認知は、著書内でも「振り返り力」という表現がされていた。確かにそうだね。地図の上で、目的地があったとして、重要なのは「今、自分が地図上のどこにいるのか?どちらの方角を向いているのか?」な訳じゃない?不足しているところ、伸ばすべきところというものを自身で振り返っていく。解釈をもっと広げることで「自身」と「行為」を切り分ける。仕事への注意を、人格否定ととらえずに、自身を振り返る、そういった第三者的な視点を持つってことだよね。「勉強」という行為は、このメタ認知を磨く、またはメタ認知を使いこなせているかを確認できる格好の行為だよね。非認知は、世間的にはEQという言葉の方が有名なのかな?ココロのタフさ、とでも言えばいいのかな?自分にとってはこの非認知の部分を鍛える必要があると思うね。困難をご機嫌に楽しめるぐらいじゃないと、これから乗り切れないと思うもの。  そして驚愕だったのが、最後の部分にある超絶簡単な問題に対しての選択問題、その(中学生や高校生の)正答率。ま、まぁさ・・・うっかりミスということもあるからさ・・・って思うのだけども、こんな読み違いをしちゃうなんて・・・そりゃ堀江さん(ホリエモンさん)あたりは「バカばっかりだ!」って言いたくなっちゃうよなぁと思ってしまった(笑)  厳しく残酷な世界に突入しちゃったなぁと思う。自分ももう、厳しく言い過ぎるのはよくないと自覚してる。頭ごなしに相手(の意見)を否定しちゃダメだし、「話す技術」を指導してはいるものの、コミュニケーションスキルにおいて最も重要なのは「聞く力(ずっとこちらが黙ってウンウンと聞くだけじゃないよ。理解して適切な返しをするまでの力ね)」だと思ってる。だから「ほめる」(というよりも、変化・成長しているところをしっかりと言語化して伝える)ことの重要性は痛感してる。でも、一歩外に出ると、そんなことをお構いなしに斬りかかってくる人は、いる。厳しいよねぇ~・・・空手で言うところの拳を鍛える・身体を(殴られ蹴られ)鍛えるという稽古をせずに試合、または喧嘩しちゃうことになるのだもの。ある意味、弱肉強食だ。もちろん、だからといって「お前のためを思って」というお気軽な錦の御旗を掲げ、相手にやり過ぎてはいけないのだけどもね。  チームビルディングに向けて必要なスキルを会得することって、案外と自分のような立場の人間には必要になってくるかもなぁ。ファシリテーションを強化できるからね。  読んで本当によかった。

Posted byブクログ

2024/05/08

各テーマのやりとりが想像できて、面白かったです。先輩や上司の困りごとは時代だなぁと思いながらも、下の世代も意識してほしいなぁと思いました。

Posted byブクログ

2024/05/04

論理的とまではいかなくても、筋道たてて考えることができない人がいるというのには驚いた。 身近にそんな人たちがいるが、なぜ仕事ができないのか、対象が変わっただけで同じ問題を何故クリアできずにミスを繰り返すのか理解できなかったが、仕方ないのだな。

Posted byブクログ

2024/05/02

認知能力の低さが仕事の出来に直結する。 現在の中年世代が考えるよりもはるかに未熟な若者が増えてきていることで、「当たり前のこと」に差が生じてきているのだろう。 そこは中年世代も理解をしなければいけない部分である。 そんな未熟な大人になるように育ってしまう社会の環境をどうにかしなけ...

認知能力の低さが仕事の出来に直結する。 現在の中年世代が考えるよりもはるかに未熟な若者が増えてきていることで、「当たり前のこと」に差が生じてきているのだろう。 そこは中年世代も理解をしなければいけない部分である。 そんな未熟な大人になるように育ってしまう社会の環境をどうにかしなければならない。 未熟な大人を育ててしまった側にも問題があるのだから。

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2024/04/28

タメにはなるが、先に個別具体の話をして、後から体系的な整理の話が始まる書き方なので、少し散漫な印象。

Posted byブクログ

2024/04/21

プロローグの「周囲にこんな人いませんか?」 まさに「いるいる!」と思いながら読みました。 今までも問題がある部下をもったことがありますが、 今まで対応した人たちとは異なるタイプの人がいて、 実際に困っていて、なんとかヒントを得たくて、この本を手に取りました。 問題行動の背景に...

プロローグの「周囲にこんな人いませんか?」 まさに「いるいる!」と思いながら読みました。 今までも問題がある部下をもったことがありますが、 今まで対応した人たちとは異なるタイプの人がいて、 実際に困っていて、なんとかヒントを得たくて、この本を手に取りました。 問題行動の背景には、どういうことがあるのか、 問題行動を起こす人はどういう認識でいるのか、 といったことが解説されています。 その対策についても書かれていますが… 「それを命じてできるようなら問題になってないよ」と思えたり。 メモをとれと言ってもできないような人に、 読解力を高めるための読書を勧めても… 「この1冊で解決!」ということを期待せず、 参考程度の気持ちで読むことをお勧めします。

Posted byブクログ

2024/03/28

認知能力やメタ認知能力に問題がある社員を、指導・改善するためのアドバイスが書かれている。(管理職や指導的立場にある人向け) 内容は、雑多に浅く広くという感じ。具体性は今ひとつで体系的でもないため、読者が本書のアドバイスを実践したとしても、部下を改善できるケースは稀だろう。(新書...

認知能力やメタ認知能力に問題がある社員を、指導・改善するためのアドバイスが書かれている。(管理職や指導的立場にある人向け) 内容は、雑多に浅く広くという感じ。具体性は今ひとつで体系的でもないため、読者が本書のアドバイスを実践したとしても、部下を改善できるケースは稀だろう。(新書というフォーマット上、仕方がないのだが) では、本書がどんなニーズに向けて書かれたかというと、酒の席で愚痴を言い合うのと同じ目的のように感じる。「ダメなやつと相対しなければならない自分を嘆いて見せつつ、その反対に自分はダメなやつじゃないことを確認して安心する」的な暗いニーズ。本書のような本は、目の前の課題を解決するのではなく、自分が気持ちよくなるためだけの読書になりがちなので、よくよく気をつける必要がある。 本書には、メタ認知が重要と書かれているので、読みながらメタ認知した結果、そんな感じの感想になった。

Posted byブクログ

2024/03/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

書店で見て、タイトルが気になったので買いました。帯の裏には ・アドバイスを意地悪と受け止める ・自分はできる社員と思い込んでいる ・定型文がないと何も言えない ・すぐパニックになる ・評価してもらえないとすぐヤケになる ・「指示通り」に動くのも難しい ・すぐに記憶がなくなる ・意欲が空回りする とあって、どれも中学生にも大いにあてはまるし、いるいる!と思って読みました。 中身は大きく「認知能力」「メタ認知能力」「非認知能力」の3つの問題について分けて解説してあり、「こんな社員がいる」「なるほど、それはこういうことですね」「はい、だから・・・のように困っています」「それは認知能力の欠如ですね」みたいな感じで実例が挙げられている。 この会話形式の書き方がなんともまどろっこしくて読みづらかった。 また、最近非認知能力だのなんだのが流行って、研修でもずいぶん聞いたし、本も読んだので、すでに知っている内容が多くて新しい発見はなかった。まぁ、非常に簡単に書いてあるので今まで読んで知った内容の確認・復習にはなった。さらなる確認・復習のためにココにも書いておく↓。 ○認知能力・・・いわゆる知識。読解力が重要 ○メタ認知能力・・・簡単に言うと自分を振り返る力 ○非認知能力・・・学力でははかれない力。自分をやる気にさせる力、忍耐強く取り組む力、我慢強さ、集中力、共感力、感情をコントロールする力 (EQ こころの知能指数)という本でも有名になった。 で、この本では各章の最後に、認知能力なり非認知能力なりメタ認知能力なりが欠けている社員をどうすれば良いかという相談に対して、そこそこ具体的なアドバイスをしているのだが、多くの生徒を見てきた私としては、 そんなことで改善するなら苦労しないぜよ、としか思えなかった。褒めてもらえなくてすぐヤケになる社員には、褒めるところがなくても(結果がついてきてなくても)過程を褒めてあげれば良い、とか。義務教育でも、結果だけでなく過程を評価しよう!なんて流れになっているけど、なかなか無理がありますよね。過程を評価しようと思えば、どんな能力の生徒(社員)だって、一応「その人なりに」は「頑張っている(つもり)」なわけで、そんなのいちいち評価していられない。案の定、成績(知識)の評価にCをつけて、学びに向かう姿勢(いわゆる意欲・学習の過程)の評価にAをつけたら、管理職からそれはあり得ないだろう、学ぶ姿勢がAなら知識面でも結果的にAかBにはなるはずだ、という指摘を受けたよ笑。 ということで、☆3つです。

Posted byブクログ