シン・日本の経営 の商品レビュー
日本企業はそんなに悪くない。そのことを伝えてくれる本。よき メモ ・成功企業に共通する7つの点 7P
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訳書としては非常に読みやすかった。 内容もとてもわかりやすく、好感が持てた。これからの企業経営に対する指針となるものだった
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帯には「これは21世紀版ジャパン・アズ・ナンバーワンだ」という言葉があり、あやしそうな感じも漂うが、基本、真っ当な日本企業の研究に基づく議論だと思う。 著者の議論では、日本企業の最終材でのプレゼンスは見えにくくなっているが、中間材の分野で高度な技術で高い競争力を持つ製品を生み出...
帯には「これは21世紀版ジャパン・アズ・ナンバーワンだ」という言葉があり、あやしそうな感じも漂うが、基本、真っ当な日本企業の研究に基づく議論だと思う。 著者の議論では、日本企業の最終材でのプレゼンスは見えにくくなっているが、中間材の分野で高度な技術で高い競争力を持つ製品を生み出しているとのこと。 概して、日本の変化のスピードは遅いものの、それは必ずしも悪いことではなく、日本の文化的な特性であり、経済原理と社会の安定性のバランスを取るための選択といえ、時間はかかったものの、日本も必要な転換を完了しつつある、という見立て。 楽観的すぎる印象はあるものの、私たちの見方が悲観的すぎるという側面に対抗するディスコースとして考えれば、こういう意見もあって、バランスが取れると考えられる。 具体的な事例は今日深く、分析は真っ当である反面、使っているフレームワークがオライリーのものが多く、ものすごく新鮮な切り口があるわけでもない。 確かに日本の中にも、素晴らしい企業はあると思うし、世界が大きく変わる中で必要な変化を推進してきた企業もあると思う。そこから、学ぶことも多い。 あたり前だけど、そのことを持って、日本の企業経営一般が再生しているわけでもなく、日本の経済がナンバーワンに返り咲くわけでもない。ここは間違わないようにしたい。 もしろ、そういうことが起きることはない、という基本認識をしっかりと持つことが、再生の道の第一歩なんだと思う。
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日本に対する過度な悲観に疑問を投げかけ、強さの理由を分析して読み解いた本。ネガティブなことが当たり前になっているために、驚きと新鮮さを持って読むことができた。タイトな文化で選択的に遅いペースで進んでいること、ゆっくりなペースにはその良さがあり、ルーズな文化でのイノベーションと比べ...
日本に対する過度な悲観に疑問を投げかけ、強さの理由を分析して読み解いた本。ネガティブなことが当たり前になっているために、驚きと新鮮さを持って読むことができた。タイトな文化で選択的に遅いペースで進んでいること、ゆっくりなペースにはその良さがあり、ルーズな文化でのイノベーションと比べるべきでないことが説明されている。この理論によると、日本は規模ではないディープテックの強さがあり、今後も強くあり続ける可能性がある。そうであってほしい。
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日本はその特性から、アメリカと違って、ゆっくり変化しようとしているのだ。 悲観的になることはない! というのがドイツ出身のカリフォルニア大教授がいいたいこと。 確かに、もちろん、日本の優れたところはある。 この本でも取り上げられているキーエンスやファナックは素晴らしい企業。 ...
日本はその特性から、アメリカと違って、ゆっくり変化しようとしているのだ。 悲観的になることはない! というのがドイツ出身のカリフォルニア大教授がいいたいこと。 確かに、もちろん、日本の優れたところはある。 この本でも取り上げられているキーエンスやファナックは素晴らしい企業。 技術に関するポテンシャルは相当にある。それは知っている。 技のデパート「舞の海戦略」で巨漢に勝つ、というのもわからないではない。 でも舞の海は横綱にはなれなかったので、、ケガもあって小結どまり。 変革が遅いのは日本がタイトな国で、なかなか変わることが容易ではないから、 アメリカはルーズな国で、どんどん新しいものが生まれる。 一方リスクも伴っている。どちらがいい、というものではない、と。 うーん。 頭がこんがらがる。 確かに日本の風土は、変化を恐れる、拒むところが大きい。 でもその理由がわからん。農耕民族だから?どんな国も農耕から入るよ。 稲作だから?それはあるのかもしれないが、よくわからない。 地震や台風、豪雪といった自然災害が多いから?四季が厳しいから? わからん、、、 日立は変われたが東芝は変わってない。 トップ次第なのか? 残念だが著者の言いたいことを理解することができなかった。
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ジャパンバッシング(セルフも含めて)が蔓延する中、気持ちの良い日本賞賛論。久々に気持ちよかったです。『楽観論にすぎる』という批判に対しても、自ら誌中で答えてます。
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