海が走るエンドロール(6) の商品レビュー
2024/10/13 評価が下されるの怖いよなぁ。 soraみたいに軽いノリで傷を抉ってくるタイプといると気にしてることがそんな気にすることじゃないように思えてくる。海くんグランプリ、いい作品作ったんや。 うみ子さんは肉体的に時間がないけど、みんないつまでにって思ってやってるから...
2024/10/13 評価が下されるの怖いよなぁ。 soraみたいに軽いノリで傷を抉ってくるタイプといると気にしてることがそんな気にすることじゃないように思えてくる。海くんグランプリ、いい作品作ったんや。 うみ子さんは肉体的に時間がないけど、みんないつまでにって思ってやってるから精神的に時間がないかもしれん。 自分と向き合うと自分の空っぽさに嫌気がさすけど創作って否が応でも自分と対峙しないといけないんだろうな。 最初の学長の挨拶好きやわ。
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創作したいという欲求 『私』が『私』であることの代えがたい照明になる 海が監督しうみ子が主演の映画がグランプリを受賞 今後 二人の関係はどうなるのか? 古田さん どのように絡んでくるかな?
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一生懸命向き合って生み出した映画。 その評価次第で何かを決めなくてはいけないのか、と 疑問に思ううみ子さん。 兎に角作りたくて、作ったことで今はいっぱいだと思う。 賞を取って助監をしてとがっついていくのもひとつの正しい方法だとは思うけれど、 それで純粋に映画と向き合えるのかというと少なくともうみ子さんの場合はどうだろうか。 船が進むほど海の広さを知るばかりで 目の前の岸に辿り着くことしか考えられなくなる という台詞にとても共感してしまう。 目の前のことをこなすことも勿論大事なのだけれど、 将来を考え始めた時どうしてもそれだけでは焦ってしまう。 教授の卒業式での言葉もとても印象的だ。 大学生活では社会のためではなく自分のために創造を行い、自分自身をさらけ出さなくてはいけない瞬間があり苦しいものである。 自分の声を聞き自分の一部を見つける。それは創造するものにだけ与えられた特別な力だ。 映画を撮りたい、創作したいという欲求は社会のシステムには属せず自分が自分であることの代えがたい証明。 うみこさんだけでなく海くんも答えをくれた感覚があると言っているのが 彼は彼で悩んでいたのかなと思うし、前に踏み出す力になれる言葉をくれるのは先生として素晴らしいなと思う。 これからの航海で前を見るために、今撮れる映画を撮るだけ。 この映画祭が灯台になれれば良いと言うのは、とても素敵な言葉だと思った。 うみ子さんが海くんにインタビューをするシーンもとても好き。 結局なにをどう思い悩んでも、やるしかないのだ。 soraの映画を見た時の 正直恐れていたものの形はとても現実的で といううみ子さんのモノローグが非常に共感する。 海くんの映画を観たら落ち込むかもしれなくても、観ないままの方が怖い。 海くん、グランプリを取るとは流石だ。 うみ子さんが大波と感じた内容がとても気になる。
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発売日から少し経ってから手に取った『海が走るエンドロール』(たらちねジョン)の6巻。 読んでみてまた「出た時に何ですぐ買わなかったんだ」って思っちゃったわ。 何でかって…… 「歳も性別も違う人達が【望んで踏み出した環境】で一緒になり、【同じ立場、同じシチュエーションの中】で、「これからの人生どうするか」と、各々抱える悩み」がメインとして描かれてるからなんです。 今までに読んだ本や映画の数なんてたかが知れてるかもしれないけど…… 私の中でそういう作品って触れた事がない。 アン・ファサウェイとロバート・デ・ニーロ出演『マイ・インターン』も、上司と部下という関係だったし。 学生の時に多く触れたファンタジーの中では、【目的とする物事が、登場人物ほぼほぼ一致してて団体で行動して達成、ハッピーエンド】っていう事がメチャクチャ多かった。 悩みが語られたとしても、ほんのワンシーンなイメージで、またメインの筋へ、団体として戻っていく。 現実逃避して、違う世界で楽しみたいっていう時にはちょうど良いかもしれない。 ただ、「それぞれが一体何を考えてて、各々どんな道に進むのか」っていう話となると、これでは何か物足りない。 今回読んだ本書や、『葬送のフリーレン』(山田鐘人 アベツカサ)などは、それを満たしてくれる感じがする。 ………と、アレコレめんどくさい事を考えてたワケです。 「ほー、この人〇〇についてこうやって考えてんのか」って知る事が、今は楽しい。 「〇〇は◆◆と言われている」では足りなくて、「私は★★だと思う」って続いてると「おっ」となる。 かく言う私は、それが苦手だし、そうなりたいとも今は思うかな。
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えっ、表紙、誰ですか? うみ子さんは3年生、海くんは4年生に。 作品を提出した映画祭の結果は果たして?
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心に残ったセリフメモ✐☡ 「オタクってほめ言葉よね 1つのことに没頭できる 知的好奇心でしょ」 「大丈夫 私はやりきった そして 結果は私のすべてじゃない」
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年齢と情熱のギャップってのを強く感じさせる巻。 人生100年時代とか言われつつも、実際には60-70代で亡くなる方も多いわけで、うみ子さんにとっては「毎回が最終作」な感じだろうからなあ。
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この漫画の醍醐味は波が感情に乗ってくるところだと思うけれど、海くんの映画を見た後の波は読んでいて震えた。 歳を重ねたからと言って焦燥感に駆られないわけではない。 誰かと比べたときにひとりでひっそりと涙してしまうことが0にはならない。 年齢を言い訳にしない強さが滲み出ている素敵な1冊だった。
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