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翻訳に生きて死んで の商品レビュー

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11件のお客様レビュー

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2024/10/17

クォン・ナミさんの「ひとりだから楽しい仕事」を読んで面白かったので、その10年前に出されていたというこちらも読みました。似たような内容も多かったので、全体的には前作の方が好きだったけど、より具体的な翻訳家の世界(特にお金に関することなど)を描いてくれていて興味深かった。直訳(解釈...

クォン・ナミさんの「ひとりだから楽しい仕事」を読んで面白かったので、その10年前に出されていたというこちらも読みました。似たような内容も多かったので、全体的には前作の方が好きだったけど、より具体的な翻訳家の世界(特にお金に関することなど)を描いてくれていて興味深かった。直訳(解釈)と翻訳の違いについて、実際の文を使って説明されていたのがかなり面白い。ただ外国語が得意なだけではもちろん無理で、その国の文化に親しく、原書を深く読み込んでいて、さらにその国の言葉"らしさ"を分かっていないといけなかったり、想像以上に技術が必要な翻訳家の方々へ尊敬の念を強くしました。ナミさんの好きな日本小説の紹介もよかった!

Posted byブクログ

2024/10/01

日本の文学作品を韓国語に翻訳している著者。結婚を機に自分で韓国で出版したい作品を探し、韓国の出版社に売り込み、そうして少しづつ日本文学翻訳家としての立場を築いてきた。そんな自分の今までや、翻訳家になりたい人へのアドバイスや、翻訳する過程の苦労などとても面白かった。私は韓国語がまっ...

日本の文学作品を韓国語に翻訳している著者。結婚を機に自分で韓国で出版したい作品を探し、韓国の出版社に売り込み、そうして少しづつ日本文学翻訳家としての立場を築いてきた。そんな自分の今までや、翻訳家になりたい人へのアドバイスや、翻訳する過程の苦労などとても面白かった。私は韓国語がまったくわからないけれど、翻訳することの大変さがとてもよく伝わってくる。 図書館で何となく手にした本だったが、私にとっては当たりだった!

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2024/08/24

韓国語の翻訳を勉強しているところだったので図書館で手に取った。読んでみて、韓国語との細かいニュアンスの違いも書いてあり面白かったので購入しようと思う。翻訳家の名前は著者と並ぶため同じような立場だとイメージじていたが、翻訳家は、訳者あとがきが書けるだけで、自分の名前が載るだけで嬉し...

韓国語の翻訳を勉強しているところだったので図書館で手に取った。読んでみて、韓国語との細かいニュアンスの違いも書いてあり面白かったので購入しようと思う。翻訳家の名前は著者と並ぶため同じような立場だとイメージじていたが、翻訳家は、訳者あとがきが書けるだけで、自分の名前が載るだけで嬉しいと知って、違いが面白いと思った。 著者も潰しが効くという理由で日本語を専攻し、翻訳家になるなんて思っていなかったそうだが、翻訳してみると決めた後の行動力がすごい。 どういう本を翻訳すればいいかと考えたときに、親にお金を借りて、来日し紀伊國屋書店や神田古書店街でどういう本が売れているのか調査し、それを帰国して韓国でも調査するというところが面白かった。 翻訳という仕事と自分の仕事が無縁だからなかなか言語の仕事をするのが難しいだろうと思っていたのに繋がったような気分だった。 江國香織 や吉本ばななも通じないような1社に断られてもダメだったと諦めてはいけないんだと思った。 「結婚も離婚も私の選択、彼らは最初から最後まで野次馬 だった。野次馬に対して、なぜ不遇な隣人に優しくしてくれないのかと無理強いするのは間違っている。」 「病気になるまで、健康とお金の優先順位がわからない。高所得者を安易にうらやむものじゃないなと思った。」

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2024/08/22

クォンナミさんの作品を初めて読んだが、とても読みやすく、文章も面白く、引き込まれた。 私が好きな作家さんや、作品を多く翻訳されていて、クォンナミさんが翻訳された本を、韓国語で読んでみたくなった。 クォンナミさんの文章、言葉が、とても穏やかで大好きな作家さんになった。

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2024/07/27

アニョハセヨ〜か、アンニョンハセヨ~か❓ ってな事で、クォン・ミナの『翻訳に生きて死んで 日本文学翻訳家の波乱万丈ライフ』 藤田麗子 訳 韓国の翻訳家クォン・ミナさんの10年前のエッセイと言うのか、自伝、翻訳家の仕事のやり方、内容、翻訳料金や翻訳のやり方等など、実に面白い内容...

アニョハセヨ〜か、アンニョンハセヨ~か❓ ってな事で、クォン・ミナの『翻訳に生きて死んで 日本文学翻訳家の波乱万丈ライフ』 藤田麗子 訳 韓国の翻訳家クォン・ミナさんの10年前のエッセイと言うのか、自伝、翻訳家の仕事のやり方、内容、翻訳料金や翻訳のやり方等など、実に面白い内容じゃったw クォンさんの小心でチャーミングな人柄も藤田さんの翻訳の凄さ何じゃろなぁと、韓国語を日本語に翻訳した本は、日本語を韓国語に翻訳する人の話で何だか頭がこんがらがってしまう様な不思議な感覚で読んでたw 韓国語が読めたならクォンさんが翻訳した読んだことのある本を読んでみたい気分になるよね (村上春樹、村上龍、恩田陸、角田光代、朝井リョウ、益田ミリ等々) クォンさんの人柄を醸し出した翻訳をした藤田さんも凄いんじゃろなぁ という事で、サンナッチとカンチャンケジャン食べたくなりました(どちらも食べた事ないけど、食べたいヤツ) 2024年21冊目

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2024/07/10

韓国の翻訳家である권남희さんのエッセー(번역에 살고 죽고)。남희さんは日本語の本を韓国語に翻訳する翻訳家である。なんと300冊以上の日本の本を翻訳されているという。翻訳だけでなく楽しいエッセーも書かれている。作者の「ひとりだから楽しい仕事」を先に読んだ。それで、この本を読んだの...

韓国の翻訳家である권남희さんのエッセー(번역에 살고 죽고)。남희さんは日本語の本を韓国語に翻訳する翻訳家である。なんと300冊以上の日本の本を翻訳されているという。翻訳だけでなく楽しいエッセーも書かれている。作者の「ひとりだから楽しい仕事」を先に読んだ。それで、この本を読んだので、あれ?前にこのエピソードは読んだような?と思ってしまった。もちろん、お話は面白いので二度読んでも楽しめた。同じ話ばかりではなく、「ひとりだか…」の書かれる前の頃の話があるので興味深かった。それと、日本語を韓国語に訳すときの「解釈」と「翻訳」の違いをハングルを使って例示してくれている。自分の韓国語の能力では微妙な差の違いはなかなか分からなかったけど…。

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2024/06/10

途中まではなんだか入り込めず眠たくなりながら読んでいたが、日本語で頻出するが韓国語では省いた方がいい言葉のあたりからのめり込んだ。 確かに日本語って一文が長いし読点が多いかも。 それにしてもクォン・ナミさんにとっては翻訳家は本当に天職なんだろうなあ。 羨ましいくらい仕事が楽しそ...

途中まではなんだか入り込めず眠たくなりながら読んでいたが、日本語で頻出するが韓国語では省いた方がいい言葉のあたりからのめり込んだ。 確かに日本語って一文が長いし読点が多いかも。 それにしてもクォン・ナミさんにとっては翻訳家は本当に天職なんだろうなあ。 羨ましいくらい仕事が楽しそう。 だんだんこの方の文章にはまってきたので、続けてもう一冊読みたい。

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2024/06/04

翻訳家の文章って全然読んだことなかったな〜面白い本でした。魅力的に紹介されている日本の小説、読みたくなりました。逆輸入!

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2024/05/23

第3章の「直訳と意訳の間」の比較が凄く分かり易かった。翻訳力が素人にも伝わってくる。第2章「ちびっこマネージャー」も好きだな。翻訳に興味がある人はもちろん、クォン•ナミさんの翻訳に対する愛がたっぷり感じられる本。*私はハングルさえわかれば誰でも読める、簡単な本を書きたい。がんばら...

第3章の「直訳と意訳の間」の比較が凄く分かり易かった。翻訳力が素人にも伝わってくる。第2章「ちびっこマネージャー」も好きだな。翻訳に興味がある人はもちろん、クォン•ナミさんの翻訳に対する愛がたっぷり感じられる本。*私はハングルさえわかれば誰でも読める、簡単な本を書きたい。がんばらなくても読める本、本嫌いの人でも読みたくなる本。

Posted byブクログ

2024/05/05

クォン•ナミさんの人柄がとてもよく伝わってくる。 色んな日本の本や作家が登場するので、自然と読みたい本リストが大量に増えてしまった。 韓国語の訳書も気になるな〜!

Posted byブクログ