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天才たちのインテリジェンス の商品レビュー

3.7

11件のお客様レビュー

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2024/11/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

佐藤優氏の対談集。佐藤氏とこの人が対談したらどんな話になるのだろうか?と思いながら読んだ。 斎藤幸平氏との対談では、マルクス「資本論」に異なるアプローチをする二人が対談するとどんな話になるのか?斎藤氏の『人新世の「資本論」』に対する佐藤氏の切り口が鮮やかで、『人新世の「資本論」』も「資本論」ももう一度読み直そうと思った。斎藤氏はシステム・チェンジ(=革命)を求めるのに対して、佐藤氏は反革命派。後半は地球環境保全を共通認識としながら、運動を展開するにあたっての注意点を佐藤氏が齊藤氏に語っているが、マルクスの新しい読み手が生まれたことを佐藤氏は素直に喜んでいる。 大澤真幸氏とは、何故学ぶのか?というテーマを軸に対談が展開。どれだけ学べるかは結局その問題をどれだけ自分の問題としてとらえられるかによるのだと。二人がこれだけ知りたいと思い、発信し続けているのは、コーリング(神から与えられた使命、召命)に通じるものがあると。神の呼びかけにどれだけこたえられているのか?自分の胸に手を当てて、今一度考えてみないといけないと思った。いまの日本の知識人を代表するが、スタンスの少し異なる二人がどんな顔をして対談したのだろうかと想像してニンマリしてしまった。 佐藤氏は対談相手の著作をよく読みこんで対談に臨んでいて、そのことに相手が驚く場面が多々あった。これだけ広い分野にアンテナを張っていることに改めて驚いた。

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2024/08/11

200頁強の新書サイズ、しかも字が大きい。 このスペースに12人の論客とのインタビューを載せるのは無理。中途半端。 物足りない。 これでは12人も活きないし、佐藤優さんが何考えてるかもちょっとしかわからない。 不完全燃焼 はじめに 佐藤優 1 奴隷根性こじらせていませんか? 白...

200頁強の新書サイズ、しかも字が大きい。 このスペースに12人の論客とのインタビューを載せるのは無理。中途半端。 物足りない。 これでは12人も活きないし、佐藤優さんが何考えてるかもちょっとしかわからない。 不完全燃焼 はじめに 佐藤優 1 奴隷根性こじらせていませんか? 白井聡(政治学者)  2 カネとリスクを考える 真鍋昌平(漫画家)   3 常識をグラッとずらしてみると 村田沙耶香(小説家) 4 ポスト・コロナの「脱成長」社会を生きる  斎藤幸平(哲学者・経済思想家)  5 「こころ」をなくしかけた時代に必要なもの 東畑開人(臨床心理士)  6 偶然性を味方につけよう 磯野真穂(人類学者)  7 画一化する社会に潜む問題点 藤原辰史(農業史研究者) 8 オタクカルチャーのゆくえ 濱野智史(評論家、社会学者)  9 コロナで住環境はどう変わったか 小林茂雄(建築学)  10 わかりやすい「リスク」に隠された落とし穴 美馬達哉(医学者)  11 学びを身につける最高の方法は? 大澤真幸(社会学者) 12「感じる」こと、「動く」こと 森田真生(独立研究者)  終わりに

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2024/05/22

制約にとらわれながら少しでも自由に生きるため学ぶ 本当にほしいものだけ所有→そこまで金に困らず カネもリスクもとらえ方、付き合い方次第 人類の最大のコモン・公共財産は地球環境 心という言葉は近代以降に生まれた概念 人生のいろんな局面でたまたまを入れ込めるかどうか 人生が面白いほう...

制約にとらわれながら少しでも自由に生きるため学ぶ 本当にほしいものだけ所有→そこまで金に困らず カネもリスクもとらえ方、付き合い方次第 人類の最大のコモン・公共財産は地球環境 心という言葉は近代以降に生まれた概念 人生のいろんな局面でたまたまを入れ込めるかどうか 人生が面白いほうに動くとき←自分の力で動いていない ミニカルチャーしか生まれない時代・ネットも強烈なヤラセ社会 半ドキュメンタリー番組・虚構と現実があいまい 自分の問題だと思える→学んだことが身につく 調べ続け、考え続ける→自然と井戸を深く掘っている すべてが自分とつながっていることに気づく→人生が豊かに満たされる 自分が変わり続けることを受け入れる姿勢≒今を生きること 内在的理論

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2024/05/10

12人との対談をまとめたものなのでそれぞれのボリュームは控えめ。 また2017年から2023年までの間の対談がまとめられているので、会話の前提にある時事ネタには時差がある。 対談されている相手の専門が大きく異なるため感想もそれぞれについて違ってくる。 全体を通しては、「専門性分...

12人との対談をまとめたものなのでそれぞれのボリュームは控えめ。 また2017年から2023年までの間の対談がまとめられているので、会話の前提にある時事ネタには時差がある。 対談されている相手の専門が大きく異なるため感想もそれぞれについて違ってくる。 全体を通しては、「専門性分野の深堀りと浅くも広いその周辺知識を兼ね備えることがとても重要」というのが私としての感想になる。 これはある意味大澤真幸氏が本書の中で言っている、「人生を豊かに満たすには、やはり自分の井戸を掘り進めて、現実の世界である地下水脈まで掘りつくす覚悟がいる思う」や、同章で佐藤優氏がいう「周辺知識が乏しいと局所的に専門知識に詳しくてもでたらめな分析や予測をしてしまう」とも共通している。 普段私は興味の対象が広いので様々な分野の本を読んだり調べたりしてしまっているのだが、その一方で掘り尽くした専門領域がない。 私は専門領域はインプットだけでは到達できないと考えている。先行研究を踏まえた先にあるアウトプットを通して英知の輪の外に針を刺すことできるようになるし、暗黙知やオリジナリティが生まれて競争力となる。そしてアウトプットが必要となれば、そこでは脳内の情報処理による加速化の恩恵を受けにくく、詰みあがる知見は、作業にかけた時間にレバレッジ少なく比例する。 広いカテゴリーについてアウトプットをするとなると膨大な時間を要するため、より絞り込んだ、自分の興味関心に合致する分野を決めて、そこをガンガン掘り進めてアウトプットする、その量を増やす必要がある。 本書の中では元々興味のあって本書を読むきっかけにもなった真鍋氏、村田氏、斎藤氏以外にも自分が事前に知らなかった専門家たちが多く登場し、そのそれぞれがとても興味深い。とりわけ濱野氏、大澤氏、美馬氏が自分には刺さった。ここでもやはりみんな面白いと感じてしまうので、絞り込めないな~と自答するわけだが、周辺知識として知るのには申し分ないだろう。 最後に、本書の対談の中で佐藤氏の人となりも垣間見えて面白かった。 猫を8匹のほかにウニなどの他の生き物も色々飼育しているだとか、数百万円も学生に金銭的な補助をしているだとか、漫画もあれこれ読んでいるだとか、陰謀論系の話も面白く読んでいる、だとか。具体ではあるが、そういった人間味もまた佐藤氏の魅力である。

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2024/04/29

雑誌の企画で行われた、佐藤さんとの対談集です。 1つの対談自体は10ページもなく、さわり程度といったところです。そのため、深い知見などを得るのは難しいとは思います。 ただ、時々出てくる言葉は実によく刺さりました。 ・心の健康は「受け取ってもらえた感じ」「わかってもらえた感じ...

雑誌の企画で行われた、佐藤さんとの対談集です。 1つの対談自体は10ページもなく、さわり程度といったところです。そのため、深い知見などを得るのは難しいとは思います。 ただ、時々出てくる言葉は実によく刺さりました。 ・心の健康は「受け取ってもらえた感じ」「わかってもらえた感じ」に支えられている。 ・食文化の違いで相手を排除することがファシズムの原型である。 ・現代社会は、問題を解決する際に、1対1で問題と解を結びつける社会になっている。 ・人は2~3m以内に近づくと、深い話をしやすくなる。 ・1つのリスクに注目すると、全体のリスクが見えにくくなる。 ・一人では意思決定できないシステムをつくる。 ・きちんと発信すべきときに発信しないとなると、何のため目の学びなのか。

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2024/04/19

佐藤優氏と村田沙耶香さんの対談とか想像できないわというワクワク感から購入。本書自体が新書としても薄目で1人1人の対談はかなり短めだったが、興味深い対談もあった。ただ、タイトルのインテリジェンスという言い方はどうなんでしょ・・・。

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2024/04/13

如何せん寄せ集め過ぎるし、1篇の内容が薄すぎて読んだ気にならない。藤原辰史氏との食の話が一番面白かったが、何せ中途半端過ぎる本。

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2024/04/13

佐藤優さんが各界をリードする「最先端の知」12人と対話した本。 12の対談を読むことで、現代社会の状況を理解できます。

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2024/04/12

p20 染み付いた奴隷根性を恥べきものを思うこと p38 女性の場合はヒモ体質の男に引っかからないことですね。ヒモ体質って大体DVとセットです。DVの被害に遭っていると、冷静な判断能力も失われてしまいます。特に生育歴ー育った家庭環境が複雑だったり、自分に自信がなかったりする女性...

p20 染み付いた奴隷根性を恥べきものを思うこと p38 女性の場合はヒモ体質の男に引っかからないことですね。ヒモ体質って大体DVとセットです。DVの被害に遭っていると、冷静な判断能力も失われてしまいます。特に生育歴ー育った家庭環境が複雑だったり、自分に自信がなかったりする女性は、ヒモ体質の男の上辺の優しさみたいなものにすがりついて視野が狭まり、搾取されやすい傾向を感じます p45 今よりも楽しいことがしたいと思ったら絶対にリスクはつきもの。カネもリスクも良い悪いはなく、捉え方、付き合い方次第 p91 みんな相談に来た時点で自分の方向性はだいたい決まっているんだ。背中を押してほしくてくるんだよ。本当に決められないときは専門家を紹介するし、犯罪に関わることはもちろん止めるけど p109 2月の勝者 ビックスピリッツ 現実のお受験マニュアル p112 人生が面白い方に動く時って、自分の力で動いていない p198 誰かから押し付けられる価値観に翻弄されることなく、自分の豊かな人生のための行動を p201 世界史の哲学シリーズ  p200 関係ないと思っていた事柄もすべてが自分とつながっている そのことに気づいたとき、人生が豊かに満たされる

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2024/03/26

読了。12人の著名人との対談本。二人知っていた。二人は名前を聞いたことあるぐらいで、残り8人は知らなかった。みんな本を書いてるようだが、買おうという気持ちにならなかった。積ん読をなんとかせねばの気持ちが強かった。

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