堤中納言物語 の商品レビュー
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河出文庫・古典新訳コレクション、中島京子による現代語訳。 あとがきを読んでびっくりしたのが「ひとつ、大きく決断したのは、挿入される歌を、現代短歌として三十一文字で訳すことだった」。なんと、てっきり原典からの引用だと思っていた短歌は訳者の労作だったのだ! 「原歌への冒瀆、歌人でもない人間が僭越きわまりないという批判には甘んじようと思う。しかし学者ならぜったいにしない蛮行に及ぶのでなければ、小説家が仕事を引き受けた意味はない」という腹に括り方もカッコよく、原作者も草葉の陰で喜んでいるんじゃないかな
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「はなだの女御」は市川春子、「思はぬ方にとまりする少将」はさいとうちほ、「貝合」は中村明日美子で漫画化してください。
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平安版恋愛短編小説アンソロジー。 和歌の素養が無いとブンガク出来ない時代の作品集ですが、中島京子さんのおかげで何とか読みました。 いつの時代も、桃色脳のオトコってしょーもないなぁ。
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古典をわかりやすく、人気の作家たちが現代風に翻訳するシリーズ。 源氏物語をはじめ、どうしても面白さを理解できないのだけれど、著者の翻訳本であること、読み人知らずの本であればまだいけるかもと読んでみる。 なるほど、読みやすくクスっと笑えるところも。 この時代の恋愛模様、こんなタッ...
古典をわかりやすく、人気の作家たちが現代風に翻訳するシリーズ。 源氏物語をはじめ、どうしても面白さを理解できないのだけれど、著者の翻訳本であること、読み人知らずの本であればまだいけるかもと読んでみる。 なるほど、読みやすくクスっと笑えるところも。 この時代の恋愛模様、こんなタッチであれば受け入れやすいかも。
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可愛い表紙に思わず、ジャケ買い。 日本最古の短編集『堤中納言物語』の世界を中島京子と旅する。 源氏物語を思わせる章に思わずニヤリ。 豊かで雅な時代を堪能。
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虫好きのお姫様、続きは2巻で。どうなってしまったのでしょう、右馬助は。諦めたのか、またの機会を狙ったのか。お姫様は唯我独尊ですが。
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