うらはぐさ風土記 の商品レビュー
うらはぐざ、あけび野商店街、落ち着いた歩調で進む日々。 いやな人が出てこないし、煌びやかでも質素でもない。 マーシーには、ヘンテコ敬語以外は規模の小さい成瀬あかりさんのようでにくめない可愛らしさがあるし、秋葉原夫妻は穏やかだし、第一主人公の沙希さんが物事を悲観的に捉えるタイプでは...
うらはぐざ、あけび野商店街、落ち着いた歩調で進む日々。 いやな人が出てこないし、煌びやかでも質素でもない。 マーシーには、ヘンテコ敬語以外は規模の小さい成瀬あかりさんのようでにくめない可愛らしさがあるし、秋葉原夫妻は穏やかだし、第一主人公の沙希さんが物事を悲観的に捉えるタイプではないところがとても好き。 どこにでもあるようで、なかなか得られない穏やかな日常。 いいな、と思いました。 「雄大さが、こぢんまりしています」。ふふ。
Posted by
うらはぐさの地で、今、住む人たちとの交流。歴史が描かれている。 その土地に住むことは、その土地を知ること、住む人と親しむこと。 それが生活であり、人生なんだな、と思った。
Posted by
最初から、何の蔓の植物か わからない主人公 沙希。 沙希は、離婚をしてアメリカから30年ぶりに帰国! 伯父さんが、住んでいた家に住む事になる。 沙希にとって、両親は亡くなっており、母方の姉の夫である伯父の家であり、固定資産税位の家賃で、良いと、従兄の博満に言われている。 恵まれて...
最初から、何の蔓の植物か わからない主人公 沙希。 沙希は、離婚をしてアメリカから30年ぶりに帰国! 伯父さんが、住んでいた家に住む事になる。 沙希にとって、両親は亡くなっており、母方の姉の夫である伯父の家であり、固定資産税位の家賃で、良いと、従兄の博満に言われている。 恵まれている。 日本に 帰国しても、身内が居て、親身に なってくれている。 仕事も 非常勤講師の口があり、その上、庭の手入れや面倒をみてくれる伯父の友人もいる。 懐かしい東京に戻り、散策! 「うらはぐさ」に関する話が、沢山出てくる。 亀田マサミさんの話。 ウラハグサシティの歴史のプレートまで、あるのだろうか?と…… 梅の木の下に死体があると言う話など、桜の木の下………は、聞いたことがあるけど………… なんて、日常的な話や、尊敬語の使えない女子学生など、たわいない話が、満載。 商店街の移り変わりも…… 最後に、主人公沙希が、この伯父のの家を購入する事を希望することになるのだけど……… やはり、女ひとりが、住居も仕事も、そしてリタイアメントした時の事を考えれば、一番の選択だと、思いながら、本を閉じた。 ちょっと、もう少し、面白いかと期待しすぎた!(笑)
Posted by
読んでいくとタイトルの意味がわかってきた。ウラハグサは地域の名前で中身は風土記の要素が濃い。 登場人物がいい人ばかりなのはちょっと妬けるが、ストーリーは温かい。
Posted by
・優しさが詰まった作品。こうやって人は繋がって暮らし、未来が続いていくといいなぁ、と心から思える物語。
Posted by
東京の西の方だと思われるうらはぐさ。 アメリカから離婚して帰ってきてうらはぐさの伯父の家に住むことになった沙希。 そこは学生時代にも馴染みのある場所。 そこで様々な人々と出会い、その人々と関わっていくことになる。 その中でうらはぐさの歴史に触れたり、再開発に心を痛めたりしていく。...
東京の西の方だと思われるうらはぐさ。 アメリカから離婚して帰ってきてうらはぐさの伯父の家に住むことになった沙希。 そこは学生時代にも馴染みのある場所。 そこで様々な人々と出会い、その人々と関わっていくことになる。 その中でうらはぐさの歴史に触れたり、再開発に心を痛めたりしていく。 沙希が出会う人は年齢も、バックグラウンドも多種多様、まさに現在。 うらはぐさに大きな何かが起こるわけではないけど、時代が変わっていくと共にうらはぐさも変わっていく。 何処にでもある都心からちょっと離れた街、そこに暮らす人々の日常、そしてちょっぴり、沙希の海外での生活も顔をのぞかせる。 大学の非常勤講師である沙希と学生との関わりも楽しい。 うらはぐさが良い方向に変わっていくといいなあ。 ついでに、うらはぐさを調べてみた、よく見る草だった、初めて名前を知った。 中島京子さんの作品は面白い、今回も期待を裏切らなかった。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
風土記っていうよりか、花木やら野菜やらを通じた歳時記という感じ。胡瓜に山椒に柿に梅、秋葉原さんちの屋上にはゴーヤ、トマト、ナス、オクラ、枝豆も生る。そんな東京郊外にUターンして郷愁にひたる沙希だけど、地域の再開発計画を知る。老朽化した建物が並び、賑わいを失った商店街でも、様変わりとなると湧き上がるノスタルジア。かといって住みやすさを失ったまちに未来はなく、まして防災面を問われると抵抗できないか。巻末は駆け足のまとめになったけど、これだけ前向きに悩む人たちがいれば「いいもんにあれする」ことになるのでしょう。
Posted by
(紹介文より) 30年ぶりにアメリカから帰国し、武蔵野の一角・うらはぐさ地区の伯父の家にひとり住むことになった大学教員の沙希。そこで出会ったのは、伯父の友人で庭仕事に詳しい秋葉原さんをはじめとする、一風変わった多様な人々だった。 コロナ下で紡がれる人と人とのゆるやかなつながり、町...
(紹介文より) 30年ぶりにアメリカから帰国し、武蔵野の一角・うらはぐさ地区の伯父の家にひとり住むことになった大学教員の沙希。そこで出会ったのは、伯父の友人で庭仕事に詳しい秋葉原さんをはじめとする、一風変わった多様な人々だった。 コロナ下で紡がれる人と人とのゆるやかなつながり、町なかの四季やおいしいごはんを瑞々しく描く物語。 良い本だったなあ。 離婚して日本に帰ってきてからの日々、沙希の心境、読んでいて心が落ち着くような…登場人物も作品のテンポも。 今の自分に合っていたみたいです。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ずっと読みたかった本。 といっても、読むまで内容とかも知らず、表紙とタイトルがとにかくかわいくて。 なんだか体験記のような、 よ見始めてからもこれが小説なのかノンフィクションなのか、 なんだろう、 時に詳しすぎてなんの話、みたいな、 とにかく語り手に生活にとても密着していくような、 とても具体的で現実的で、親しみ深い、 これからも追い続けたくなるような、 生活のストーリーでした。
Posted by
家族にも勧めたい。 心温まる物語なんだけど、自分が今、荒んでいるせいか、とんとん拍子にうまくいく様子が、なんとも羨ましくて、星四つ。 半年でそんなにたくさん知り合いができるなんていいなあ。 戦争はよくないということを再度再度思った。
Posted by
