俺はこのままひとりぼっちで、いつかおかしくなってしまうんだろうか の商品レビュー
まだこの4人の年齢になるまでは10年ほどあって、自分の理想の人生とは異なっているけれど… ある意味これがリアルな人生なのかな。 物語としては、決してキラキラしたフィクションではなくて、自分の弱さや将来と向き合いながら前を向いていく4人の姿勢には説得力がありました。 ⭐︎は、私...
まだこの4人の年齢になるまでは10年ほどあって、自分の理想の人生とは異なっているけれど… ある意味これがリアルな人生なのかな。 物語としては、決してキラキラしたフィクションではなくて、自分の弱さや将来と向き合いながら前を向いていく4人の姿勢には説得力がありました。 ⭐︎は、私自身が最後に行き着くまでの人生にもう少し夢をみたいから 3つに。 でも、結局最後はひとり。だよね。
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※このレビューにはネタバレを含みます
今現在独身でいる方には所々刺さるお話。 自分自身も独身の時に感じていた将来への漠然とした不安とかこんなにたくさん人がいる中でパートナーがいない自分て一体…みたいな気持ちでいたことを思い出した。 このまま1人でおかしくなってしまうのかと思ったことはないけれど周りが眩しくみえたり、卑屈になったりしてたから、長生きはしたくないなとは思ってた。夏枝ほどではないが幼少期家庭環境もいいとはいえない生活だったから結婚というものにも強い憧れはなかった。 結婚したいと思える人と出会えてお互い好き同士になるってすごいことだよなあなんて思ったり。 主人公たちみたいにパートナーはいないが友達が自分のために生きるといってくれるって貴重だなと思う。 長い人生1人で生きるということはやっぱり孤独と共にある。(お金の問題もあるしね)その孤独とどう向き合うかなのかな。推し活でも友達と過ごすでも趣味に生きるとかでも。 多趣味だったり新しいことに恐れないで挑戦って1人で生きるには必要スキルなのかも。 終わりがなんやかんや誰かとくっついて結婚できた!ハッピー!じゃないのがまた現実味があっていいなと思った。
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男性は孤独に弱くて、ひとりぼっちでいると生きる気力を失い、精神的おかしくなるというSNSの投稿を見ながら、恋愛も結婚もほど遠い自分もそうなるのか…と呟くのは41歳の売れない小説家でコンビニの雇われ店長の春来。 夏枝は、貧乏な家から抜け出し医者の夫と結婚し妊娠するが堕してくれとと...
男性は孤独に弱くて、ひとりぼっちでいると生きる気力を失い、精神的おかしくなるというSNSの投稿を見ながら、恋愛も結婚もほど遠い自分もそうなるのか…と呟くのは41歳の売れない小説家でコンビニの雇われ店長の春来。 夏枝は、貧乏な家から抜け出し医者の夫と結婚し妊娠するが堕してくれとと言われ、パワハラ気味で借金もある夫と離婚。 秋生は、同性の恋人から衝撃的な別れを経験したが、かなり前に少しだけ結婚していた期間があって、最近になり子どもがいたことがわかる。 真冬は、姉がダウン症で弟が自閉症という家庭で育ち、祖母や母の介護もしていたが、それぞれに亡くなった今になり、恋愛すらしたことがなかったと…。 この40歳を過ぎた男女4人は、どん底だと思いながらもなんとか立ち直って前向きに生きていく。 きらきらとした夢見るような恋愛はないが、たまに集まり盛り上がって、それぞれひとりの家に帰る。 困ったときは、支えながらもひとりで生きていく。 中年の独身ならではの悩みも抱えるものも、けっこう厳しくもあるが、それでもひとりで生きていくという力強さが見れた。
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一気に読み終わってしまうほど、久しぶりに面白い作者さんと本に出会いました。 結末はメインの登場人物のうち3/4人が一人で生きていくという形で終わったけれど、人生って本当に長く、辛く、苦しいものだなぁと大学生ながら実感できる細かな描写に圧巻されました。 また、その苦しさや不安を感...
一気に読み終わってしまうほど、久しぶりに面白い作者さんと本に出会いました。 結末はメインの登場人物のうち3/4人が一人で生きていくという形で終わったけれど、人生って本当に長く、辛く、苦しいものだなぁと大学生ながら実感できる細かな描写に圧巻されました。 また、その苦しさや不安を感じることすらも生きているからこそだと言うことも真冬さんのストーリーから学びました。 色々な人生の形があるのだと考えさせられる、思ったようにはうまくいかない、何かを取るなら何かを捨てないと、なんて複雑で、面倒臭いんだろう。 でもその中でもふとした時にする友達とのやりとりとか、大好きになった人に振られた悲しみとか 時間にしたら一瞬の出来事が、振り返ってみたら人生のハイライトだったなと思えるような気がします。四人の人生に幸あれ〜!!
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4人の中年男女の話。 それぞれ未婚だが置かれている環境は少しずつ違う。程よい距離感を保ちながら付き合う4人。 印象的だったのが、男2人と女2人でやっぱり違うところ。女2人は苦しい時に他の3人と距離を置く。苦しい時に特に同性のもう1人とは顔を合わせたくない。一人でもがき苦しみ、逞...
4人の中年男女の話。 それぞれ未婚だが置かれている環境は少しずつ違う。程よい距離感を保ちながら付き合う4人。 印象的だったのが、男2人と女2人でやっぱり違うところ。女2人は苦しい時に他の3人と距離を置く。苦しい時に特に同性のもう1人とは顔を合わせたくない。一人でもがき苦しみ、逞しく立ち直る。そして、女2人は1人での生活を楽しんでいる。 この本の良いところは4人が仲良くなりすぎないところ。4人で共同生活しようとか言い出さないところ。それぞれのみっともなさがリアルに描かれていた。 春来が一番みっともなくて頼りなくて心配になってしまったが、ちゃんと彼なりに成長していった。そして、その成長ぶりが劇的ではなく嘘くささがなく良かった、
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氷河期世代ということで、自分と同世代の話だった「死にたいって誰かに話したかった」よりは刺さらなかった。 でも、こっちの方がリアルなのかもしれない。生きづら会みたいな自分の過去だなんだを話せる相手なんてそうそういない。友達でも嫉妬したり、話したくないことがあったり、ムカついても言え...
氷河期世代ということで、自分と同世代の話だった「死にたいって誰かに話したかった」よりは刺さらなかった。 でも、こっちの方がリアルなのかもしれない。生きづら会みたいな自分の過去だなんだを話せる相手なんてそうそういない。友達でも嫉妬したり、話したくないことがあったり、ムカついても言えなかったりして。それでも40代になって、集まろうってすぐ集まれる友達がいるのっていいなあと思う。
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独り身で歳を取れば取るほど 皮肉になって周りに八つ当たりして、 嫌な奴になる て、文面があって。 ホント、それなって。 泣いた、
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同世代の話なので共感ポイント満載。 誰でも若い時があるのに、年を取るとどうして悲しい生き物になるんだろう。。 いろいろ悩み、落ち込みながらも生きていく。 あまりに日常すぎる話だから、ものすごいどんでん返しがあるわけでもないから、すっと馴染むのかも。 なんとなく、これからも元気に頑...
同世代の話なので共感ポイント満載。 誰でも若い時があるのに、年を取るとどうして悲しい生き物になるんだろう。。 いろいろ悩み、落ち込みながらも生きていく。 あまりに日常すぎる話だから、ものすごいどんでん返しがあるわけでもないから、すっと馴染むのかも。 なんとなく、これからも元気に頑張ろうと思えた。
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一人でいる意味と価値を考えるきっかけをくれる本。 4人の各々の物語が進んでいく話でした。 近年、結婚しない人や離婚する人が多い中、一人で生きていくにはどうすればいいのか考えるいい機会でした。 一人一人色々の葛藤を抱えて生きているし、人生って本当に色々な環境、状況の組み合わせだ...
一人でいる意味と価値を考えるきっかけをくれる本。 4人の各々の物語が進んでいく話でした。 近年、結婚しない人や離婚する人が多い中、一人で生きていくにはどうすればいいのか考えるいい機会でした。 一人一人色々の葛藤を抱えて生きているし、人生って本当に色々な環境、状況の組み合わせだなって思いました。 周りに登場する4人がいれば、少しは楽しい一人を過ごせるのかも知れませんね。
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あまり好みじゃなかったからか 共通点がないために没頭できなかったからか 読むのに時間がかかってしまった... 春来、夏枝、秋生、真冬 4人が同じ時代を生きて 友達として出会えてよかった
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