定食屋「雑」 の商品レビュー
心温まる話 倦厭していたものに触れ、受け入れて成長できるのがすごい。 みさえとさやか、相性が良さそうな掛け合いが心地よかった。 昔ながらの定食屋さん行ってみたくなった
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面白かった~~~~! 著者の本はどれも好き。場末感が濃厚(どんなんや)は苦手かもしれんけど、ちょっとお上品に仕立ててるもの(どんなんや)はかなりささる。 その中間もささる。 今回はもう、沙也加の夫がクソすぎて笑った。 さっさと別れなさいよ…、と、思うけど、それができないのもわ...
面白かった~~~~! 著者の本はどれも好き。場末感が濃厚(どんなんや)は苦手かもしれんけど、ちょっとお上品に仕立ててるもの(どんなんや)はかなりささる。 その中間もささる。 今回はもう、沙也加の夫がクソすぎて笑った。 さっさと別れなさいよ…、と、思うけど、それができないのもわかる。 それって夫に対する愛情というよりは、それまで培ってきた自分を否定されるみたいでいやよね。わかる。わかりすぎる。 でもあんなクソ男を捨てることで沙也加さんの人間力はもっとあがるから、安心して次のステージへすすんでくれえ! と、応援しつつ読んだ。たぶんそういう本ではない。(笑) でも、いろんな方向からそれまでの価値観をじわじわ変えていく、と、いう内容ではあると思う。 何かものすごい出来事があって、読者ですら 「ハッ」 っとなって視界も世界も過去も変わる、なんてものは著者には存在しない。 じわじわと変化していく周囲に、わたしらは 「なんだかなあ」 と、思いながら付き合ううちに 「それも、いいんじゃない?」 って思えてしまう。このあたりの変化が小気味よいのよ~。 まだわたしも変化できるかな、って思える。 わかりやすく前進するだけじゃないのが背中を後押ししてくれる気がする、のは、わたしも年を取ったなと思った。
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雑、という食堂で働く女性2人を中心に展開する話。話の流れが古本食堂に少し似ている気がする。離婚の話はサラッと終わり、雑色さんの話など何かを掘り下げる訳でもなく中途半端感がある。ちょっと残念。
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離婚危機に陥っている三上沙也加は、夫が離婚したい原因が週に二、三回通って帰る定食屋「雑」にあるのではないかと偵察に行く。 店主は割烹着を着た背の低い老女。彼女は客から「ぞうさん」と呼ばれているが、接客はぶっきらぼう。沙也加には甘い味付けも舌に合わなかったが、夫の秘密を知るために「...
離婚危機に陥っている三上沙也加は、夫が離婚したい原因が週に二、三回通って帰る定食屋「雑」にあるのではないかと偵察に行く。 店主は割烹着を着た背の低い老女。彼女は客から「ぞうさん」と呼ばれているが、接客はぶっきらぼう。沙也加には甘い味付けも舌に合わなかったが、夫の秘密を知るために「雑」で働き始めるが…。 味の好みとか食べる時のルールって意外と共同生活する上で重要だよね。嫌いスイッチが入ると何もかも気になってきちゃうし。 でも誰かの影響で嗜好が変わることも大いにある。 誰かと一緒にいるって大変と素敵が同居してるから、その比率の変化によって、ずっと続いたり、逆に限界がきたりするんだなぁと実感。 とりあえず私はぞうさん特製のからあげと糠漬けが食べたいです笑
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厳密には、3.5。スラスラ読みました。それぞれのキャラクターや性格が立ってるのですが、もう少し絞り込んだ登場人物で深さがあったら、★4です。 沙也加の夫健太郎のズルさが…
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あまりゆるい感じの小説は好みではないのですが、これは最後まで飽きずに楽しく読めました。ぞうさんのキャラクターがとても好きです。読んでいてほっこりします
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いいお話でした。 登場人物がみんな魅力的でみんな幸せになってほしいと思いながら読みました。 しみじみと良い気分になりました。
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定食屋『雑』の女店主ぞうさんと訳あり従業員沙也加の息の合った掛合いにほっこり。ぞうさん、沙也加、高津(常連客)の視点で物語が進むのも飽きさせない。人と料理の繋がりが温かい。丸くおさまり癒やされる。
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第一章は既視感があったけど、後半になるにつれ、みさえと沙也加がバディになっていく様子が小気味良い いい意味で雑な料理、食べてみたい
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人情味のある定食屋さんのお話で面白かった。 原田ひ香らしく、はっきり値段表記してるところが分かりやすい。 終盤、店じまいな話が出たから 続編ないのか?! と思ったけど、 続編に期待。
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