カラフル の商品レビュー
この本で共感できたところは、 無意識のうちに 「きっと〇〇だろう」と思い込んでしまう。 ところ。 選択肢にすら、あげてない。 なんて残酷なんだ…と わたしを含め同じように感じた人に対して 思った。 差別ってなんだろう?と 考えるきっかけになる一冊でした。
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数年前に読んだ『パラスター』がとても良かったので、いつか読もうと思っていた阿部暁子さんの作品。 どこまでも爽やかで、真っ直ぐで、愛おしい。 読んで良かった。最高の青春物語でした。 映像喚起力が凄まじく、美しい風景や、躍動感のある動き、細やかな描写などホントに目に浮かぶ様。 個...
数年前に読んだ『パラスター』がとても良かったので、いつか読もうと思っていた阿部暁子さんの作品。 どこまでも爽やかで、真っ直ぐで、愛おしい。 読んで良かった。最高の青春物語でした。 映像喚起力が凄まじく、美しい風景や、躍動感のある動き、細やかな描写などホントに目に浮かぶ様。 個人的京都アニメーションに映像化して欲しい原作No.1です!!
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障害者との向き合い方に考えさせられる内容だけど、悩み多き青春の甘酸っぱさで、とても爽やかな気持ちになる物語でした。
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ぶれずに、まっすぐ。 話題があちこち飛ばないので読みやすい。 第四章はややリアリティに欠けるが (あんな高校生は、まず存在しない) 担任が言ってることは 教員なら皆思ってることだと思う。 口にするかは置いておいて。
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気持ちのいい青春ドラマ。 中学の時に大きな挫折を味わった伊澄くんが決めたこと。 何事にも本気にならない。 三年間、何もしないで過ごそう。 そんな伊澄の目の前に突如現れた車いすの少女、立花。 「君、車いすだから」と言う伊澄に返した立花の言葉。 「私は車いすじゃなくて人間です」 ...
気持ちのいい青春ドラマ。 中学の時に大きな挫折を味わった伊澄くんが決めたこと。 何事にも本気にならない。 三年間、何もしないで過ごそう。 そんな伊澄の目の前に突如現れた車いすの少女、立花。 「君、車いすだから」と言う伊澄に返した立花の言葉。 「私は車いすじゃなくて人間です」 伊澄ははっとします。 自分とは立場の違う女の子の毅然とした態度に。 そして、その瞬間に「世界がカラフルになった」と感じる伊澄。 この感性、素敵。 立花は伊澄と同じクラス。 彼女は何事にも前向きで、山の上まで40キロ歩く学校行事にも参加を希望。 この行事をめぐって起こる様々な意見の食い違いや軋轢。 クラスメートたちは 自分とは違う人にどう対応するか考え始めます。 いろんな人がいて、誰もがそれぞれの事情と思惑を抱えて生きている。 同じものはひとつとしてない。 違う人の尊厳から目を背けず、分かり合おうとすることの大切さ。 何もしないで過ごそうとしていた伊澄。 彼のモノトーンの世界が変わりはじめます。 他者を受け容れる心の広がり。 そして、そこに胸キュンカラーも加わります。 軽やかに描かれる世界。 猛暑の中、本のページから爽やかな風を感じました。
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パラスターの人がまた?と思っていたら、まず読みやすくうまくまとめている。しかし、これでたった一ヶ月ほどとは、続くのだろうか?
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#読書記録 #カラフル #阿部暁子 #カフネ で感動して、阿部さんの他作品も読みたくなり購入。甘酸っぱさもある青春小説だけど、障害を持つ人を取り巻く問題にも踏み込み、私たちの中にある無自覚の差別意識を鋭く突き、タイトルでもある多様性や、真の他者理解について問う作品でもある。我...
#読書記録 #カラフル #阿部暁子 #カフネ で感動して、阿部さんの他作品も読みたくなり購入。甘酸っぱさもある青春小説だけど、障害を持つ人を取り巻く問題にも踏み込み、私たちの中にある無自覚の差別意識を鋭く突き、タイトルでもある多様性や、真の他者理解について問う作品でもある。我が家の子どもたちに、読んでほしいなと思ったよ。 #読書好きな人と繋がりたい #読了 #多様性
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夢を追い続けられなくなった少年と少女の挫折と再生の恋物語。 短距離走者としての夢を追えなくなった伊澄が、病気をした事で車椅子生活となった六花を通して、他者に対しての理解を深め、自分自身と向き合っていく姿がとても良かったです。 障がい者に対してただ介助するだけでなく、相手が何を求め...
夢を追い続けられなくなった少年と少女の挫折と再生の恋物語。 短距離走者としての夢を追えなくなった伊澄が、病気をした事で車椅子生活となった六花を通して、他者に対しての理解を深め、自分自身と向き合っていく姿がとても良かったです。 障がい者に対してただ介助するだけでなく、相手が何を求めているのか、しっかりと理解して対応する必要性を改めて学びました。 阿部さんの『カフネ』同様、キャラクターも魅力的で、会話のテンポも良かったです。 また別の作品も手に取りたくなりました。
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青春です。 車椅子ユーザーとの関わりで変わる考え方。 さて、子供が身近に居ると子供を抱える人の気持ちも分かるように、車椅子ユーザーの事を知ろうとした時もまた、この世の中の不自由さに気付くということがよく分かるお話です。 高校生の彼らは学級内討議で思っていることをぶつけ合える良...
青春です。 車椅子ユーザーとの関わりで変わる考え方。 さて、子供が身近に居ると子供を抱える人の気持ちも分かるように、車椅子ユーザーの事を知ろうとした時もまた、この世の中の不自由さに気付くということがよく分かるお話です。 高校生の彼らは学級内討議で思っていることをぶつけ合える良い仲間でした。 差別とは何を表すのか、人権も考えられる様な内容でした。
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阿部暁子さんの作品を読むのは "カフネ" に続いて2 作品目。表紙は禅之助さんで、作品を読み終わってから眺めると主人公の2人がイメージにぴったりだなと思います。 どんどん読めて2 日くらいで読了してしまいましたがもう少し続きが読んでみたいと強く思いました。
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