わすれていいから の商品レビュー
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普通に泣きましたわ。 タイトルと表紙から「え、これ絶対最後猫死ぬでしょ…」と怯えながら読み始めたので「最後まで猫生きてた良かった!」という気持ちを持ちながらも結局泣きましたわ(笑) 生きる速度が違う生き物同士のお話というのはもうね、涙は避けて通れないよね…!
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やづきみちこさんの「ペーとぼく」と同テーマを猫の視点で語ります。「おれ」はある家の猫、「おまえ」はその家に生まれた男の子。「おまえ」が猫の「おれ」よりゆっくり育つのを、温かく見つめ、淡々と語り、静かに年老いていきます。「あたらしい なわばりを みつけ」て、荷作りをして去った「おまえ」に「わすれていいから」と言うのは、「おれ」の別れの言葉に違いないので、胸が締め付けられます。
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同時期にやってきた子猫と男の子(赤ちゃん)。二人は一緒に成長する。猫は早く大人になり、男の子はゆっくり大きくなり、やがて猫を追い越してゆく。猫の目線で語られる成長記。そして、男の子は大人になって家を出ていく。猫は言う「おれのことは わすれていいからな」…忘れないよ、きっと。
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いや、泣いちゃう。。。 最後の2ページあたりで、もうダメでした。 我が家も子供が小さい頃から動物を飼っていて、いつかこんな風景を見ることを想像するとグッとくるものがあります。 動物がいないおうちでも、猫目線を親目線に置き換えても。。。これまた切ないっ。
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カーテンが良い。しんみりしてしまうけど、前向きに終わって良かった。また帰って来てくれて会えるよ。決して忘れたりしない。
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「おまえ」が赤ちゃんから大学生へと成長していくのを見守る猫のお話。 言葉遊びがあったり、奇想天外なストーリーとかはない。 しんみり系。お子さんより大人に刺さる感じ。 タイトルからして別れを想像し、もしかして猫が亡くなって終わるのかな?と思っていたが、それはなかった。 カーテンの中に潜った猫で始まり、だんだん成長する「おまえ」と一緒に潜り、また1匹で潜る姿で終わる。 子猫のケバケバして片目がうまく開かない感じがリアルでかわいい。 ごはんを取られる、箱に入られる、いつもはツンツンしてるのに落ち込んだら側に来る、宿題の邪魔をされる。 いわゆる猫あるあるの詰め合わせ。 同じ窓際、「おまえ」はどんどん大きくなっていく。 最後、窓の外を見ながらの「あぁ そうか。おまえ、あたらしいなわばりをみつけたんだな。」でしんみりMAX。 「おれのことは わすれていいから。」と言いつつ窓の外を見るのをやめないのは、なわばりの監視かもしれないけれど、本当は「おまえ」とまた会いたい、帰って来ないかなと思ってるんじゃないかな?と推察。 おすすめ年齢3・4・5歳〜。 しんみり系なのでつまんなーいとなるお子さんもいると思うが、猫を飼っているご家庭/方にはおすすめできる。 自分がもし猫を飼っている家に生まれたとして、子供のときにこれ読んでもらって、大人になってまた読んだら絶対泣くと思う。
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やわらかでリアルな絵で、人間の男の子の成長過程が描かれている。 猫だけでなく、人間の男の子の成長過程その時々の部屋の様子がリアルで、子育てをしたことのある人なら必ず何かを思い出すであろう絵(ほんとうに、いろいろと小技が効いている)。 猫目線の一人称、しかも、登場時はほんの子猫なのに、偉そうなしゃべりなのもいい。なわばりという言葉が特に良い。 タイトルから、この猫はこの本の最後にどうなるんだろうと思ったが、生きていてよかった。男の子が大学進学で家を出ていったのだとすると、相当な長生きでは。そうなると、このタイトルが後からボディーブローのように効いてくる。1回目の音読は普通に読めたが、後日2回目に子どもに音読した際は、最後の1文で言葉につまり、しばらく読めなかった。
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少年が小さいときから一緒にいたのに大きくなるにつれて一緒にいる時間が短くなり家を離れてしまうまでを猫の視点で描いた作品 切なくてほろりときた 忘れちゃだめだよ
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見返りを求めない、温かなエール。 人間の男の子の成長を見守る猫の姿で描かれてはいるけど、親目線の子供の巣立ちのようにも見える。 最後のページ。 「またな。」ではなく、「げんきでな。」なんだよね。 「あたらしい なわばり」での生活に集中して、過去は振り向かず、前へ進め、と...
見返りを求めない、温かなエール。 人間の男の子の成長を見守る猫の姿で描かれてはいるけど、親目線の子供の巣立ちのようにも見える。 最後のページ。 「またな。」ではなく、「げんきでな。」なんだよね。 「あたらしい なわばり」での生活に集中して、過去は振り向かず、前へ進め、という送り出しなのか。 相手にも自分にも信頼がないと出ない言葉かなあ、と思った。
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猫が好きな人、猫を飼っている人にはたまらなく猫が愛おしくなる本。文字少なめ。 〇未就学児~ 大人にも良い
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