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魔女たちのアフタヌーンティー の商品レビュー

3.9

28件のお客様レビュー

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2024/08/29

妻に勧められて読んだ本。展開が先読みできてしまう部分はあったものの、いろいろな悩みを抱えている登場人物に共感できた。また、お茶はこうやって楽しむのか(自身を癒すのか)ということに気付くことができた。

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2024/08/09

「私たちは時にぶきっちょだ。身近な人にほどうまく伝えられず、すれ違う。きちんと言葉を発するには、小さくてもいい、強い勇気が必要なのだ。」 確かにそうだな…と、しみじみ思うことが散りばめられている物語でした。 登場人物、皆に幸あれ!

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2024/08/01

アフタヌーンティーと聞くと、優雅で豪華だとか、 お金持ちの人が楽しむやつだ!ってイメージがあるけれど、 ふつうのポットやティーパックで淹れた、あたたかい紅茶を嗜むだけでも素敵なアフタヌーンティーになるんだなぁと思った。 まずは自分自身を整える、癒す、ということ。 ゆっくり紅茶...

アフタヌーンティーと聞くと、優雅で豪華だとか、 お金持ちの人が楽しむやつだ!ってイメージがあるけれど、 ふつうのポットやティーパックで淹れた、あたたかい紅茶を嗜むだけでも素敵なアフタヌーンティーになるんだなぁと思った。 まずは自分自身を整える、癒す、ということ。 ゆっくり紅茶を淹れて、ほっとひと息つく。 それだけで、自分の心は整うものなんだなぁ。 忙しくて、心に余裕のない生活だったり、 何かと周りの環境に振り回されがちな現代の人々に そっと癒しを与えてくれるような作品だった。 人生のパートナーは、紅茶とスコーンみたいに合うとか合わないだとか。表現がとても素敵だったなぁ。 芋けんぴと紅茶、今度合わせてみよう…!

Posted byブクログ

2024/07/23

アフタヌーンティーでいただく紅茶と食べ物、そして一息ついて穏やかな気持ちになることで、絡み合った糸がほぐれていく、そんな物語。 「チャの木は世界に一種類。どんな香りや味になるかは、それぞれの茶葉次第。」 そんなお茶の世界に触れることで、自らの在り方も考えさせられる。 最後はカッ...

アフタヌーンティーでいただく紅茶と食べ物、そして一息ついて穏やかな気持ちになることで、絡み合った糸がほぐれていく、そんな物語。 「チャの木は世界に一種類。どんな香りや味になるかは、それぞれの茶葉次第。」 そんなお茶の世界に触れることで、自らの在り方も考えさせられる。 最後はカップに波々と注がれた紅茶のように、心が満たされた。 紅茶を淹れて自分を癒すことで、新たな一歩を踏み出したい、そう思わされる小説だった。紅茶を片手にもう一度読み返したい。

Posted byブクログ

2024/07/13

紅茶を飲みたくなるお話。 悩みを抱えた人がお茶会に招待されお茶を飲みながら言葉を交わすうちに帰る頃には前向きな気持ちになれている。差別ではなく区別、右に倣えではなく自分の道を歩く。「私は私」を大事にしたい。素敵な言葉がたくさんでした。

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2024/07/11

白金台の大きな屋敷.そこで女主人が招待した少人数のお茶会が開かれる.イギリス風のアフタヌーンティーの美味しそうなメニューにうっとり.お茶会で話を聞いてもらうことでそれぞれみんなが癒されていく.

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2024/06/30

最初は本のタイトルからどんなファンタジーなんだろう?と思って読み始めて、どんどんと分かっていく、つながっていく出来事にワクワクした。 どんな人にも抱えていることがあり、表からは見えないけど、表から見えることだけで判断してしまいがちなことを色々と思い出せた。読後感すっきり。

Posted byブクログ

2024/06/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

魔女の屋敷で出させるお茶やお菓子が美味しそう。手作りのケーキやサンドイッチばかりではなく、冷凍食品や市販のペットボトル飲料が出てくるのも良かった。午後ティーとコンビニのお菓子でも立派にお茶会。使われる食器や屋敷の様子は、「いかにも」な雰囲気でカフェでお茶するのが好きな人にとっては「憧れの環境」だと思う。 前屋敷さんはガツガツ系のちょっと苦手なタイプだと感じだけど、読み進めると前屋敷さんも心に傷を負ったり、想定外のことが起きたり、人生ままならないものだなと苦手なタイプだけど共感できる部分もあった。お茶会を軸に登場人物たちが立ち直って前向きになっていく過程は美しいけど、そんなに上手いこといくものか?とも思った。でも、ほんの些細なことで自分の意識が変わったり状況が好転することはあると思うし、見知らぬ人にだからこそ打ち明けられることもあるよね、と癒しの場が羨ましくなった。私も招待されたいです。。続編があったら読みたい。

Posted byブクログ

2024/06/23

差別ではなく区別を、時間をかければ運命の石は適切な場所に置かれる。 素敵な言葉をたくさん学べる本だった。 他の小説では登場人物の悩みに対して決断の後押しをする、というのが多いと思うが、現状を多方面から観察して、捉え方を変えて肯定する。という事が何件もあり、とても現実的な解決策と考...

差別ではなく区別を、時間をかければ運命の石は適切な場所に置かれる。 素敵な言葉をたくさん学べる本だった。 他の小説では登場人物の悩みに対して決断の後押しをする、というのが多いと思うが、現状を多方面から観察して、捉え方を変えて肯定する。という事が何件もあり、とても現実的な解決策と考え方に納得させられた。 自分を癒して問題に立ち向かうために土壌を作ることの大切さを学んだ。 アフタヌーンティー凄く素敵だけど、全部の問題に対処してたら太りそうだなぁと思った笑 思っていたより素敵な言葉と雰囲気の本だった。

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2024/06/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

登場人物、特に主人公のクセが強く、そこだけはしんどかった。お茶会の描写と人物描写の毛色がちがってちぐはぐな感じはした。 それでも、 自分の心を整えるためにゆっくり紅茶を淹れる 物語の序盤から魔女が登場人物たちを諭すように教えてくれていた言葉が癒してくれる。何でも見透かしたような老獪な魔女も、本当は自分自身に言い聞かせていたのかも。 何度も描写されるいろいろなお茶会それぞれの、暖かさ、光、色に引き込まれて幸せな気持ちになれる小説。

Posted byブクログ