1,800円以上の注文で送料無料

こっちをみてる。 の商品レビュー

3.8

5件のお客様レビュー

  1. 5つ

    1

  2. 4つ

    1

  3. 3つ

    2

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2024/05/08

伊藤潤二が絵を担当した怪談絵本。「壁のシミが人の顔に見える」とか「木目の模様が人の顔に見える」という恐怖心を持ってる人は結構多いと思う。これはその恐怖心を増幅させ続け、行きつくところまで行ったらどんな世界が見えるのか?という部分に注力した作品で、あらゆるものが「こっちをみてる」異...

伊藤潤二が絵を担当した怪談絵本。「壁のシミが人の顔に見える」とか「木目の模様が人の顔に見える」という恐怖心を持ってる人は結構多いと思う。これはその恐怖心を増幅させ続け、行きつくところまで行ったらどんな世界が見えるのか?という部分に注力した作品で、あらゆるものが「こっちをみてる」異常な光景はタガが外れていて嫌~な記憶として残る。あの「目」が特に嫌だ~。何を考えているのか感情を読み取れないあの目が。

Posted byブクログ

2024/04/07

こわい。 子どもにはこわいのではないか…とさえ思うほど。 世界にはいっぱい顔があって 空に浮かぶ雲も校庭の木も机のきずも窓の外に見える家だって、みんな顔に見えてしまう。 歩いていてもあちこちから顔がぼくを見るのだ。 どこへ行ってもいつもぼくだけを見ている。 ケガをして絆創膏を貼...

こわい。 子どもにはこわいのではないか…とさえ思うほど。 世界にはいっぱい顔があって 空に浮かぶ雲も校庭の木も机のきずも窓の外に見える家だって、みんな顔に見えてしまう。 歩いていてもあちこちから顔がぼくを見るのだ。 どこへ行ってもいつもぼくだけを見ている。 ケガをして絆創膏を貼ったけど剥がせない だって、顔がこっちを見てるから… それが顔だと思うとたまらないだろう。 すべて顔に見えるのは苦痛だろう。 こわいだろう。 こっちをみてるのだから… やめてほしくてもみてる… こわい…

Posted byブクログ

2024/04/07

少年はある日から顔たちがこっちを見ていることに気づく。どこへ出掛けても顔はじっとぼくだけを… 伊藤潤二が挿絵を担当している怪談えほん。さすがの画力ですが電柱の警戒色まで顔に仕立てるとは!家族に見せたらかなり好評。お子さんがいる方もぜひ。

Posted byブクログ

2024/04/05

怪談えほんの新作。伊藤潤二先生大好きなので、ホント絵が美しいなぁと思いながら最後に近づくにつれて来るぞ来るぞと心の準備をしていたら、怖いじゃなくてグロテスクでした。絵は文句なし、ストーリーはちょっと。

Posted byブクログ

2024/02/24

 せかいには いっぱい かおが ある  そこらじゅうに かおが ある  でも だれも きづいていない  そして かおが きづいていることを しったら …… ------------------------------------------------------------...

 せかいには いっぱい かおが ある  そこらじゅうに かおが ある  でも だれも きづいていない  そして かおが きづいていることを しったら …… ------------------------------------------------------------  叫びたくなる恐怖の世界を見事に表現した、怪談えほんコンテスト大賞受賞作。文章もさることながら、伊藤潤二氏の絵柄も相まって、視線恐怖症や集合体恐怖症の人からすれば目にするだけで鳥肌が立つような、クセの強い作品に仕上がっている。

Posted byブクログ