パラサイト難婚社会 の商品レビュー
周りを見ていても結婚しないというより結婚したいけどできない人が増えたのはわかる。特に女性は結婚・出産適齢期を過ぎてもいずれは結婚できる、結婚できそうなパートナーを探している人が多い。ただ恋愛するだけではダメという思い込みがかなりく、結婚式も相手が乗り気でなくても『ケジメ』だからや...
周りを見ていても結婚しないというより結婚したいけどできない人が増えたのはわかる。特に女性は結婚・出産適齢期を過ぎてもいずれは結婚できる、結婚できそうなパートナーを探している人が多い。ただ恋愛するだけではダメという思い込みがかなりく、結婚式も相手が乗り気でなくても『ケジメ』だからやらないと!とすごい剣幕で言う人がいまだに多い。制度もそうだけどここ数十年の洗脳は想像以上に強固ですぐには解かれなそう。まだまだ時間かかるね〜笑
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いやー、何言ってるんだ結局。 夫婦は別れられる他人、と言う言葉が、言ってはいけないタブーだった、と言うとこから始まる。 こんだけ情報が色々の社会で、若い人たちがまだ、日本の「伝統的な」夫婦関係がいいと言ってるのが不思議と。 伝統といってもほんの数十年。 かつて日本は同性愛を普...
いやー、何言ってるんだ結局。 夫婦は別れられる他人、と言う言葉が、言ってはいけないタブーだった、と言うとこから始まる。 こんだけ情報が色々の社会で、若い人たちがまだ、日本の「伝統的な」夫婦関係がいいと言ってるのが不思議と。 伝統といってもほんの数十年。 かつて日本は同性愛を普通に認めていたのに今はその結婚を認めない社会になっている。 相手が好きでなくなっても、離婚しない日本の夫婦が信じられない。 何を言っとるんだ。 日本は昔も今も同性愛を否定したことは多分一度もないが、「結婚」と言う、社会で保護する制度を認めたことも多分、一度もない。 ほんの数十年とはいえ、日本の「伝統的な」家族関係と、西洋から受け入れた個人間の恋愛をベースとした結婚観が融合したその数十年の「伝統」が受け入れられてんじゃないの。 日本の夫婦って、「性愛」中心の海外のそれとは違って、きちんと社会の一つの要素として、それも子供を一人前にする、自分たちの血縁を恥ずかしくなく次に繋いでいくという機能が強く、「社会」だからこそ好き嫌いで簡単に離脱できるようなものではなかったではないかと思うんだが。 海外の例を上げてはいるが、ここではフランスそこではドイツと、そりゃあ、日本VS他の国全部なら、好きなところ切り取れますわな。 その制度が他のどんな制度で支えられているのか、その結果、何が犠牲になっていて、どんなメリットがあるのかは、全く語っていない。 この人の言う、何だっけ、愛情の多面的投資?家族内、夫婦間になくても、アイドルとか、妾さんとか、いろんなところで代替物を得られるみたいな主張があったが、それは正しいと思う。 日本の夫婦って、家族って、別に恋愛感情で結びつくものではなかった。 外国もそうだったじゃないの。 恋愛感情がないわけではないが、それを追求するなんて、一種の贅沢とか遊びの世界。 遊郭だって、少なくともある時期は、ただの性愛ではなく、性愛をも含んだ恋愛を楽しむ場所であった故に、色々と面倒くさいしきたりとかあったわけだし。 若い奴らが、経済力がなくて結婚できないと言うのはわかるが、結婚を維持するためにこれ以上ガツガツ働く気はないし、自分の楽しみも犠牲にしたくないという、そんな何かが透けて見えて、今ひとつそうだよねと言う気もしない。 いいんじゃないの。 人間の価値観が多様化していけば、多様な生き方を認めざるを得なくなるし、その結果少子化が進むのは必然でしょう。 滅ぶべき種なら、滅びますよ。 で、この著者。 経済力がどうこうと言ってて、結婚て経済力だけかよ、と思ってたら、最後に、経済力だけで結婚を語るのをやめようとか言い出して、ずっこけた。 一冊かけて何を言うとったんや。 面倒くさくなって途中飛ばし読みだったが、その中でなんか言うとったか。 そう思い返すと、そもそも本のタイトルの「パラサイト離婚社会」もなんのことやら分からんし、警鐘なのか提案なのか分析なのか、何が言いたいのかわかんなくなった。 読み返せばわかるのかもしれないが。 そう言う本でもなかった。
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軽い気持ちで購入、タイトルより意外と中身のある一冊でした。時代の変化で結婚の価値感も変わり、また環境(親の環境やデジタル技術の進化)により、結婚の価値にも変化がてている。 ちょいと私の偏見かもしれないが、男は結婚する事により信用が上がる。世間からの目で言うと、お金を借りるのに「独...
軽い気持ちで購入、タイトルより意外と中身のある一冊でした。時代の変化で結婚の価値感も変わり、また環境(親の環境やデジタル技術の進化)により、結婚の価値にも変化がてている。 ちょいと私の偏見かもしれないが、男は結婚する事により信用が上がる。世間からの目で言うと、お金を借りるのに「独身者には500万、既婚者は1000万、子供1で1500万」が認められる。(金額は例として)これは、当人に覚悟が数字で評価され、世の中からの信用が生まる。 二人で生き抜くなら倍になり、三人で生き抜くなら3倍に。 この本のコミットメントと同じ様な事が、社会から目もあるだろう。 しかし一番は、妻と一緒にいて楽しい、気楽で休まる、いや共に一緒に生きたい、とお互いを思う優しさと妥協(笑)だろう。 いや、面白く読ましてもらいました。私にも二人の娘がいますから、心配事であるのは間違いないです(≧∀≦)
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とても良かったです。時代的な背景から、夫婦の関係や我々一人ひとりを取り巻く環境が大きく変わってきた話、海外の結婚に対する考え方など、新しい発見も多々あり、大変勉強になりました。 本も読みやすくて、全体の構成もわかりやすく、また筆者の本を読んでみたいなと思いました。
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結婚の問題が政治の問題と親世代の価値観が絡み合った問題であることを示した本。 《あくまで「我が子の幸せのために」の想いが成人したのちも子の独立を阻み、共依存を生んでしまっている日本だからこそ、大量の「パラサイト・シングル」を生み、その数十年後、さらに大量の「生涯未婚者」を生んでい...
結婚の問題が政治の問題と親世代の価値観が絡み合った問題であることを示した本。 《あくまで「我が子の幸せのために」の想いが成人したのちも子の独立を阻み、共依存を生んでしまっている日本だからこそ、大量の「パラサイト・シングル」を生み、その数十年後、さらに大量の「生涯未婚者」を生んでいる現実に、そろそろ私たちは気づくべきなのではないでしょうか。》(第三章 「未婚」は恥ですか?最後より) という価値観の問題と、若者の不安定な労働環境という政治(とそれらを生み出したほっとけば結婚して子供を持つだろうという意思決定者の安易な思い込み)の複合的な問題が指摘されている。 この結果、結婚することがリスクや損という事実から難婚になる事を論理的に示していて興味深い。 最後の章で、カントの「人を手段としてだけ使わず目的として扱うべきだ」との言葉を引きつつ、結婚を(経済的な利益とか性的関係を主要因とするのではなく)もっとシンプルに一生思いやり(文中の言葉てはケア)をコミットする覚悟を持つ者同士の関係としてはどうかという提言に深く同意した。
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たくさんのことを見て見ぬふり、後回しにしてきたツケがまわって、この結果になっているとあらためて思った。
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時代の変化とともに、結婚と離婚の価値観や考え方が変わっていることが分かりました。結婚は政治やその時代の影響もあるので、何が良いか分かりませんが、どんな選択をしても一人ひとりが幸せだといいなと思いました。
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https://www.nikkei.com/paper/article/?ng=DGKKZO80141380Z10C24A4MY6000
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p11 結婚した3組に1組は離婚する日本 60歳の1・3が、人生をともにするパートナーをもっていない日本 男性の生涯未婚率が3割の届こうとする日本 p22 トルストイ アンナ・カレーニナ 幸福な家庭はすべて良く似たものであるが、不幸な家庭は皆それぞれに不幸である p89 あら...
p11 結婚した3組に1組は離婚する日本 60歳の1・3が、人生をともにするパートナーをもっていない日本 男性の生涯未婚率が3割の届こうとする日本 p22 トルストイ アンナ・カレーニナ 幸福な家庭はすべて良く似たものであるが、不幸な家庭は皆それぞれに不幸である p89 あらゆることが、個人の意思に委ねられた結果、人々は自分で選ばなくてはならないい状態に恒常的に晒されるようになった。それは一見喜ばしいことに思えますが、実はかなりの心的ストレスを生じていることも明らかになっています。 p95 フキハラ 不機嫌ハラスメント 配偶者が一方的に不機嫌になることで、結婚生活が良好に維持できない言葉 p163 個人化とは、個人における選択肢が増えること、そして増えた選択肢の結果起きるリスクを、選び取った本人が受容しなくてはならない状態を指します。 個人化の代償としての未婚 p230 独身状態を強いいられている人 1つはとにかく配偶者をみつけよう もうひとつはお一人様で幸せに生きよう p231 ひとりで人生を過ごすことは、二人以上で暮らす状態より不満を感じやすく孤独に陥りやすい p235 恋愛結婚未婚離婚にまつわる相談コーナーで、近年目立っているのは、相手へのサンクション(社会的制裁)欲望です。 p241 日本は身分社会アリストクラシーからメリトクラシーへ移行。また逆戻り p249 そろそろ結婚そして家族を、経済的生産性で測ることは破棄すべきではないでしょうか? p261 ブレイクの言うケアは日本語に言い換えると思いやりだと思います。より表現を変えればコミットメントと呼べるかもしれません。 p264 相手の人生と自分の人生を重ね合わせて継続的時間を歩む、コミットメントの覚悟こそが結婚なのかもしれません。 p271 愛の反対は憎しみではない、無関心だ マザーテレサ そもそも結婚とはなにか、家族とは何か。血を介さない家族、夫婦の絆とは何であるか。今、私達が生きている少子高齢社会とは、それらを一人ひとりが真摯に考える時機でもあるのです。
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