若きウェルテルの悩み の商品レビュー
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詩的な文章と格式が高いという先入観で楽しめた 18世紀あたりの牧歌的な生活と階級社会の空気感も良かった 解説で長々と書かれていたようにこれは小説で悲劇が描かれていなかった当時にしてみれば斬新で革新的だったんだろうけど、昔の文学作品に箔がついている理由としてよくあるもので、時がたってしまうと読者としてはそれに感慨深さは覚えるものの面白さは覚えない だけどウェルテルがロッテと付き合えなくて自害するとか、自殺について議論をするとか、毎日のLINEのように気軽な文通を通して物語が進んでいくとか、そういう前近代的な空気感がウェルテルの細やかな感情の機微を違和感なくさせていたとおもう
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気持ちはわかる。私も大学生くらいのころはギンギラギンで自分の幸せを他人に委ねていたし、恋愛に依存していたので。関係の終わりはこの世の終わりだったし死のうとしたこともある。とにかく、自分、自分、自分!自分が苦しいから不安だから嬉しいから楽しいから満たされたいからなんとかしてください!という感じで。 そこを抜けられたら、どうなっていたんだろう?「若き」ウェルテル。
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事前に何かでウェルテルじぶんかって?のような感想をよんでしまっていたので固定観念があるまま読んだ。 手に入らない関係の魅力。 なんで死ななきゃならんのか。 なぜ墓参りしてほしいというのか。 よくわからん。 マルテの手記や車輪の下のような青春小説を思い浮かべた。文体は美しい。ウェルテルがロッテに読んで聞かせたオシアンの歌が結構長い。
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主人公ウェルテルが、友人ヴィルヘルムに宛てた書簡形式で構成された作品。ロッテという女性への熱烈な恋心が吐露されています。彼女には婚約者(アルベルト)がいます。にもかかわらず、ウェルテルにも心惹かれている。いわゆる三角関係です。ウェルテルには恋の悩みの他に、職業が定まらないという辛...
主人公ウェルテルが、友人ヴィルヘルムに宛てた書簡形式で構成された作品。ロッテという女性への熱烈な恋心が吐露されています。彼女には婚約者(アルベルト)がいます。にもかかわらず、ウェルテルにも心惹かれている。いわゆる三角関係です。ウェルテルには恋の悩みの他に、職業が定まらないという辛い現実があります。 最初の方の手紙は、ロッテへの好き好きオーラ出まくりですが、後半は悩み深くとても重苦しい内容です。恋は盲目、恋の病という言葉が想起され、ウェルテルの心が、どんどん病んでいくのが読み取れました。 読み進める中で、自分の経験が思い出されてきました。 学生時代、恋愛がうまくいかず、入院するまでになってしまった友人がいました。治療を経て自分自身を取り戻すことができて良かったのですが、ウェルテルは違います。破滅に向かっていってしまうのです。 私は、人生において恋愛は必要だと思うのですが、一歩間違えると恐ろしいこともあるというのも現実です。一対一の恋愛でも色々ありますが、三角関係となるとさらに難しい。ウェルテルはロッテの婚約者を、敬愛しているところが複雑です。 私は20代の頃に、結婚を前提として付き合っていた人と別れることになった経験があり、とても辛かったです。共通の知人を通じてその理由を知り、“理由を言わないことも優しさなのか”と自分なりに納得し、時間をかけて立ち直っていった、苦い思い出があります。でも、“辛い気持ちを1人で抱え込まずに言ってほしかった”と今も思います。 ウェルテルの場合は、自分の気持ちを全て手紙に書き残しており、分かりやすいといえばそうなのですが、残されたロッテはどんな風に自分の気持ちを整理したのだろうと考えてしまいました。 ウェルテルの最期は、衝撃的で悲し過ぎました。生きることの悩みは人それぞれであり、その重さも違います。それでも私たち人間は自然の中の一部であり、“生かされている”ということを決して忘れていけないと思います。(自分に言い聞かせています。) 最近、自死が扱われている作品、『杉森くんを殺すには』『こころ』(夏目漱石)を読みました。自死を選ぶに至った当事者の気持ちも辛いのですが、残された人も深い傷をおうということ、再認識しました。 『杉森くんを殺すには』の作品のメッセージ、“自立とは依存先を増やすこと”が思い出されます。究極になったときに、助けを求める勇気があれば、死ではなく生きる方に、気持ちのベクトルが向いていくのではないか。そんなことを感じました。 本書の解説には、初版と改訂版との違いが説明されており、勉強になりました。
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失恋してから随分時間が経ってしまって、このウェルテルに対してひいた目で見て読んでしまった。読書体験としてはとても良いんだけれど、共感はできない。でももう少し前の自分なら気持ちはわからんでもないと思います。
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ドイツ古典文学難しいかなと思ったけど想像以上に読みやすすぎるし後半ニヤニヤしながら読んだ ウェルテルの人間味、苦悩表現が圧巻 面白すぎる!!!!!! 間違いなく名作 数年後にまた読み直して全く違う衝撃を受けたい なんかウェルテルがだんだん可愛く見えてくるこの感覚は何なんだろうかと...
ドイツ古典文学難しいかなと思ったけど想像以上に読みやすすぎるし後半ニヤニヤしながら読んだ ウェルテルの人間味、苦悩表現が圧巻 面白すぎる!!!!!! 間違いなく名作 数年後にまた読み直して全く違う衝撃を受けたい なんかウェルテルがだんだん可愛く見えてくるこの感覚は何なんだろうかと思ってたけどあとがきで納得
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ゲーテの舞台を観たので、ゲーテの主作品を読んでみた。 これはもう好みと相性の問題で、 わたしにはウェルテルの考えが、鬱陶しい… 赤裸々な気持ちの吐露なんだろうけど。 ゲーテの時代だとまた違う捉え方なんだろうけど… ロッテ側の日記とか読んでみたいかも…
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最近失恋したので再読。今年の9月くらいに買ったのにもう読むのは3度目だ。この本を自分への処方箋にしているところがあるかもしれない。 最後に主人公が自殺する話を読んで、自分が自殺を考えないかと自分で心配するところがないわけではない。実際、この本が出版された当時、ウェルテルに共感...
最近失恋したので再読。今年の9月くらいに買ったのにもう読むのは3度目だ。この本を自分への処方箋にしているところがあるかもしれない。 最後に主人公が自殺する話を読んで、自分が自殺を考えないかと自分で心配するところがないわけではない。実際、この本が出版された当時、ウェルテルに共感した若者の自殺が相次ぐということもあったそうだ。しかし、本を読むことの良さは自分ではなかなかできない体験を本を通じて理解するということにもあると思う。自分の言語化できない心情を言葉にしてくれる本を通じて、自分の心情をかき分けていくということができる。やっぱり読んでよかった。僕とウェルテルがどれだけ重なっているところがあるかわからないが。 ところで、最も印象に残っている箇所はウェルテルの自殺直前のロッテに宛てた手紙の箇所だ。愛しい人に向けた最後のメッセージということで、なかなか心が揺さぶられた。 この本のなかでロッテとの出会いからウェルテルの死まで描かれているが、ウェルテルがロッテと出会いたての頃から、ロッテとの交流を通じてさらに惹かれていく様子はまさに激情の波というべきで、ウェルテルの気持ちが痛いほど伝わってきた。ウェルテルは最後に死を選ぶわけだが、ウェルテルはアルベルトとロッテの幸福も考えた上でそうしているのだから、自分にはとてもできない芸当だと思う。自分だったら絶望するのは同じでも、いつまでも自分の殻に閉じこもって、妄想に浸って昔のことを回顧するだけでなにも前進しない。ウェルテルはよくできた人物で、ゲーテは偉大な作家だと思う。
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人を愛する気持ちってすごいな、当時の人にたくさん刺さった本なら、当時の方々はどんな恋愛してたの!!!!って思う私はまだ子どもなのか、、、
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自然への憧憬と畏怖から社会や人間への失望への流れと感情の変化をこんなに荒々しく、その上で詩的に表現した文章があっていいのか 感情の濁流に飲み込まれて帰って来れないのではないかという新しい読書体験をした これはただ失恋で死に魅せられてしまった話ではなく、そもそも自然に憧れた青年が自身の感受性を御しきれなかった話だと感じた。 情緒のある人に惹かれていくものの、その人もまた無粋な社会には適合してしまっている。自分の理解者を見つけられないまま、ロッテが社会の枠にはまらず自分とともに感性に従って生きてくれることを望んでしまった 友愛ではなかったのか。と言えるほど、アルベルトがいながらロッテを愛し自然を楽しめていたウェルテルが、荒々しい自然が目につきロッテを自分のものとしたくなってしまったのはこの社会への絶望感があるのだろう
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