アダルトメディア年鑑(2024) の商品レビュー
2024年におけるエロのコンテンツとメディアの今を総括した一冊。 興味深く読んだ。「歌は世につれ世は歌につれ」という言葉がある。歌は世の中の流れによって変わり、世の中も歌に影響される、という意味だろうが、この言葉はもう古いのではないか。歌が世の中の流れに影響を受けることはあって...
2024年におけるエロのコンテンツとメディアの今を総括した一冊。 興味深く読んだ。「歌は世につれ世は歌につれ」という言葉がある。歌は世の中の流れによって変わり、世の中も歌に影響される、という意味だろうが、この言葉はもう古いのではないか。歌が世の中の流れに影響を受けることはあっても、歌が世の中に影響を与える時代は終わったように感じる。 しかし、「エロは世につれ世はエロにつれ」はどうだろう。少なくとも歌よりは有効な言葉である気がする。この本を読んでそんなことを思った。今のエロを知ることは、コンテンツとメディアの今を知ることだ。コンテンツとメディアの未来もそこから見えてくるように思う。かつてビデオテープがエロをきっかけに普及したように。 作品名や作者といった固有名詞の話は門外漢にはわからなかったが、同人コンテンツが盛り上がってるとか、ネット社会になって業界の構造が変化した、といった話などは、まあそうだろうな、とは思った。しかし、音声コンテンツが盛り上がっている、という話は初耳。ちょっと聴いてみたい。女性向けエロコンテツをめぐる現状も知らないことばかりで興味深かった。規制やAIに絡む話など、この先が気になる。
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とても真面目なエロメディア/コンテンツ研究。エロやその規制についてなんか言うまえにまず読みなさい。 --- 私のような者に頂きましたありがとうございますありがとうございます。
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