中野のお父さんと五つの謎 の商品レビュー
名だたる文豪たちの名作の謎を解く。 今回は、5つの謎。 「漱石と月」 「清張と手おくれ」 「白浪看板と語り」 「煙草入れと万葉集」 「芥川と最初の本」 流れるような雰囲気が好きで、漱石と月がいいなと感じた。 後半につれ落語もある程度知らないと解釈に困るなぁ…と。 だが何よりお父...
名だたる文豪たちの名作の謎を解く。 今回は、5つの謎。 「漱石と月」 「清張と手おくれ」 「白浪看板と語り」 「煙草入れと万葉集」 「芥川と最初の本」 流れるような雰囲気が好きで、漱石と月がいいなと感じた。 後半につれ落語もある程度知らないと解釈に困るなぁ…と。 だが何よりお父さんの話がいい。 だからこその中野のお父さんだろうが。
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北村薫先生の著書は、物によっては文学に精通していないと全く理解できないものもあり、注意が必要ですが、このシリーズは私の様な文学にそこまで深い知識のないものでも比較的楽しく読めるシリーズです。 巻末、ビックリした!! 自宅近くの美術館所蔵! ぜひ行ってみたい。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
文学の謎を読み解くシリーズ、娘の美希と父の会話がテンポ良くて読みやすいです。 お気に入りは「漱石と月」 有名なフレーズが実は漱石はそう訳してない?フレーズだけが一人歩きしているのは知らなかったです…
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博覧強記な作者による、博覧強記な高校の国語教師が文芸書編集者の娘が持ち帰る文学史上の謎をたちどころに解いてみせるシリーズ。 今作は(も?)老作家二人が持ち寄る疑問に挑む。 取り上げられる謎はとてもマニアックで、古典落語に出てくる十二煙草入れが折り紙だったと知っても何の役にも立...
博覧強記な作者による、博覧強記な高校の国語教師が文芸書編集者の娘が持ち帰る文学史上の謎をたちどころに解いてみせるシリーズ。 今作は(も?)老作家二人が持ち寄る疑問に挑む。 取り上げられる謎はとてもマニアックで、古典落語に出てくる十二煙草入れが折り紙だったと知っても何の役にも立たないのだが、なんとなくへぇと思ってしまう。 知識の開陳が嫌味なく、押し付けがましくないのは、文体か、作者の人徳か。
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夏目漱石は「I love you」を「月が綺麗ですね」と訳してはいない? 松本清張の代表作「点と線」のトリックにまつわる後悔とは? お父さん(つまり著者の北村薫氏)の博識ぶりに毎度驚かされます。 様々な史料が最後にまとまるのが気持ちいい!
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書痴というと本に夢中で世の中に疎い人との意味もある。ところがどうして、世事に精通していればこそ愉しみは広がると証明しているのが中野のお父さんだ。 今回は作家先生からのお題もある。おじさまたちの蘊蓄合戦も、好敵手が見つかって楽しんでいるように見えるので嫌味はない。 それにしても、こ...
書痴というと本に夢中で世の中に疎い人との意味もある。ところがどうして、世事に精通していればこそ愉しみは広がると証明しているのが中野のお父さんだ。 今回は作家先生からのお題もある。おじさまたちの蘊蓄合戦も、好敵手が見つかって楽しんでいるように見えるので嫌味はない。 それにしても、これほど多方面から作品を味わえればさぞ面白いに違いない。読んだ片っ端から忘れてしまう私には、夢のまた夢の話である。
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北村薫ワールド全開! 半分も理解できなかったが、満喫。 それにしても、早稲田大学の体育会バスケ部を卒業し、老舗の出版社へ編集者として就職し、人間関係に何ら問題もなく仕事をこなし、実家には愛情溢れた両親がいて、手作りの料理と温かいもてなし、そして日本文学に造詣の深い優しい父と語り...
北村薫ワールド全開! 半分も理解できなかったが、満喫。 それにしても、早稲田大学の体育会バスケ部を卒業し、老舗の出版社へ編集者として就職し、人間関係に何ら問題もなく仕事をこなし、実家には愛情溢れた両親がいて、手作りの料理と温かいもてなし、そして日本文学に造詣の深い優しい父と語り合う″才媛″、この世にいるのだろうか…羨ましすぎる!
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誰もが知っている有名作品から知る人ぞ知るの作品まで、ありとあらゆる文学を巡る謎を解き明かすシリーズ。正直言うと知らないものの方が多いのですが、それでも充分に楽しめます。読み終えると、賢くなったような気がするかも。 お気に入りは「清張と手おくれ」。松本清張「点と線」を巡る問題につい...
誰もが知っている有名作品から知る人ぞ知るの作品まで、ありとあらゆる文学を巡る謎を解き明かすシリーズ。正直言うと知らないものの方が多いのですが、それでも充分に楽しめます。読み終えると、賢くなったような気がするかも。 お気に入りは「清張と手おくれ」。松本清張「点と線」を巡る問題についてはネタバレになっているのですが。あまりに有名なだけに、読んでいなくてもだいたいのことは知っているので気にせずに読みました。和田誠さんに関する話が面白くて、しかし「快盗ルビイ・マーチンスン」が和田誠さんによって映像化されていただなんて知らなかったよー! 「漱石と月」も勉強になりました。そうか、あれは伝説だったのか。どっかで聞いたことがあって、事実だと思っていました。
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最近、「ミチクサ先生」を読んだばかりだったので、 出てくる文豪たちに親近感。 またお会いしましたねもいう気持ちで読む。 特に、こんなに菅虎雄の名前をこんなにお見かけするとは。 大学時代以来かも。 新人さんとの仲も微笑ましい。 こんな風に下の子の面倒を見るって、 実は難しいんだよ...
最近、「ミチクサ先生」を読んだばかりだったので、 出てくる文豪たちに親近感。 またお会いしましたねもいう気持ちで読む。 特に、こんなに菅虎雄の名前をこんなにお見かけするとは。 大学時代以来かも。 新人さんとの仲も微笑ましい。 こんな風に下の子の面倒を見るって、 実は難しいんだよねぇ。
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中野のお父さんシリーズ、今回はコロナ禍がようやく収まりつつある頃の設定。お父さんの蘊蓄にひたすら感動する。編集者の娘・美希と担当作家や同僚などなど、毎回安心のシリーズだ。
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