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お梅は呪いたい の商品レビュー

3.9

90件のお客様レビュー

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    21

  2. 4つ

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  3. 3つ

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2024/07/10

梅子。 あなたの キャラ。大好き。 きっと、あなたの時代は生きるのに必死だった 今はね、生きていくのに 何が必要か、分からなくなってる。 驚いたでしょう? 令和の平和ボケの人達が、梅子の時代に 行ってみればいい。 梅子、大変な時代だったね。 でも、その時があったから 今がある...

梅子。 あなたの キャラ。大好き。 きっと、あなたの時代は生きるのに必死だった 今はね、生きていくのに 何が必要か、分からなくなってる。 驚いたでしょう? 令和の平和ボケの人達が、梅子の時代に 行ってみればいい。 梅子、大変な時代だったね。 でも、その時があったから 今があるんだよ。 今はね、人が人を呪う恐ろしい時代。

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2024/07/09

お梅の『人を呪い殺したい』という思いは物凄く強いのだが、ことごとく成功しない。それどころか呪いの対象にした人間は何だかどんどん幸せになっていっている。お梅としては不本意すぎるだろうが、読んでいるこちらは楽しい。性欲を攻撃力と勘違いして感情を増幅させる降りは笑えた。なかなか恋人を押...

お梅の『人を呪い殺したい』という思いは物凄く強いのだが、ことごとく成功しない。それどころか呪いの対象にした人間は何だかどんどん幸せになっていっている。お梅としては不本意すぎるだろうが、読んでいるこちらは楽しい。性欲を攻撃力と勘違いして感情を増幅させる降りは笑えた。なかなか恋人を押し倒す勇気のない人にはまさに幸運の人形となるだろう。 見た目はこてこての日本人形のため、あまり現代人には馴染みがないはずだが、お梅はなぜ拾われるのだろう。(中には瘴気を当てて持ち帰らせるように仕向けたケースもあるが。)どことなく拾ってしまうコミカルな顔をしているのだろうか。謎。 この物語は様々な人がお梅を拾う→お梅が拾った人を呪い殺そうとする→失敗する→次の呪い殺す人間の元へ...という流れで構成されているが、最後に各編で出てきたあの人があの人だったのねというちょっとした繋がりがあって楽しい。 お梅が来たら万が一呪い殺される可能性もあるが、ほとんどは今より幸せになれるということで、家にも来てくれたらいい......いや、来なくていいな!笑

Posted byブクログ

2024/07/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

信長や秀吉よりも前の時代、呪いの日本人形 お梅。 さくさく読めるし、お梅に呪われた人たちがみんなハッピーになるのがいい。 逮捕されたおばあさんは、幸せになってないなぁと思ったけれど、結局は執行猶予付いてるし、悪いことから足を引けて、結果良かったかもしれない。 500年前から世界はいろいろ進化しているはずなのに、どんどん順応していくお梅が可愛い。そしてその進化で一番すごいのはやっぱり人間かもしれないなぁ。昔の人とは栄養状態や衛生状態やワクチン医療の進化で、ずいぶん丈夫で長生きになった。としみじみ思ったりする。

Posted byブクログ

2024/07/01

戦国時代の呪いの人形お梅が、現代では幸運の人形となってしまう。お梅としてはなんとも不本意なお話し笑 戦国時代に封印されて、現代に開封されたお梅の浦島太郎状態がなんとも面白いっ! それと、肉食文化が入ってきてからの日本人の体格の変化などに言及されているのはさすがだな〜と。 様々な人...

戦国時代の呪いの人形お梅が、現代では幸運の人形となってしまう。お梅としてはなんとも不本意なお話し笑 戦国時代に封印されて、現代に開封されたお梅の浦島太郎状態がなんとも面白いっ! それと、肉食文化が入ってきてからの日本人の体格の変化などに言及されているのはさすがだな〜と。 様々な人々が様々なところで繋がってくるオムニバスストーリーなので、なんとな〜く読むのにちょ〜どいいです〜

Posted byブクログ

2024/06/25

コメディとして、おもしろおかしく読めた。 お梅の算段とは裏腹に、不幸な人たちがお梅によってどう幸せになっていくかが醍醐味かな。

Posted byブクログ

2024/06/21

古民家解体現場から小箱に封印するようにしまわれた日本人形が見つかる。 大名家を滅亡させた呪いの人形だった。現代社会でも呪い人形として活躍しようと躍起になるが、500年のブランクがボタンの掛け違いのごとく面白すぎて読了までずっと笑いっぱなしでした。

Posted byブクログ

2024/06/16

古民家の解体中に発見された日本人形。 それは今から500年前に呪いの人形として誕生したお梅だった。 500年のブランクはあるが、お梅は人間を呪いたくて仕方ない。 ただ、お梅が封印されていた間に人間も時代も進化して、お梅力は…呪うどころか逆に良い方へ導いてしまう。 設定が面白い。 ...

古民家の解体中に発見された日本人形。 それは今から500年前に呪いの人形として誕生したお梅だった。 500年のブランクはあるが、お梅は人間を呪いたくて仕方ない。 ただ、お梅が封印されていた間に人間も時代も進化して、お梅力は…呪うどころか逆に良い方へ導いてしまう。 設定が面白い。 2024.6.16

Posted byブクログ

2024/06/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

パーフェクトではないが、面白かったし、楽しい気持ちで読めたので評価4.5。 解体中の古民家から知らずに持ち出された呪いの日本人形「お梅」が、過去の栄光を求めて?現代人を呪い殺そうとするが、かえってラッキーを呼び込んで救ってしまう的なストーリー。 下層YouTuberマッチューこと松宮悠斗、スポーツジムの事務員失恋女の里中怜花、引きこもり高山渓太、一軒家に住む一人暮らしの老婆マーちゃんこと岡橋雅恵と離婚した母と暮らす転校してきて友達のいない小学3年生日野智希、老人ホームの認知の寝たきり老人西本勲。 "ゑぴろをぐ"でその関わって幸せになった皆の名が、微妙に絡みつつ出てくるところがまた絶妙の纏まり具合でハッピーエンド感。

Posted byブクログ

2024/06/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

戦国の世で大層猛威を振るったらしい呪いの人形、『お梅』が現代でたまたま発見されて…と言う始まりなのに、カケラも怖くないお話。 恐ろしい呪いで人々の命を奪う気満々のお梅なのに、ターゲットの人間達はお梅を身近に置いたことで人生が好転し始めてしまう。 ターゲットの幸せを悔しがるお梅が憎めなかったり、頑張って呪っているのにやる事なす事裏目に出てひとつも上手くいかないさまが何とも可笑しかった。 そんな中、老人ホームのお爺さんの回想や最期の時のくだりは、胸がいっぱいになって泣いてしまった。憤慨してたお梅には悪いけど。 最後、お梅を除く登場人物たちのその後がそれぞれに幸せで、読後感がとてもよかった。お梅には悪いけど。 続きが出たらまた読みたいな。

Posted byブクログ

2024/05/30

みんなが幸せになれるお話って、やっぱり読んでいて楽しいし幸せな気分になれる。 お梅だけは幸せになれないけど…。 恐ろしいはずの呪いの人形なのに、コミカルで可愛らしい姿しか想像できない!

Posted byブクログ