トヨタ中国の怪物 豊田章男を社長にした男 の商品レビュー
前半は山崎豊子の『大地の子』とか最近の『三体』を彷彿とさせるような大躍進政策とか文化革命の暗い記憶が語られて、後半は豊田章夫会長が中国駐在してた時代の中国事務所総代表として、出遅れていた中国の事業展開をウルトラCの奇策で推し進めていった経緯が詳細に語られる。 そんな奇策を成し遂...
前半は山崎豊子の『大地の子』とか最近の『三体』を彷彿とさせるような大躍進政策とか文化革命の暗い記憶が語られて、後半は豊田章夫会長が中国駐在してた時代の中国事務所総代表として、出遅れていた中国の事業展開をウルトラCの奇策で推し進めていった経緯が詳細に語られる。 そんな奇策を成し遂げられる胆力はやっぱりくぐってきた修羅場が異次元だからなのだろう。やっぱりぬるい環境に身をおいてたらそれなりのレベルまでしか成長できないんだなと思った。 そんな今の中国におけるトヨタの地位を築いた立役者でも役員にはなれなかったのかと今でも悔やむ服部氏には同情の念が沸く。
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毛沢東の実態 真の共産党とは? 大躍進政策 赤衛兵の実態を学ぶ事が出来た また服部さんの壮絶な人生 飢餓と戦う?我々には想像すら出来ない事象を生き抜いた人 豊田章男を社頭にした人物でも本社の役員にはなれない 感慨深いノンフィクション作品に触れられた 児玉博さんの「テヘラン〜」も勢...
毛沢東の実態 真の共産党とは? 大躍進政策 赤衛兵の実態を学ぶ事が出来た また服部さんの壮絶な人生 飢餓と戦う?我々には想像すら出来ない事象を生き抜いた人 豊田章男を社頭にした人物でも本社の役員にはなれない 感慨深いノンフィクション作品に触れられた 児玉博さんの「テヘラン〜」も勢いで買ってしまいました
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トヨタが苦戦していた当時の中国進出の状況と、そこでのキーマンである服部さんの活躍がよく分かる。奥田さんや章一郎さんの思惑、章男さんの置かれた立場なども興味深く、一気に読めた。 また、服部さんが体験した中国近代史が詳しく書かれているので、当時の厳しい状況が実感を伴って理解できる。隣...
トヨタが苦戦していた当時の中国進出の状況と、そこでのキーマンである服部さんの活躍がよく分かる。奥田さんや章一郎さんの思惑、章男さんの置かれた立場なども興味深く、一気に読めた。 また、服部さんが体験した中国近代史が詳しく書かれているので、当時の厳しい状況が実感を伴って理解できる。隣国中国に興味があればおすすめです。
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トヨタの中国での苦労、何より共産党時代の中国の大変さを読んでいて深く感じた。このような人の仕事の迫力はすごいのだろうと思う一冊でした。中国の凄さを感じた一冊。
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p35 奥田の祖父と父は三重県最大の証券会社、奥田証券を経営 トヨトミの野望 p82 荊州では、唐代に科挙に合格するものは全く出ず、それ故不毛の地、すなわち天荒と呼ばれていた。ところがその天荒の地で劉ぜいというものが初めて科挙に合格。かくして天荒の地は破られた。この故事から...
p35 奥田の祖父と父は三重県最大の証券会社、奥田証券を経営 トヨトミの野望 p82 荊州では、唐代に科挙に合格するものは全く出ず、それ故不毛の地、すなわち天荒と呼ばれていた。ところがその天荒の地で劉ぜいというものが初めて科挙に合格。かくして天荒の地は破られた。この故事から生まれた言葉が、破天荒だ。 p113 好死不如赖活 好死は悪活に如かず 中国人はきれいに死ぬよりも、惨めに生きたほうがまし p172 帰国した服部を向かい合った次席事務官は、加藤紘一 p270 中国は国策として、外資は中国の自動車メーカ二社としか合弁事業を組むことができない トヨタの合弁会社のひとつが、粗悪な小型車しか生産できず、2000億もの赤字を抱えた天津汽車、もう1社は四川旅行車(商用車) p276 第一汽車に、天津汽車を買収させる それによりトヨタのフルラインナップでの乗用車生産への道がひらかれた by 服部悦男 当時の中国責任者 豊田章男 補佐 服部悦男
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トヨタ中国の怪物と言われた服部氏の壮絶な人生の物語と中国の共産党と自動車産業の歩み及びトヨタという巨大企業の闇が交錯しとても読み応えのある作品に仕上がっていました。
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配架場所・貸出状況はこちらからご確認ください。 https://www.cku.ac.jp/CARIN/CARINOPACLINK.HTM?AL=10277432
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面白い 世界の自動車メーカー トヨタ その世界戦略の中で重要な中国 低迷していた中国でのトヨタを トップに押し上げたのは 27年間中国で育ち 小鬼と蔑まれ 文革も経験し 厳寒の中労働し生き延びた男 服部 トヨタに中途採用から入社し 奥田という トヨタでは異才の上司に 見出され ...
面白い 世界の自動車メーカー トヨタ その世界戦略の中で重要な中国 低迷していた中国でのトヨタを トップに押し上げたのは 27年間中国で育ち 小鬼と蔑まれ 文革も経験し 厳寒の中労働し生き延びた男 服部 トヨタに中途採用から入社し 奥田という トヨタでは異才の上司に 見出され 才覚を現し中国でのてトヨタの礎を 造り そして創業家の章男を社長にした男と 言われる しかしその辣腕から 会社からは浮いた存在に 会長から感謝され伝えられた役員にも 遇されず 自家用ジェットも届かなかった しかしトヨタの中にも 社長のポストに実力で異義を唱える などした人物もいたんだ これからこのマンモス企業が どうなるのか面白い 久しぶりに読み応えのある本だった
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章男会長が社長の頃からトヨタイムズを見たり、豊田章男の本を読んだりしていた。章男会長は親の七光りに見られがちだが、私は章男会長は意外と苦労人だと思っていて、そんなところに惹かれた。本書はそんな「豊田章男を社長にした男」というサブタイトルがついていたので読みたくなり買った。 ところ...
章男会長が社長の頃からトヨタイムズを見たり、豊田章男の本を読んだりしていた。章男会長は親の七光りに見られがちだが、私は章男会長は意外と苦労人だと思っていて、そんなところに惹かれた。本書はそんな「豊田章男を社長にした男」というサブタイトルがついていたので読みたくなり買った。 ところが豊田章男が社長になっていく過程が描かれているわけではなく、そのタイトル通り豊田章男を社長にした「人」の話(そらそうか。。。) でも面白かった。あれだけトヨタイムズを観ているのに服部悦雄という方のことを知らなかった。なんと壮絶な生い立ちを経て来られた方なんでしょう。。。 本書の半分くらいは、戦中〜戦後にかけての中国共産党支配下での人々の暮らしの話。それが惨過ぎて途中読むのがつらかった。驚くことと言えば、殺戮された、傷つけられた、強制労働させられた、人達のその数の多さだ。全ての単位が◯千万人。あり得ない。しかも笑けてくるほどに信じられない中国共産党のとんでもない政策のオンパレード。よくもまあそんな子供騙しのような政策を掲げて人々を振り回すことができるなあ!と読んでて「怒り」さえ覚えてきた。 そんな惨い時代を27歳まで中国で過ごしてきて、トヨタの経営陣まで上り詰めた服部悦雄という人物のお話。面白くない訳がない。しかもドキュメントなのだが書かれているタッチが軽いタッチなのか重たくなく小説を読んでるみたいで読みやすかった。そしてなぜだか爽やかな読了感でした。
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こんな背景があったとは知らなかった。リアルだから、大変興味深く読めた。やっぱり血筋は守る民族なんですね。五兆円の利益を上げる企業はもう公でしょう。 馬鹿では勤まらないよね。 しかし服部さんはスゴイ人間だ。ここまでの生きる事&這い上がる野心があるのが素晴らしい。ひとは生きる環境で変...
こんな背景があったとは知らなかった。リアルだから、大変興味深く読めた。やっぱり血筋は守る民族なんですね。五兆円の利益を上げる企業はもう公でしょう。 馬鹿では勤まらないよね。 しかし服部さんはスゴイ人間だ。ここまでの生きる事&這い上がる野心があるのが素晴らしい。ひとは生きる環境で変化し、やり切るパワーが生みでるんですね。 中国
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