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みどりいせき の商品レビュー

3.5

74件のお客様レビュー

  1. 5つ

    13

  2. 4つ

    19

  3. 3つ

    26

  4. 2つ

    4

  5. 1つ

    3

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2024/09/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

すばる文学賞受賞作、三島由紀夫賞受賞作。 audiobookで聴いた。 最初、文芸誌で冒頭部分だけ読んでいたら、寝る前に読んでいたのもあって、文体が頭に入ってこなくていつのまに寝落ちしていることが何回かあった。同じところを3回くらい読んでも結局ストーリーが頭に入ってこなくて挫折した。 audiobookで聴いたら、確かに最初の方はストーリーが追えなくて、今何を話してるのかわからなくなることが多かったが、そのまま聴き流していたら、高校生の主人公が、小学生の時にバッテリーを組んでいた女の子(春)とその仲間たちと大麻?を売ったり、吸ったりして、いつの間にどっぷり巻き込まれていく話だった。 台詞も意味がわからないところも多かったので、audiobookで聴き流すのがちょうど良かった。(audiobookでも何度か戻って聴き返したけど) 本で読んでいたら、いつまでも読了できなかったと思う。

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2024/09/24

手触りが鮮やかな世界に言葉で放り込まれ一緒にぐるぐる回る体験をした。 生きてくって途方もないし怖いよね。 でも私も生きてくよ、これからも。

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2024/09/22

初めは本当に読みにくかったけど、徐々にバイブスが掴めてきた、たぶん。頭の悪そうな若者の口語文体だけれど、主人公が色んなことを感じて、考えていることがすごく伝わる。 ずっと心がざわざわして疲れた。どうしても、危ないよ!やめときなよ!、という気持ちになってしまう。でも彼らは悪いことを...

初めは本当に読みにくかったけど、徐々にバイブスが掴めてきた、たぶん。頭の悪そうな若者の口語文体だけれど、主人公が色んなことを感じて、考えていることがすごく伝わる。 ずっと心がざわざわして疲れた。どうしても、危ないよ!やめときなよ!、という気持ちになってしまう。でも彼らは悪いことをしているつもりはなくて、愛で繋がっている。 どうでもいいけど、自分がやったら終始バッド入るんだろうなと思った。薬物ダメ絶対。

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2024/09/18

主人公は社会や学校の中に居場所がなく法の外で生きる若者たちで、想定外なことに彼らは仲間のために仁義を通すので、その生き様に不覚にも感動してしまったのだけど、やはり、問題は先送りにしたい、人付き合いは損得勘定で考えたい、過去の失敗が宿便みたく人生に張り付くので時々思い出してアァッー...

主人公は社会や学校の中に居場所がなく法の外で生きる若者たちで、想定外なことに彼らは仲間のために仁義を通すので、その生き様に不覚にも感動してしまったのだけど、やはり、問題は先送りにしたい、人付き合いは損得勘定で考えたい、過去の失敗が宿便みたく人生に張り付くので時々思い出してアァッーッ!ってなる、そういうバッドなバイブスの三角コーナー桃瀬クンが「生きてる感じ」を取り戻すお話なのだと思う、この小説は。

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2024/09/17

オーディブルで聴きました。 途中、何度もやめようと思ったけど、我慢した時間がもったいなくて最後まで聞いてしまった。最後までいけば、何か得るものがあるのかと思ったけど何も起こらなかった。やめとけばよかった。 すばる文学賞の審査員は、もう普通の文体では飽き足らないのかもしれない。...

オーディブルで聴きました。 途中、何度もやめようと思ったけど、我慢した時間がもったいなくて最後まで聞いてしまった。最後までいけば、何か得るものがあるのかと思ったけど何も起こらなかった。やめとけばよかった。 すばる文学賞の審査員は、もう普通の文体では飽き足らないのかもしれない。普通じゃないイコール正しいのか? 今の若者はそんなに淋しいの?ひとりぼっちはそんなに怖い?一縷の細い糸のようなつながりを手繰り寄せて、仲間と呼べるコミュニティに属していたい、属していると自分に言い聞かせたいの? 仲間から離れるのを恐れて、好きでもない大麻吸ったり、悪いことしたり、おかしいよ。 部活でも推し活でもいいから、何か別のありきたりのことでいいからしなさい。

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2024/09/14

皆そうだろうけど、まず文体に目がいく。文章を心の中で音読して読み進めていっても、なんか滞りなく読み進めれない。読み慣れてない会話調のせいだろうか。 音楽のような会話調の文体といえば町田康だろう。両者の決定的に違うことは、前者は若者言葉の多様に対して、後者は古典語彙の多様。もちろん...

皆そうだろうけど、まず文体に目がいく。文章を心の中で音読して読み進めていっても、なんか滞りなく読み進めれない。読み慣れてない会話調のせいだろうか。 音楽のような会話調の文体といえば町田康だろう。両者の決定的に違うことは、前者は若者言葉の多様に対して、後者は古典語彙の多様。もちろん他にもあるが。 「限りなく透明に違いブルー」と比べて読んで見ようとしたが、意外と町田康の方が全然近いかも。限りなく、とはあまり共通点はなかったかな。扱ってるテーマが似ているようで、作者の視点は全然違った。

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2024/09/13

まるで、古文を読んでいるかと思うくらい、別言語だった。なので、著者の書きたいことを正しく理解できたかは自信がない。 前半は文章の新しさが目立っていたけど、後半くらいから物語にも引き込まれていった。 危なすぎて自分には近付き難い青春だけど、所々でキラっとして見えた。 小説自体も内...

まるで、古文を読んでいるかと思うくらい、別言語だった。なので、著者の書きたいことを正しく理解できたかは自信がない。 前半は文章の新しさが目立っていたけど、後半くらいから物語にも引き込まれていった。 危なすぎて自分には近付き難い青春だけど、所々でキラっとして見えた。 小説自体も内容に関しても、既存のものに捉われず、評価に左右されず、自分の道を進んでいく感じが面白いと思った。

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2024/09/12

もう最近の人の作品は読めないのか…と自分を責めそうになったが、気がつくと読み切ってた。確実に新しい感じに触れた感。この新感覚がなんやらを受賞した理由かあな。内容はどーしよーもない若者たちのはずなのに、読後の気持ちはそんなに嫌な感じもせずマジック。

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2024/09/07

ぶっ飛んでると聞いてずっと読みたかった本。読み始めたら、そういうこと!?と思うほど確かにぶっ飛んでた。 最初はかなり読みにくかったが、電気が切れた家で母親と会話する辺りから急に読みやすくなった印象。 全部読み終わった後に書評を調べたけど、審査員も「読み難い」と書いてて、ある意味安...

ぶっ飛んでると聞いてずっと読みたかった本。読み始めたら、そういうこと!?と思うほど確かにぶっ飛んでた。 最初はかなり読みにくかったが、電気が切れた家で母親と会話する辺りから急に読みやすくなった印象。 全部読み終わった後に書評を調べたけど、審査員も「読み難い」と書いてて、ある意味安心した。 個人的には、闇バイトとトリップの話は、私たちが送っている日常とかけ離れている分、だいぶ面白かった。 各草の効果をレポートしてる某書があるが、それを踏まえるとキマってる状態とバッド入ってる表現がかなり適切なんだろうな〜と思う。文字だけで異常なハイを表現するのが上手すぎる。 同時に、どれだけ気分が良くなろうが、ラブアンドピースを説けるようになろうが、一欠片も試したくないと強く思う話だった。

Posted byブクログ

2024/09/06

久しぶりの、ぶっ飛んだ本 理解できないところばかりだけど、それでも面白くてやめられない 今どきの高校生はこんな会話をするのか、楽しそうでいいね 記憶が間違えでなければ、金原ひとみさんと川上未映子さんがこの本を推薦してるという記事を見かけたのをきっかけに読んだ

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