みどりいせき の商品レビュー
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最初は何の話をしているかわからないですが、だんだん分かってきて、景色がありありと浮かぶようになってきます。新しい令和の純文学とどこかで紹介されていましたが、まさにそんな感じです。
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タイトル「緑、遺跡?」と思っていたので中身を読んでから、大麻の話なので恐らく「緑い、咳」だろうと推測。固有名詞が説明なしでぶっ込まれるので、ペニーとは?はるって男?等々疑問は浮かぶけど、文体のフロウに身をぬだねる読書体験は唯一無二。文章や小説はこうあるべきという考えを自然と持たさ...
タイトル「緑、遺跡?」と思っていたので中身を読んでから、大麻の話なので恐らく「緑い、咳」だろうと推測。固有名詞が説明なしでぶっ込まれるので、ペニーとは?はるって男?等々疑問は浮かぶけど、文体のフロウに身をぬだねる読書体験は唯一無二。文章や小説はこうあるべきという考えを自然と持たされていたと言うことに気づく。 特に秀逸だと思うのは色彩表現で、はっと情景が浮かぶような文章が不意に放り込まれ、頭の中に勝手なビジョンが浮かび上がる。 一昔前の不良は明確に大人に反抗してワルやってやるっすわ!て感じがしたけど、現代の若者はとりまの感覚でピースフルに大麻を回しのみする。という現代の若者のダル感とどうしようもない閉塞感と仲間との平和みがすごくフレッシュにパッケージされていると思う。快楽といえばセックスに結びつきそうやけど、ピースにチルりたいんで✌️(ぎゃるぴ)て感じで性の話が全然出てこずウチらダチっしょて感じなのも、なんというか今っぽい。 装丁も中身にピッタリでイケてる。
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はじめは文体ちょっとくどいかも、、こういうの好きそうな人に刺さる感じかな、、と思ったけど、 とんだ感覚とか脳みそ垂れ流しのような言葉の積み重ねにだんだんと順応して、最後は一気に読んだ。 初めは文体にばかり注目してしまうが、だんだんと感情や感覚が乗ってきて、新しい文学といわれること...
はじめは文体ちょっとくどいかも、、こういうの好きそうな人に刺さる感じかな、、と思ったけど、 とんだ感覚とか脳みそ垂れ流しのような言葉の積み重ねにだんだんと順応して、最後は一気に読んだ。 初めは文体にばかり注目してしまうが、だんだんと感情や感覚が乗ってきて、新しい文学といわれることに納得した。
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「初めて聴くジャンルの曲をリズムの乗り方もわからず聴き始めたけど、なんとなくノリ方がわかってきて、その度食らって1人で笑っちゃうとき」みたいな感じ
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読みにくい!と思ってたけど、どんどん楽しく泳げるようになっていって、わからない言葉は検索しながら読んでたら、本当にテレグラムに誘導されて買えるような事が分かって、現実と繋がって楽しかった。 若い男女が出てきても恋にならないの、すごい良い。 全体的にジェンダーレスで、今風だなー。 ...
読みにくい!と思ってたけど、どんどん楽しく泳げるようになっていって、わからない言葉は検索しながら読んでたら、本当にテレグラムに誘導されて買えるような事が分かって、現実と繋がって楽しかった。 若い男女が出てきても恋にならないの、すごい良い。 全体的にジェンダーレスで、今風だなー。 若い人が読んだらもっと親和性凄そう。 マリファナとの付き合い方、自分が若い頃と大して変わってなくて、あの頃紙だの草だの言って親しんでた人たち今何してるんだろう??
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こういう人のために小説ってあるんだ…と思った。作者の表現力、言葉選びがすごい。これぞ小説、これぞ文学。
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ぶっ飛んでるって前評判だったけど、文体というか現代高校生らしき会話、単語の組み合わせは語呂がよくて読みやすく、独白部分もなんだか太宰治の「女生徒」あたりを連想させた。主人公のナイーブな感情の表現はポエムのようで、急に文学的なワードチョイスな部分もあり、若干違和感を感じる部分もあっ...
ぶっ飛んでるって前評判だったけど、文体というか現代高校生らしき会話、単語の組み合わせは語呂がよくて読みやすく、独白部分もなんだか太宰治の「女生徒」あたりを連想させた。主人公のナイーブな感情の表現はポエムのようで、急に文学的なワードチョイスな部分もあり、若干違和感を感じる部分もあった。全体的にはなんということのないエピソードなんだけど(いやまあ高校生がコレやってると思うとなんてことはあるのだけど)、エピソードというより若者をこそっと垣間見ることができた気にさせてくれたってことは、意外と幅広い年代に受け入れられる真っ当さがある作品だと思えた。個人的には馴染みの吉祥寺界隈が目に浮かんで、妙なリアル感があったのも作用しているのかもしれない。
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現代的な喋り言葉をそのままおとした感じの文章で、最初は読みにくいなぁ、内容が全然頭に入ってこないなぁと思いながら読み進めていたけど、最後にはスラスラ読めるようになってるから不思議。いい頭の運動になった。 物語に特に目新しさはなかったし、キャラも惜しい感じだった。
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またタイマと友情の話だった。わら。 この間読んだオールグリーンズもタイマと友情の話だったな。こっちの方が疾走感はなかったけど、しみじみいい話だった。青春っての? 小学生時代の友情が尊いし。 キマった時の描写は純文学っぽい、ていうかちょっと詩的だもんな。カンナビス小説。
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