新・幕末史 の商品レビュー
幕末の動乱、戊辰戦争をイギリスとロシアの対立構造を中心に列強国の思惑という目線で分析、描かれており面白かった。新政府を勝たせたのはイギリスだった(パークスだった)と言っても過言ではない。
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幕末の日本を世界的に視点から俯瞰して説明している。 イギリス、フランスの介入は知っていたが、南下政策を目論むロシアに加えて鉄の宰相ビスマルク擁するプロイセンも絡んでいたとは知らなかった。 単純に薩長対幕府と見ていたが、イギリスを中心とした世界のグレートゲームとしての視点は非常に興...
幕末の日本を世界的に視点から俯瞰して説明している。 イギリス、フランスの介入は知っていたが、南下政策を目論むロシアに加えて鉄の宰相ビスマルク擁するプロイセンも絡んでいたとは知らなかった。 単純に薩長対幕府と見ていたが、イギリスを中心とした世界のグレートゲームとしての視点は非常に興味深くて今までの認識を大きく変えた。4.2 個人的には日本史としての幕末史を読んでからの方がより視野が広がって良いと思った。
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配架場所・貸出状況はこちらからご確認ください。 https://www.cku.ac.jp/CARIN/CARINOPACLINK.HTM?AL=10276533
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
<目次> 第1章 英露の覇権争いと対馬事件 第2章 イギリスの対日全面戦争計画と下関戦争 第3章 マネー・ウォーズと改税約書 第4章 武器商人の暗躍と幕長戦争 第5章 英仏露の知られざる攻防と大政奉還 第6章 列強のパワーゲームと鳥羽・伏見の戦い 第7章 プロイセンの野望と奥羽越列藩同盟 第8章 イギリスの逆襲と幻の植民地化計画 第9章 世界のグレート・ゲームと箱館戦争 <内容> 近年欧米から見つかった新しい文書と幕末の動きをつないだ歴史書。幕府と薩長の争いが、列強のパワーゲームの中で、危うい橋を渡りながら、植民地化を免れ、明治時代を作っていったことがわかる。叙述がやや恣意的な部分も見られるが、授業に厚みを加える知識が増えた。
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読み始めたときは、難しくてやめようと思ったけど、 途中から面白く読み切ってしまった。 幕末の歴史に興味があり坂本龍馬はじめ多くの本を 読んだけど、それは国内だけの話。 この本は外国、イギリス、フランス、ロシア、アメリカなどの列強の国益によって形づくられたことが書かれていた。とても...
読み始めたときは、難しくてやめようと思ったけど、 途中から面白く読み切ってしまった。 幕末の歴史に興味があり坂本龍馬はじめ多くの本を 読んだけど、それは国内だけの話。 この本は外国、イギリス、フランス、ロシア、アメリカなどの列強の国益によって形づくられたことが書かれていた。とても興味深かった。 以前にテレビで放映されたとのこと。 アマゾンプライムビデオのNHKオンデマンドにはいっているので、見ようと思ったけど現在放映してないとのこと。 NHKで再放送されるのを期待したい!
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