君の背中に見た夢は の商品レビュー
電車の窓に貼ってあった広告をみて 気になった本。 すごいテンポ良く読めて 小学校受験も子育てもしたことないのに 感情移入のあまりのめり込んで読んでしまった。 今まで親子が出てくる本を読んで 親の余裕って大事なんだな、 そこが難しいんだろうけど…とか思ってたけど その限りではな...
電車の窓に貼ってあった広告をみて 気になった本。 すごいテンポ良く読めて 小学校受験も子育てもしたことないのに 感情移入のあまりのめり込んで読んでしまった。 今まで親子が出てくる本を読んで 親の余裕って大事なんだな、 そこが難しいんだろうけど…とか思ってたけど その限りではないんだとも思った。 たまにカフェで小受対策して教えてる親子をみるけど、どんな道を進むんだろうって思う。
Posted by
Amazonの紹介より 大手化粧品メーカーで働く新田茜は、ある日従姉妹のさやかの影響で、中学受験回避のための小学校受験に興味を持つように。テレビ局記者の夫を持ち、世間的にはパワーカップルと呼ばれる茜たちだが、お受験の世界はさらに上の富裕層との戦いだった。仕事と家庭の両立、協力して...
Amazonの紹介より 大手化粧品メーカーで働く新田茜は、ある日従姉妹のさやかの影響で、中学受験回避のための小学校受験に興味を持つように。テレビ局記者の夫を持ち、世間的にはパワーカップルと呼ばれる茜たちだが、お受験の世界はさらに上の富裕層との戦いだった。仕事と家庭の両立、協力してくれない夫、かさんでいく教育費、思い通りにならない子供たち。 悩み葛藤しながらも、5歳の娘・結衣を名門小学校に合格させるため、茜はどんどん小学校受験にのめり込んでいく。 その先に見えるものとは――。 東京で過酷なお受験に翻弄される家族の物語! 小学校受験に挑む家族の物語でしたが、どこか違う世界を見ているような感覚でした。 自分が置かれている状況が、違うということもありますが、やっぱお金に余裕がある人は違うなと思ってしまいました。 受験のために莫大な費用をかけたり、周りの環境に押されて小学校受験に挑戦したりと一見、頑張っているように描写されていますが、個人的にちょっと鼻につくなと思ってしまいました。 確かに会社員ということで、育児との両立や夫が意欲的ではないといった苦労が垣間見えるのですが、多額の費用を使って育児に投資している描写が、どこか私は庶民とは違うのよ感が滲み出ている印象があって、読んでいて共感しにくいなと思ってしまいました。 そういった部分では、地方に住む同級生が思う東京のお受験事情について思うことには響くものがあって共感しました。 お受験は、果たして子供にとって、プラスとなるのか? 将来のためを思って頑張っていますが、子供自身はどう思っているのか、気になります。 別の作家の作品で「翼の翼」というものがあるのですが、そちらは中学受験に挑む物語です。塾に通う子供の描写がリアルさを物語っていて、勉強になりました。 この作品は、勉強というよりは、日常生活や親の日々の教えが受験に響いているので、親の頑張りが大いに影響されます。子供よりは、親の奮闘劇が前面に出ていて、お金に余裕あるからこそ出来るものもあって、羨ましくもあり、鼻につくなとも思いました。 ただ、共通して言えることは、周りの環境や自分のプライドによって揺り動かされていく受験は多くの人の協力が必要だと痛感させられました。 主人公の家族は、結果的に山あり谷ありといった凸凹道で、なかなかの生々しさがありましたが、子供が元気に成長してくれることを望みたいです。 将来的には有利に成長していくと思いますが、それでもお受験って色々苦労が垣間見えました。 周りとの環境、親からの強い圧力、受験に向けての多額な費用など、想像しただけでストレスを抱えそうでした。
Posted by
小学校受験をテーマにした小説。著者は、X(旧Twitter)上でのタワマン文学で名を馳せている外山薫氏で、前作の『息が詰まるようなこの場所で』と本作の世界はつながっている部分がある。 幼い息子はいるものの地方在住の自分にとって、小学校受験はほぼ確実に縁がないが、こんな世界があるん...
小学校受験をテーマにした小説。著者は、X(旧Twitter)上でのタワマン文学で名を馳せている外山薫氏で、前作の『息が詰まるようなこの場所で』と本作の世界はつながっている部分がある。 幼い息子はいるものの地方在住の自分にとって、小学校受験はほぼ確実に縁がないが、こんな世界があるんだなぁと知ることができ、興味深かった。本作は、著者の前作ほど毒はないが人間のリアルな感情が描写されており、また、家族の成長物語としても楽しめた。
Posted by
2024/5/12読了。 中学受験を回避するため共働きの小学校受験に奮闘する母親の物語。(本人ではなく親が主役) 一気読みができたが、主人公の茜の気持ちが手に取るようにわかった。 働いているからのプライド、そうなりたくないと思っていた母親になってしまっているという自分への落胆、言...
2024/5/12読了。 中学受験を回避するため共働きの小学校受験に奮闘する母親の物語。(本人ではなく親が主役) 一気読みができたが、主人公の茜の気持ちが手に取るようにわかった。 働いているからのプライド、そうなりたくないと思っていた母親になってしまっているという自分への落胆、言い訳。 私も同じ轍を踏むのだろうか…
Posted by
異世界で、おそらく出会わないであろう親子の話。 小学校受験のための莫大な費用、労力。 合格したとして、その後に続く道。
Posted by
子供を小学校受験させる母親の話。小学校受験は親の方がどんどん沼のようにハマっていくし、夫婦で寒暖差があるとしんどいだろうな。お受験を検討している人に。
Posted by
小学校受験どころか2人の子どもを塾さえ通わせなかった私ですが、子どものことを考える気持ちはとてもよくわかりました。また、うちも上が娘なので、娘の幼かった頃を思い出さずにはいられませんでした。 「桜葉ってさ、『自分で考え、自分で判断して行動し、その結果に責任を持つことのできる人間...
小学校受験どころか2人の子どもを塾さえ通わせなかった私ですが、子どものことを考える気持ちはとてもよくわかりました。また、うちも上が娘なので、娘の幼かった頃を思い出さずにはいられませんでした。 「桜葉ってさ、『自分で考え、自分で判断して行動し、その結果に責任を持つことのできる人間を目指す』っていう教育理念があるんだよね。小学校から高校までずっとそう言われて育ってきたし、自分で決めたことは貫きたいなって」 そう言われて育ってきたわけではありませんが、私の理想であり、そう生きているつもりです。 「合格や不合格という結果よりも、そこに至るまでの過程や、積み重ねてきたことのほうがよほど意味があることです。小学校に入ってから、その後のほうが人生は長いんですから。」 なんなら小学校を大学に変えても意味のある言葉だと思うし、実際そうだと思っています。 そういう意味でもいろいろな年代の人におすすめ。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
私にはまだ子供がいないのですが気持ちがとても理解できる本だなと思いました。 子供が成長するための環境はどうしても親しか作れない。親の視野が子供の世界になってしまう幼少期。 親は自分の幼少期の時の風景しか知らずに大人になり、もっと自分の幼少期にはこうして欲しかったや自分にも別の世界があったのではないかと考えずにはいられません。特に大学受験で苦労したり、高校入試など、その前からエスカレーター式で名門大学に入れてもらえていたら、、、そんな思いがよぎってしまう主人公。 小学校受験をさせようと思い至りますが、そこもまた不思議な世界で広いようで狭い世界。 初めてのことで何が正解か不安になりながらも進むしかない道。 受験を機に家族関係までもが変化し、仕事と家事の両立。協力的ではない旦那さん。 子供のための受験は本当に子供のためなのか,子供はスクスク元気に育ってくれれば満足ではないのか。。 だけど大人になったら分かる格差を前に親としてはより良い環境を用意してあげたい。これは親のエゴなのか。 悩む姿がとても印象的でした。 結局は娘に将来どうなって欲しいか面接で聞かれた時に後悔しないように生きて欲しいと答えてしまう。 でもそれが志望校に合わせて国際的に活躍して欲しいや定型文ではなく本来望んでるものなのだと思う主人公の葛藤。 実際にその子が幸せか未来なんてわからない、 何を望んで受験させようとするのか。子供の可能性を広げるため、幸せになって欲しいため。 幸せとは何か、形があるようでなくて人それぞれの回答があるはずであり、それで良いはずなのに。 受験をしてその学校に行くことが正義であるかのような世界観。とても深いなと思いました。 実際にはそれで着いていけなくなって落ちこぼれることだってある。知らない方が良い世界だってある。 大富豪と比べたらいつまでも自分はちっぽけで、でも幸せじゃないわけではなくて、お金や経験で幸せは測れない。答えなんてないけど幸せを考えさせられる作品でした。 また余談で、主人公の旦那さんの態度で共感できる部分が多くて、旦那にいかに自分のして欲しい行動を取ってもらうようにコミュニケーションを取るかは重要なのは要素だと思いました。
Posted by
ザ・お受験小説。 小学校受験に挑む娘と、その母親を中心に描いた家族小説でもある。 母親は仕事をバリバリこなしながら二人の子どもの育児と家事に明け暮れる日々。 夫は非協力的。 そんな状態で、時間とお金と体力を搾り取られながら、受験の大海原へと進んでいく。 片方が必死にオールを...
ザ・お受験小説。 小学校受験に挑む娘と、その母親を中心に描いた家族小説でもある。 母親は仕事をバリバリこなしながら二人の子どもの育児と家事に明け暮れる日々。 夫は非協力的。 そんな状態で、時間とお金と体力を搾り取られながら、受験の大海原へと進んでいく。 片方が必死にオールを漕いでも片方がサボっていればバランスが崩れ、家族もろとも転覆する恐怖。 若干六歳にして親の期待に応えようと頑張る娘。 ギクシャクしていく家族関係。 小学校受験を否定するつもりはないけれど子どもが子どもでいられる間くらいは笑顔で過ごして欲しいと切に願う。
Posted by
幼い子供に対して勉強を強いるなんて、、! という反発的な意見は小学校受験につきものだ。 しかし、合否はどうであれそこでの経験は、 必ず今後の人生に活きてくると私は思う。 群馬の公立高校から慶應義塾大学に進み、大手化粧品メーカーの広報を務める茜のように、 地方から上京して子供を...
幼い子供に対して勉強を強いるなんて、、! という反発的な意見は小学校受験につきものだ。 しかし、合否はどうであれそこでの経験は、 必ず今後の人生に活きてくると私は思う。 群馬の公立高校から慶應義塾大学に進み、大手化粧品メーカーの広報を務める茜のように、 地方から上京して子供を育てるようになった人なら 誰しもが感じる地方と都内の教育に対する考え方のギャップ。 それに悩みながらも、我が子の努力を信じて いかに家族一丸となって受験に挑めるか。 小学校受験経験者の元子供は親目線を知ることができるだろうし、これから考えている人にも大いに参考になる一冊。
Posted by