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トイレからはじめる防災ハンドブック の商品レビュー

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4件のお客様レビュー

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2024/10/07

トイレ問題、一番気になっていたことでした。テレビでも以前特集が組まれていたけど、避難先のトイレ全てが汚物で溢れ、それでもさらに積み重ねられ地獄絵図のような光景。自分は掃除せず、スタッフやボランティアに綺麗にしろと怒号を浴びせる光景。一人でトイレヘ行く子供や女性を狙った犯罪。回数を...

トイレ問題、一番気になっていたことでした。テレビでも以前特集が組まれていたけど、避難先のトイレ全てが汚物で溢れ、それでもさらに積み重ねられ地獄絵図のような光景。自分は掃除せず、スタッフやボランティアに綺麗にしろと怒号を浴びせる光景。一人でトイレヘ行く子供や女性を狙った犯罪。回数を減らしたいからと水分を控えて健康を害する悪循環。避難先でのストレスのダントツの一位はこのトイレ問題だと再確認したし、戸建てやマンションそれぞれの下水問題も勉強になった。毎日何も考えずにトイレに行けて、指一本の作業で流せることがどれほどありがたいことなのかをしみじみ考えた。

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2024/08/25

飲食は我慢できるが、トイレは待ったなし。衛生、犯罪防止、プライバシーのような精神的ストレス低減にも重要らしく、抜けている観点が、実は最も大事だそう。 とは言え、ペットボトルや非常食のように簡単に用意するのも難しい。トイレ研究所代表理事である著者が示す、本質的な防災の書。

Posted byブクログ

2024/05/19

今すぐ携帯トイレを注文しよう。 災害が起きる前から仮説トイレや携帯トイレの啓発・訓練が必要。小さい頃からの教育・訓練で衛生観念も自然と身につき、共有物(トイレ)の使い方、周りの人への気配りもできるようになる。 お腹が空いて食べることは我慢できても、排泄は我慢できない。発災後3時...

今すぐ携帯トイレを注文しよう。 災害が起きる前から仮説トイレや携帯トイレの啓発・訓練が必要。小さい頃からの教育・訓練で衛生観念も自然と身につき、共有物(トイレ)の使い方、周りの人への気配りもできるようになる。 お腹が空いて食べることは我慢できても、排泄は我慢できない。発災後3時間後には40%の人がトイレに行きたくなる。 けれどトイレが足りない。災害時に壊れてしまった。水害でトイレの水が逆流している… 著者の加藤さんは巻末に「おわりに」でなく、「おわらない」と下記のエピソードを綴られています。 これを読んで何も思わない方はいないと思います。加藤さんの活動の原動力・災害時のトイレの啓発のひとつだとも思います。 (一部抜粋) おわらない 最後まで読んでくださった読者のみなさまに、心から感謝申し上げます。 東日本大震災から数か月後、被災地の仮設診療所でトイレの調査をしているとき、屋外の仮設トイレに高齢の女性が車いすに乗ってやってきました。同行された人に「お手伝いしましょうか?」と尋ねたところ、「ひとりでできることが大切です」と仰ったので、見守ることにしました。 すると、その女性は車いすから下りて四つん這いになって仮設トイレの段差を上っていきました。土足で利用される仮設トイレの床はドロなどで汚れていました。 この女性のように辛い思いをした人がたくさんいたのではないでしょうか。 トイレや排泄は日常会話の話題になりづらく、排泄は他人に見せるものではないので、困りごとを一人で抱えがちです。このような状況を変えるには、小さなことでもよいのでやってみることが大切です。

Posted byブクログ

2024/02/12

今年は地震から始まった年だけに、防災の本を読んでみました。 やっぱり気になるは『災害時のトイレ』! というわけで、タイトルに惹かれてこの本を購入。 著者が日本トイレ研究所の代表理事だけあって、災害時のトイレに関する悩みが詳しく載っていました。 非常に勉強になる本。

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