「ダメ女」たちの人生を変えた奇跡の料理教室 の商品レビュー
加工食品に頼った食事をしていた女性たちが、料理を通じて、食への関心を取り戻していく、それは生活だったりパートナーとの関係だったり、そういうものを見直すことでもある、ということがわかる。加工食品の描き方は、アメリカのものということもあるのかな、とは思って必ずしもすべてに賛同するもの...
加工食品に頼った食事をしていた女性たちが、料理を通じて、食への関心を取り戻していく、それは生活だったりパートナーとの関係だったり、そういうものを見直すことでもある、ということがわかる。加工食品の描き方は、アメリカのものということもあるのかな、とは思って必ずしもすべてに賛同するものではない(日本のカレールーを不健康な加工食品扱いするのはちょっと。。)ので、少しさっぴくところはあるけれども、食が生活に直結するものだ、というところはまったくそのとおりだと思う。
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亡くなられた料理家の髙木ゑみ先生からおススメしていただいた本です。 ずっと積読リストに入れてました。 著者はアメリカのフードライター兼料理講師で、料理が苦手な10人に対し家庭訪問を行い、自宅の冷蔵庫を見せてもらいながら日々の食生活をヒアリングし、それぞれの問題点を洗い出していき...
亡くなられた料理家の髙木ゑみ先生からおススメしていただいた本です。 ずっと積読リストに入れてました。 著者はアメリカのフードライター兼料理講師で、料理が苦手な10人に対し家庭訪問を行い、自宅の冷蔵庫を見せてもらいながら日々の食生活をヒアリングし、それぞれの問題点を洗い出していきます。 その上で彼女たちに、包丁の使い方から基本的な調理の仕方を教え、いろいろな食材の味見をさせてレトルト食品の味と手作りの味の違いを認識させ、無駄のない買い物の仕方を教え、結果的に彼女たちの人生をも変えてゆくドキュメンタリーでした。 日本とは文化が違うけど、私にも応用が出来ること多数。ゑみ先生が本書をおススメする理由もよくわかりました。 レシピに頼らない、マメに味見をすること、健康を考えた食材の選択、結局お得な高級調味料・・・ 先生もおんなじことをよく言ってました。 先生の言う通りいい本だったけど、なんせ翻訳が読みにくくて・・・もしや先生は原文で読んだのでは?!と思うほど。 変な言い回しが多くて読み終えるのにすごく時間がかかってしまいました。編集者さんもよくあれでOK出したね。 週末はローストチキンを焼きたくなりました。 パセリ、オリーブオイル、にんにく、クルミをフープロで混ぜたジェノベーゼぽいソースで食べたいな。
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料理が苦手と思う理由は海外でも共通。 包丁の使い方がわからない、肉の部位の選び方がわからない・・・ 登場してくる10人は、それぞれに料理への思い込みに変化があり、 料理が楽しくできたらいいなと感じました。
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インスタント食品ばっかり食べている女性10人に料理を教えて食生活を改善させよう!という本。 自分も料理が苦手なので、インスタント(カレールーすらダメに入る!)やら外食とかダメだと言われると心苦しくて、「じゃあいつ料理するんだよ!」と切なくなりながら読んだ。でもちゃんと自分で料理...
インスタント食品ばっかり食べている女性10人に料理を教えて食生活を改善させよう!という本。 自分も料理が苦手なので、インスタント(カレールーすらダメに入る!)やら外食とかダメだと言われると心苦しくて、「じゃあいつ料理するんだよ!」と切なくなりながら読んだ。でもちゃんと自分で料理したほうがいいとか、食品ラベルは気にした方がいいとか、ちょっと意識づけにはなった。頑張って料理したいと思う(できる時には)。 1つだけ言いたいのは、ダグラスアダムスの引用のとこ。「so long, and thanks for all the fish」の訳なんだとしたら、あれはイルカのセリフなんで、「魚を(食べさせてくれて)ありがとう」っていう訳で、「ごきげんよう、さようなら、魚のみなさん」じゃないんだよ〜!!!
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少しのきっかけと教えでダメ女達が変わっていく。 自分や大切な人を元気にしてくれる料理を作る。 この本を読んだら何か作りたくなってきた。 丸鷄の捌き方習ってみたい。
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原題はThe Kitchen Counter Cooking School。フランスの名門料理学校を出た作者が、アメリカに戻って料理が苦手な人たちを集めて料理教室を開く話なので、邦題の方がほんの内容を反映しているとは思うけれど、ちょっと納得がいかない。インスタント食品を「ちゃんと...
原題はThe Kitchen Counter Cooking School。フランスの名門料理学校を出た作者が、アメリカに戻って料理が苦手な人たちを集めて料理教室を開く話なので、邦題の方がほんの内容を反映しているとは思うけれど、ちょっと納得がいかない。インスタント食品を「ちゃんとした食品じゃない」と言い切る作者だが、料理教室の生徒を「ダメ女」とは一言も言っていない。一方で、料理ができないだけで、自信を持てなかった女性たちが描かれていることも確かではある。でもその裏には、女性は料理ができて当たり前という偏見があるし、さらに邦題では悪意をこめているように思える。内容はわかりやすいし、面白いし、それぞれの生徒の個性も感じられて楽しく読めるのに、邦題が残念だと思う。キャッチーで手に取られやすくなるのはわかるけど。
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タイトルにある「人生を変えた」は大げさに思う方もいるかもしれませんが、おそらく事実でしょう。 料理教室に参加していないのに!本を読んだだけなのに!私自身の食べ物に対しての意識がかなり変わりました。 もうちょっと化学調味料に対してシビアになってもいいかも、と思いました。 本に登場...
タイトルにある「人生を変えた」は大げさに思う方もいるかもしれませんが、おそらく事実でしょう。 料理教室に参加していないのに!本を読んだだけなのに!私自身の食べ物に対しての意識がかなり変わりました。 もうちょっと化学調味料に対してシビアになってもいいかも、と思いました。 本に登場する女性たちは、料理で人生を好転させました。 スピリチュアルな話ではなく、食べ物について知識を得たことで、人生の優先順位が変わったといったほうがいいかもしれません。最下層にあった料理というジャンルが、上層に上がり、生活全体を見直したら人生が変わっていった。そんな感じです。 ”どうしても料理を習わなくちゃと考えたことがなかったんだと思う。だって料理を知らなくたって生きていけるもん。でも年をとって、健康に暮らすには料理の技術は必要だってわかった。自分が食べる物は管理できるようになりたい。食べ物に何が入っているのかわからない時代でしょ、いまって”(抜粋) このフレーズが彼女たちの本音なのだと思います。 彼女たちが料理を通して自信を取り戻していく様子も書かれていて、興味深いものを見せていただきました。 自信一つで考え方も変わってくるんですよね(プラスのサイクルが回り出す) 私が買い物する上で参考になったのは、こちらです。 ”そもそも、大量に無駄をなくさないように購入するのが、献立を考えることなのだ”(抜粋) 2日に1回のペースで食料の買い出しに行っているのですが、適当に買っていたせいか余りが出るのです。 余った食べ物を放置し、廃棄……なんてことも。 (ニンジンを放置していたら、葉っぱが出てきて先端が痛み出していたり) その原因は献立を立てないことにあったのだとわかりましたので、改善していこうと思います。(何事も目的あっての行動。料理も一緒ですね) また、買い物に行くときのマインド面で役立つフレーズもありました。 ”重要なのは食べ物をお金と思うことなんです。5ドル札をゴミ箱に投げ捨てられる?無理よね?レタスやきゅうりをゴミ箱に放り込むっていうのは、同じことなんですよ。”(抜粋) 買い物の時にこのフレーズを思い出すと、買いすぎ防止になりませんか? それでも、どうしても食材が余ったら?? ”スープは残り物を最大限に利用できる料理だ。”(抜粋) スープに逃げる。笑 (何事も逃げ道を作っておくって重要ですよね) この本を読むと、料理ってキッチンで手を動かすだけではないことが分かります。 食物についての知識、材料を無駄にしないように献立を立てる(計画性)、作業効率を考える(生産性)、など調理以外のスキルも育ってきます。 手も動かすからボケ防止にもなりそう。 メリット多いですね! 生活改善をしたいのであれば、料理で一点突破もありかもしれません。
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