しんがりで寝ています の商品レビュー
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まず、タイトル勝ち。 前作『のっけから失礼します』のあとがき(だったはず)で爆笑を攫ったこのタイトルで本当に刊行するなんて。 個人的には、しをんさん初エッセイでまだ半年前程度の新しめな記憶だったために、通りすがりの本屋さんに面陳で売り出されているのを見かけたときには目を見張った。 そりゃ読むわ。 一日数百歩しか歩かないとか、運動不足でラジオ体操するとかの点で岸本さんと通ずる部分も大いにありつつ、その語り口は岸本さんとは対照的で元気いっぱい。 推しに対するとめどない愛情、自虐ひとりボケつっこみ、非常事態に対する過剰なまでのリアクション、ちょっとにぎやかすぎる側面もあるけど、これぐらい勢いよく行ってこそのしをんさんという気もする。 それにしても、観察眼なのか、出逢う力なのか。 ほぼ全編通してコロナ禍ど真ん中で、外的接触が減っている中、こんなにも濃いネタと遭遇できるなんて。 お父様、お母様、弟さんのメガトン級のネタは鳴りを潜めたかなと思うものの、行きつけの美容室のお方とか、コンビニのナルオとか、タクシー運ちゃんとか、ハチプロさんとか何とも言えないキャラが続出で飽きない人生送っているなぁと。 脚色だったとしてもその片鱗はあるはずで、自分もそんな人生の潤いを見逃さないようにしたいと強く思うこの頃。
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登山のエピソードを読んで、しをんさんの体力向上は優先度高めだと決意した。私に何が出来るわけでもないけど…。
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小説も最高に面白い作家さん。エッセイも本当に何もない日常なのにやたらと面白い、こっちは笑える面白さ。
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前作「のっけから失礼します」に続き、相変わらずのしをんさん節炸裂で楽しく読み終えました!寿命が延びて縮むにツボってしまった(謎) エッセイにしては大容量だけど正直足りない...次回作はいつかな?今から待ち遠しいです。
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三浦しをん氏の小説は何冊か読んでいるが、エッセイを読むのは初めてだと思う。 何気ない日常が綴られていて面白くてサクサクと読めた。
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言葉のセンスが凄すぎる! 「拷問死した小林多喜二の苦しみ」「たわむれかかってきよって」「さびしいローマ皇帝」「回文みたいな文章」「(どれだ)」「マイグラ氏」「ナルオ」「露払い」「羽生さん」「ペスコン」「しかたなく行く定食屋」「屈葬桶か五右衛門風呂」「フォーメーションしっこう猶予」「ケンシロウにパンスト」「ハチプロ」「ベトコン」「トンチキ」「ラピュタならぬ」「白煙を上げそう」 瞬殺だった。 こみ上げる笑いを堪えきれなかった。
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やはりエッセイというのはまとめて読むんじゃなくて、雑誌の中にあるのを毎回楽しみにするってえのが、よろしいようで。自虐ネタが多くて、ちょっと辟易した。
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どんなに落ち込んでいても読むと笑ってしまうエッセイ。前回に続きクセの強いタクシー運転手さん達、ピカチュウとハイローへのしをんさんの愛情、ハチと戦う日々、ご年配の楽しいご両親、生理用品をバーンと開けるネイリストさんなど、本当に三浦しをんさんのエッセイは裏切りません。
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図書館の本㉜ 今まで読んだエッセイの中でもずば抜けてクセが強く、そして面白く、クスッとしてしまうようなエッセイ。 「三浦さんってこんなに面白い人だったんだ」というのが素直な感想。 気に入っている話は、アヒルの羽生さんとワイグラ氏の話。(これだけの情報だと意味が分からない) 三浦さんがピカぬいとほのぼの暮らしている様子も微笑ましく、最後まで楽しく読めた。 溢れる生活感と、飾らない内容を赤裸々につづられていて、勝手に三浦さんと親しくなれたような錯覚を起こす。 『のっけから失礼します』もぜひ読みたいと思う。
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は〜面白かった! 普段の小説とのギャップは相変わらずで、何度も吹き出して笑ってしまった。 グータラな日常、推しに熱い一面、植物やぬいぐるみを愛する心…人間味溢れるところが好きだなぁ。 それにしても、これがBAILAのコラムっていうのが面白い。長きにわたり連載が続いてるってことは...
は〜面白かった! 普段の小説とのギャップは相変わらずで、何度も吹き出して笑ってしまった。 グータラな日常、推しに熱い一面、植物やぬいぐるみを愛する心…人間味溢れるところが好きだなぁ。 それにしても、これがBAILAのコラムっていうのが面白い。長きにわたり連載が続いてるってことは、オシャレな女性にも、しをんさんは人気があるってことだな。
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