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犬は知っている の商品レビュー

3.1

37件のお客様レビュー

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2024/03/08

警察病院でファシリティドッグとして働くピーボ。その相棒笠門と共に、瀕死の被疑者から重要な証言を聞き出すと言う裏の仕事があり… あまりやらせたくない仕事だけど、ピーボの賢さと、バディの笠門のピーボファーストが心地よかったです。 是非シリーズ化希望です!

Posted byブクログ

2024/03/06

「これ読んだら犬が飼いたくなるよ〜」と 実家の母が貸してくれました ファシリティードッグ 特定の病院に常駐し、患者の治療や療養生活に寄り添う為、専門的な訓練を受けている犬。 金色ツヤツヤ毛並みゴールデンレトリバーのピーボくんが、看護師の資格を持つハンドラーの笠門巡査部長と数...

「これ読んだら犬が飼いたくなるよ〜」と 実家の母が貸してくれました ファシリティードッグ 特定の病院に常駐し、患者の治療や療養生活に寄り添う為、専門的な訓練を受けている犬。 金色ツヤツヤ毛並みゴールデンレトリバーのピーボくんが、看護師の資格を持つハンドラーの笠門巡査部長と数々の事件を解決していく、犬が主役の警察小説。 小児科病棟で病気の子どもたちを笑顔にさせ、時には勇気を与えるピーボ。 だが、ピーボと笠門には もう一つの隠された仕事がある。警察病院特別病棟に移送されてきた囚人にピーボが寄り添い、痛みで弱っている また死の淵にたっている囚人たちがピーボにだけふと洩らす「秘密」から事件解決の糸口を見つけようというのだ。 「ほんとうはこんな仕事やりたくないんだろ?」とピーボに問う笠門。こんな卑怯なやり方、と捜査方法に前向きではない笠門だが、優秀なピーボくんは大活躍! 九人を殺害し死刑判決を受けた男が 末期癌で移送されてきた。死を目前にしてピーボと二人きりになった男はピーボに語りかける。「最期にお前にだけ喋っちゃうよ。七件目はオレじゃねえんだ。」 ピーボくん どんな訓練うけてるの? こんな澄んだお目目で見つめられたら、私も 墓場まで持っていこうとしている秘密をポロりと打ち明けちゃうんだろうか(首輪に付けた盗聴器で笠門に全て聴かれてるけどね笑) ワンᐡ。• ·̫ •。ᐡ‬ とはいえ、うちは今 家族全員が「猫飼いたい病」に侵されております ฅ( ̳• ·̫ • ̳ฅ)وニャー

Posted byブクログ

2024/03/03

人々を癒す警察犬、ファシリティドックが事件を解決!凛々しくて可愛いピーボに惚れる #犬は知っている ■あらすじ 警察病院で子どもたちを癒すファシリティドックとして活躍しているピーボくん。笠門巡査部長とピーボは、特別病棟に入院する受刑者と会話し、犯罪の情報を聞き取る使命があった。...

人々を癒す警察犬、ファシリティドックが事件を解決!凛々しくて可愛いピーボに惚れる #犬は知っている ■あらすじ 警察病院で子どもたちを癒すファシリティドックとして活躍しているピーボくん。笠門巡査部長とピーボは、特別病棟に入院する受刑者と会話し、犯罪の情報を聞き取る使命があった。犯罪者からの新たな情報から、彼らは捜査を始めるのだった。 ■きっと読みたくなるレビュー アニメ脚本やコロンボの翻訳を手掛ける大倉先生らしい作品。読みやすく映像がそのまま浮かぶようなストーリー展開で、どなたでも安心して楽しめる連作短編です。 ファシリティドックという素材をうまく使ったエンタメ小説で、そこにお得意の謎解きで読者を引き込んでいきます。特に四話目はお得意の倒叙ミステリーで、このネタはあれだな~なんて思いながら楽しませていただきました。 物語としては最終話が一番のお気に入り。二つの意味の「警察の犬」を物語にあしらうなんざ流石ですよ。特に終盤は、ちょっと複雑な構造も先生らしい決め手でニヤリ。ぜひ映像化して欲しくなる作品でしたね。 そしてなんといってもピーボくんが凛々しくて可愛い!表紙をわんちゃんの装画にしたのは大正解ですね。いつも笠門の横で活躍するピーボが見えてきて、きゅんきゅんさせてもらいました。我が家には猫が二匹いますが、すっかり犬も飼いたくなってしまいました。 ■ぜっさん推しポイント 本作のイチ推しキャラは、警察官の笠門。捜査の主要部門ではありませんが、洞察も鋭く、周囲の人たちにも優しい。そして最も素晴らしいのは、常にピーボくんの安全や健康を最優先に考えてあげられるところなんです。 この謙虚さと真面目さが静かに伝わってきて、忘れがちな何かを思い出させてくれるんですよね。我々も当たり前だと思っていることに、感謝をしないといけないですね。

Posted byブクログ

2024/02/23

ファシリティドック初めて耳にする名前です。 裏の任務はフィクションぽいですがでも警察と犬のバディーぶりが迫力もあり面白くてよかった。表紙の『ピーボ』の絵がカッコイイです。もちろん続編希望です!!

Posted byブクログ

2024/02/21

ファシリティードッグのピーボとハンドラーの笠門。 警察病院に入院している子供たちを癒すことが仕事だが、実は特別病棟に入院する受刑者から情報などを聞き出すという密命も帯びていた。 小児病棟の子供たちがピーボにどれだけ力を貰っているのか、事件解決以上に心を打つ。 「一日署長」の五...

ファシリティードッグのピーボとハンドラーの笠門。 警察病院に入院している子供たちを癒すことが仕事だが、実は特別病棟に入院する受刑者から情報などを聞き出すという密命も帯びていた。 小児病棟の子供たちがピーボにどれだけ力を貰っているのか、事件解決以上に心を打つ。 「一日署長」の五十嵐いずみとの絡みで、ポルタも活躍するのかと期待したが、残念。 「警視庁いきもの係」の薄・須藤との絡みも読んでみたい。

Posted byブクログ

2024/03/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 犬のイラストが目立つ、大倉崇裕さんの新刊である。ゴールデン・レトリバーのピーボは、警察犬ではなく、ファシリティドッグ。警察病院に常駐し、小児科病棟で子供たちを癒すのが役目。しかし、ピーボには裏の任務があった。  その任務とは、癒し効果で余命わずかな囚人患者の心を開かせ、事件の秘密について口を割らせること。ピーボ専任担当の笠門巡査部長は、指示された囚人患者の病室にピーボを連れていく。犯罪者相手とはいえ、卑怯な任務には違いない。  最初の第1話から、おやと思う。『一日署長』に登場したいずみが再登場しているではないか。本作中では笠門への資料提供を担い、あくまで脇役だが、奇妙な任務を担う者同士、気は合うらしい。過去の事件を蒸し返すという点も共通している。  作り話とはいえ、ポロっと何か漏らしてくれれば儲け物。実際、笠門が得られる情報は極めて断片的。いずみの協力が得られるとはいえ、基本的に笠門1人と1匹で動かなければならない。捜査員ではない笠門だが、立場は適当に誤魔化す。  9人を殺したとされる死刑囚が、1人だけ自分の犯行ではないと言う。真相は、おいおいおい…。自殺と処理された案件が、実は殺人だった? うーむ、そうまでしてその地位が欲しかったのか。時には現在進行の事案に駆り出される。  殺人現場を目撃したという少年。しかし、目撃したのは神奈川県だった。こういう捜査法はドラマでよく見る気がするが…。かつて麻薬捜査の渦中に自殺した捜査員。彼に使われていた情報屋は、何を知る? とりあえず、ピーボお疲れ様。  全5話、それなりに練られているが、実際に再捜査に奔走する笠門より、ピーボが目立っているような。ピーボ以外の特徴を見出しにくいのが正直なところである。何より、せっかくの『一日署長』とのコラボ効果も出ていないのが残念。  ピーボと笠門の再登場があるとしたら、いずみが過去に飛んで捜査し、ピーボと笠門が現在で過去の事件を追う、胸熱な展開を期待したい。

Posted byブクログ

2024/02/05

ファシリティドッグのピーボが、笠門巡査部長と共に事件を解決する。 どちらかと言うと頼りない笠門の存在が、読者をイラつかせながらも事件解決へと気持ちが引き込まれてゆく。 謎解きも無理なく意外性もあり、頭の良いゴールデンレトリバーへの親近感もあって次作も読みたいと思わせてくれた。 前...

ファシリティドッグのピーボが、笠門巡査部長と共に事件を解決する。 どちらかと言うと頼りない笠門の存在が、読者をイラつかせながらも事件解決へと気持ちが引き込まれてゆく。 謎解きも無理なく意外性もあり、頭の良いゴールデンレトリバーへの親近感もあって次作も読みたいと思わせてくれた。 前作でお馴染みのシュイイインのポルタと五十嵐いずみの登場も読者の気持ちをくすぐる。 面白かった。

Posted byブクログ