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御社のチャラ男 の商品レビュー

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33件のお客様レビュー

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2024/05/06

世の中には真性チャラ男もいるけど、このチャラ男は中身がないことを悟っている点で仮性チャラ男だ。 組織で働くってことは、色々と割り切りが必要だなと改めて感じた。

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2024/04/29

相変わらずサラリーマンというものをよく描いてくれる。サラリーマン曼荼羅の完璧な絵図。大好きな作品ではないけれど、読んで良かった作品。

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2024/04/11

これはお仕事小説じゃなく会社員小説というのが納得! お仕事小説は読むと自分も頑張ろうと思えるが これはそうではない。 この小説は出てくる人達が特徴的で 妙にリアルに読めるからちょっと苦しくもなる。

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2024/04/10

お仕事小説ではない。ギャグ満載の軽い小説でもない。組織に集うさまざまな個人の心理と相互関係を描いて、面に敷き並べたという感じを受けた。それぞれに過去や、生傷や、妄想や、漠然とした憧れを持って生きる普通の人間であり、彼らが企業や社会を動かしている。

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2024/04/02

想像上のチャラ男だと思って読み始めたら、現実のチャラ男だった。 でてくる人みんな、こういう人いるよね。という現実の人たちだった。 自分も他人からしたらこの中にいるのかもしれない。

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2024/04/07

面白かった。叙述トリックのような終盤が特に良いです。 恐らく自身の欠点・短所を客観的に認識できているのは"チャラ男"三芳部長、"窃盗癖"山田さん。しかし、周囲から二人の言われようときたら散々。 自分のことを"正しく"認識できているからと言って、それが社会的・人格的その他にとって...

面白かった。叙述トリックのような終盤が特に良いです。 恐らく自身の欠点・短所を客観的に認識できているのは"チャラ男"三芳部長、"窃盗癖"山田さん。しかし、周囲から二人の言われようときたら散々。 自分のことを"正しく"認識できているからと言って、それが社会的・人格的その他にとって"正しく"機能し反映されるかと言うと、そんなことはないんだよなあ…と、身につまされました。 そして、誰かから見れば評価は低かったり悪かったり、高かったり良かったり。また誰かから見れば違う評価や印象になる。 なんて恐ろしくも可笑しいんだろう。 人間ってどうしようもなく、関係性の中で生きているのだなあ。 では個人の本性とはどこにあるのか、ないのか。 まあ、ないのかもしれないですね。 皆まやかしの「本性」に囚われ生きているのかな。そんなもの知るかと生きていたチャラ男も、遂には囚われてしまったことだし。 主観と客観、認知の差異を探偵のように詳らかにしていく絲山さんの表現が凄かったです。 社内の人びとの相関図の描き方、展開の仕方とか。 こんなふうに書けるのか〜!と思いました。

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2024/03/25

チャラ男というから、どんな人たらしが出てくるのかなと思ったら上辺だけ整えて自信がない薄っぺらなおじさんの話だった。 みんなが人たらしの手のひらで転がされて、あの人こんなところがずるいよね〜でも好き!みたいな話かと思ってたので、全然違った笑 磯崎さんの章のこちらの文章が刺さりまく...

チャラ男というから、どんな人たらしが出てくるのかなと思ったら上辺だけ整えて自信がない薄っぺらなおじさんの話だった。 みんなが人たらしの手のひらで転がされて、あの人こんなところがずるいよね〜でも好き!みたいな話かと思ってたので、全然違った笑 磯崎さんの章のこちらの文章が刺さりまくってしんどかった。 「正月とは、なんというさびしさなのだろうと思う。(中略)日本中に老人のさびしさが溢れる。」 自分の両親にはこんな寂しさを味わせたくないけど、核家族化が進み、親戚同士で集まる機会なんて滅多になくなった現代では、意識して動かないと難しそう。 新市長や新知事がヌルッと決まったことや、「それがどうした」というパワーワードが登場したことが不穏な出来事の始まりのように描かれているけど、結局具体的にどんなことが起きたのかよくわからなかった。 (ジョルジュ社が謝罪会見をすることになったのは、社長が変なことしたからだし。) 産後の寝不足でぼんやりした頭で読んでるからかもしれない。

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2024/03/22

中小食品メーカーの管理職、通称「チャラ男」は要領こそ良いものの部下の信頼を得ていない。そんなチャラ男を軸に、各々が語る仕事論からは、サラリーマンの悲哀が透けて見える。

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2024/03/16

あらすじ  美容や健康のためのオイル、ビネガーなどの商品を扱うジョルジュ食品に勤める三芳道造部長。見栄っ張りで、どこかいい加減、ノリが軽やかな彼は社内でひそかに“チャラ男”と呼ばれていた。 総合点 2.2/5 ストーリー 2.0/5 何が言いたいのか、よくわからない。 ストー...

あらすじ  美容や健康のためのオイル、ビネガーなどの商品を扱うジョルジュ食品に勤める三芳道造部長。見栄っ張りで、どこかいい加減、ノリが軽やかな彼は社内でひそかに“チャラ男”と呼ばれていた。 総合点 2.2/5 ストーリー 2.0/5 何が言いたいのか、よくわからない。 ストーリーも深みがなく、読むのがしんどかった。 キャラクター 3.0/5 数多くの登場人物が出て来て、1人1人章立てしている。キャラクター同士のつながりは「チャラ男」を中心に繋がっているものの、繋がりがストーリーに大きく関わってくるわけではない。 表現力 2.0/5 意図的にそうしているのだと思いますが、全体をとおして短い文章で書かれているため、個人的には読みづらかったです。好き嫌いがあると思います。 テーマ 2.0/5 ありがちな会社の日常を書きたかったのかもしれませんが、ちょっとよく分からなかったです。 満足度 2.0/5 読後感はあまり良くなく、やっと読みおわった、と感じました。

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2024/03/09

ある会社のチャラ男(部長)の周辺の人々のことをその人たちの視点から変わるがわる描いた作品。 タイトルで読みたい!と思った作品だが、思っていたのと違った。全体的にうーん、という感じでした。

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