注文に時間がかかるカフェ たとえば「あ行」が苦手な君に の商品レビュー
読んでいる途中も読後も色々と考えさせられました。 読んだ人の立場によって捉え方が違うのでしょうけど良作だと思います。吃音の当事者・親家族・周りにいる人・別の障害がある人等々それぞれの立場で当書が気づきの手助けになったり救いになったりする事と思います。 自分は相手の話を遮って話して...
読んでいる途中も読後も色々と考えさせられました。 読んだ人の立場によって捉え方が違うのでしょうけど良作だと思います。吃音の当事者・親家族・周りにいる人・別の障害がある人等々それぞれの立場で当書が気づきの手助けになったり救いになったりする事と思います。 自分は相手の話を遮って話してしまうクセがあり、その後何であんな事したんだろう、何で我慢できなかったんだろうかと後悔ばかりでした。 傾聴力と広く言われるようになるとそうしようと思ってもまたやってしまいさらに強く後悔することもしばしば。 本書を読んでもしかして吃音の方に嫌な思いをさせてしまっていたのかもと反省です。 吃音という言葉を知っていましたが、表面上の事柄しか知らなかったんだということも反省です。 本書は吃音の啓蒙書としてもとてもいいのではないでしょうか。 それにしても、カフェの設立・運営をするパワーと情熱は凄い!頭が下がります。参加した若者たちが変わっていく姿には感動しました。 これからも笑顔が増える活動が続くことを願うばかりです。 そして著者の取材対象者への暖かさも感じられる程でいいノンフィクションだったと思います。
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吃音に対して、昔、真似をすると伝染ると聞いた事があったが、この本を読んで認識不足だと気づかされた。 今まで出会った人の中で、吃音の人は何名かいたが、当事者の方が困っていたり、傷ついることに思いを巡らせることは無かったし、吃音症とか意識せずに接していたと思います。 「目に見えない障...
吃音に対して、昔、真似をすると伝染ると聞いた事があったが、この本を読んで認識不足だと気づかされた。 今まで出会った人の中で、吃音の人は何名かいたが、当事者の方が困っていたり、傷ついることに思いを巡らせることは無かったし、吃音症とか意識せずに接していたと思います。 「目に見えない障害」って、色々ありますが、私達一人一人が、相手を思いやっていけたら、素敵だなと思いました。 もっと想像力を高めていきたいと思います。
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「いらっしゃいませ」、メニュー、代金。吃音でそれらが言えず、接客アルバイトを諦めていた若者がいた。人と話したいけど言葉がうまく出てこない――そんな悩みを抱えた若者たちが、奇想天外な1dayカフェを始めた。発起人は、自身も吃音症でかつて夢をあきらめていた奥村安莉沙。こんな接客があっ...
「いらっしゃいませ」、メニュー、代金。吃音でそれらが言えず、接客アルバイトを諦めていた若者がいた。人と話したいけど言葉がうまく出てこない――そんな悩みを抱えた若者たちが、奇想天外な1dayカフェを始めた。発起人は、自身も吃音症でかつて夢をあきらめていた奥村安莉沙。こんな接客があってもいい。誰もが、自分らしく社会に一歩を踏み出せるよう、斬新な試みを成功させている話題のプロジェクト。言葉をめぐる冒険、思いを伝え合う素晴らしさ、待つことの幸福。エッセイの名手・大平一枝が描く、温かな感動の物語。
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カフェで働いてみたかった、一歩踏み出したかったなどという理由で吃音の人が集い1dayカフェをする話 話を遮らないで欲しい、言い終わるまで待って欲しい、先回りして言って欲しいと人によって、どうして欲しいかは様々 まずは知ることから
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どこかで聞いたようなタイトルの本。「注文に時間がかかるカフェ」とは、吃音で悩む人達のために、同じ障害の奥村安莉沙さんが始めたプロジェクトだ。本書はその活動に密着取材したノンフィクションである。カフェで働くという夢をあきらめた奥村さんだが、自らの経験から若者のために1日限定のカフェ...
どこかで聞いたようなタイトルの本。「注文に時間がかかるカフェ」とは、吃音で悩む人達のために、同じ障害の奥村安莉沙さんが始めたプロジェクトだ。本書はその活動に密着取材したノンフィクションである。カフェで働くという夢をあきらめた奥村さんだが、自らの経験から若者のために1日限定のカフェを始める。主催者が場所と資金を提供し、障害を持つ人が接客を担当する。予約制で飲食費は無料だ。参加者は接客体験を通じて自信をつけ、見違えるように変わるという。 奥村さんによれば、吃音の方は全国に120万人もいるという。割合としては100人に1人だ。その割に身近にいた記憶がないのは、彼らが障害を苦にして心を閉ざしていたせいだろうか。単にぼくが鈍くて気付かなかっただけかもしれないが……。 活動の詳細も興味深かったが、吃音を巡る誤解や偏見に胸が塞がる思いだった。
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派遣社員をしていた頃、一時期電話を取ってすぐの「ありがとうございます」の「あ」が出てこなくなったことがありましたが、軽い吃音だったのかな、と今でも思います。 小学校で日本語を教えていたときは、ペルールーツの男の子に吃音がありました。のんびりした性格で優しいためか、クラスでは比較...
派遣社員をしていた頃、一時期電話を取ってすぐの「ありがとうございます」の「あ」が出てこなくなったことがありましたが、軽い吃音だったのかな、と今でも思います。 小学校で日本語を教えていたときは、ペルールーツの男の子に吃音がありました。のんびりした性格で優しいためか、クラスでは比較的温かく見守られていましたが、大人になった今ではどうしているのかな、と思います。 コミュニケーション能力、プレゼンテーション能力が求められる社会生活で、生きづらい思いをしている人がどれほどいるのでしょう。 多様性を認める、と口で言うのは簡単ですが、社会が変わるとはなかなか思えません。 このような活動が少しでも広まり、理解する人が増えますように。
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図書館の新刊コーナーで見つけた 知らないことがたくさん 私は全く気が付かなかったけど 今まで周りにいたんじゃないかと思う ごめんなさいって言いたい
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▼配架・貸出状況 https://opac.nittai.ac.jp/carinopaclink.htm?OAL=SB00553478
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吃音についての知識は少しあった。 身内にいるから。その子は、とても努力家で、言葉の教室に通いながら頑張っていた。 だから、わたしは、もう少し吃音を知りたくて手に取りました。 個性として受け入れられる社会になるように、と願います。
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田中さんという苗字と同じ割合(P.46,47)、およそ100人にひとり、だという吃音当事者。 意外にも多い割合だと思うのも、この本に書かれているように、目に見えない、隠している、隠されている障害だと知ると理解できた。 世代によって捉え方が違う吃音。 吃音当事者だけでなく、どん...
田中さんという苗字と同じ割合(P.46,47)、およそ100人にひとり、だという吃音当事者。 意外にも多い割合だと思うのも、この本に書かれているように、目に見えない、隠している、隠されている障害だと知ると理解できた。 世代によって捉え方が違う吃音。 吃音当事者だけでなく、どんな人も、話すことに穏やかな心を持てる、そんな未来を思いたい。
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