注文に時間がかかるカフェ たとえば「あ行」が苦手な君に の商品レビュー
図書館の新刊コーナーで見つけた 知らないことがたくさん 私は全く気が付かなかったけど 今まで周りにいたんじゃないかと思う ごめんなさいって言いたい
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▼配架・貸出状況 https://opac.nittai.ac.jp/carinopaclink.htm?OAL=SB00553478
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吃音についての知識は少しあった。 身内にいるから。その子は、とても努力家で、言葉の教室に通いながら頑張っていた。 だから、わたしは、もう少し吃音を知りたくて手に取りました。 個性として受け入れられる社会になるように、と願います。
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田中さんという苗字と同じ割合(P.46,47)、およそ100人にひとり、だという吃音当事者。 意外にも多い割合だと思うのも、この本に書かれているように、目に見えない、隠している、隠されている障害だと知ると理解できた。 世代によって捉え方が違う吃音。 吃音当事者だけでなく、どん...
田中さんという苗字と同じ割合(P.46,47)、およそ100人にひとり、だという吃音当事者。 意外にも多い割合だと思うのも、この本に書かれているように、目に見えない、隠している、隠されている障害だと知ると理解できた。 世代によって捉え方が違う吃音。 吃音当事者だけでなく、どんな人も、話すことに穏やかな心を持てる、そんな未来を思いたい。
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若者のお芝居を観に行く道中で読了。 表現したいことを思った通りにできるということの幸福に思い至った。 父の脳梗塞後の失語症で、もどかしさを知った。 自分自身もスピーチは心臓バクバクになるし、うまく話せない。 それは知っていることで、恥ずかしいことではなくなる。 待てること、待つこ...
若者のお芝居を観に行く道中で読了。 表現したいことを思った通りにできるということの幸福に思い至った。 父の脳梗塞後の失語症で、もどかしさを知った。 自分自身もスピーチは心臓バクバクになるし、うまく話せない。 それは知っていることで、恥ずかしいことではなくなる。 待てること、待つことの安心感や豊かさを知る人が増えるといい。 注カフェ、行ってみたい。
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以前TVニュースで注カフェを見たことがありますが、真剣にはみておらず、吃音の事もさほど重くは受け止めていませんでした。 奥原さんや当事者の方たちの見えない奥深い苦悩の数々、愛美さんや参加者の成長の様子に胸がギュッとなりました。思わず涙。大平さんの距離感を保ちつつ優しい眼差しのよう...
以前TVニュースで注カフェを見たことがありますが、真剣にはみておらず、吃音の事もさほど重くは受け止めていませんでした。 奥原さんや当事者の方たちの見えない奥深い苦悩の数々、愛美さんや参加者の成長の様子に胸がギュッとなりました。思わず涙。大平さんの距離感を保ちつつ優しい眼差しのように寄り添う文章が好きです。沈黙、間、待つ、忘れがちな時間です。
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私は吃音者です。だからこそ読んでいる間、出てくる若者たちが訴える苦悩や願望に、共感の叫びが絶えなかった。 取材をした 大平さんの、注カフェ店員の若者たちへの寄り添い方がやさしい。 老婆心ながら、 などと言っているが、それは本心からとっさの言動なのだろう。 注カフェを発起させ...
私は吃音者です。だからこそ読んでいる間、出てくる若者たちが訴える苦悩や願望に、共感の叫びが絶えなかった。 取材をした 大平さんの、注カフェ店員の若者たちへの寄り添い方がやさしい。 老婆心ながら、 などと言っているが、それは本心からとっさの言動なのだろう。 注カフェを発起させた奥村さんもとてつもない大きなモチベーションのある方で、仕事を辞めて活動に注力する情熱。「自分が経験した苦しさを、これからの若者には味わって欲しくない」 と。彼女の本気さ感じた。 また、大平さんは以前 相手の話を聞いていることをアピールするために無意味な相槌を何度もついていたり、言葉の先取りをしていたそうだが、 そのような行動は吃音者には禁忌で、かえって焦られてしまいストレスを与えるばかりだということを知ってからは、 「相手(の言葉)を待てるようになった」P234 で語っている。 待つからこそ、聞ける本音がある。 その通りだ。 私たち吃音者は、沈黙を恐れる。 言葉が喉や舌に貼り付き、根を生やし、呻き声しか出ない苦しいあの瞬間。 無理やり言葉を言おうとするも、空気しか出ず、苦しさに表情が歪む。そのみっともなさ、情けない自分に嫌悪感。 とっさに言いやすい言葉に変換しようものにも、挨拶などの定型文だと言い換えができない。 そんな、「外から見えにくい苦労」を抱えた吃音を持つ若者たちが、安心して、接客できる カフェ。 彼らも日々周りからの偏見や誤解に晒され、心をすり減らして生きているのだろう。 だからこそ、何の心配もする必要のない場を求めていたんだな。 注カフェ、そこはなんてやさしさに溢れた場所なのだろうと。 自分も高校生なら参加したかった!(いま32歳・・・)と思いながら、本を閉じた。
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本書は"吃音"をもつ言葉が流暢に話せないカフェ「注文に時間がかかるカフェ」の非当事者視点で書かれたルポです。 当事者ではない視点から語られる話は吃音を知らない、名前だけは知っているという方にとって伝わりやすい内容かと思います。 純粋な若者の夢を見つめる気持ち...
本書は"吃音"をもつ言葉が流暢に話せないカフェ「注文に時間がかかるカフェ」の非当事者視点で書かれたルポです。 当事者ではない視点から語られる話は吃音を知らない、名前だけは知っているという方にとって伝わりやすい内容かと思います。 純粋な若者の夢を見つめる気持ち、私達が何気なく話している言葉の重みが詰まっています 新しい視点から言葉、コミュニケーションが観られる良書です。
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YouTubeも見てみようと思った。吃音者が吃音のことを書いている本はあるが、非吃音者が吃音のことを書いているということが、啓蒙につながると思う。実名を出してインタビューに答えている参加者の方々に敬意を表したい。
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